映画:勝利の選択

「勝利の選択」のネタバレあらすじと結末

コメディ映画

勝利の選択の紹介:2018年に制作された短編映画です。とあるお題を元に48時間以内に短編映画を作る「OSAKA 48 hour film project 2018」のために制作された作品となっており、ジャンルはファミリーフィルムとなります。さらに本作は135都市のグランプリ作品が争いを繰り広げる映画祭「Filmapalooza 2019 in Orlando」において集団演技賞を受賞しており、そのうえカンヌ映画祭で上映される作品にも選ばれているほどです。

あらすじ動画

勝利の選択の主な出演者

東候補(西田優史)、山之上候補(山下晶)、三枝(山口恒次)、東候補の上の娘(佐藤柚葉)

勝利の選択のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 勝利の選択のあらすじ1

勝利の選択のシーン1 村長選挙において、全国初の投票再審議が行われることになりました。まったくの同数で開票を終えた両陣営、その勝敗の行方は無効票の審議が鍵を握っています。

無効票の再審議を担当するのは三枝という男です。会場には両陣営の候補とその家族、仲間が集まっていました。
早速無効票の審議が始まります。最初の無効票にはデブ3票と書かれており、これは太っている山之上候補の得票として認定されました。妻と娘は太っていて良かったねと喜びます。
次の無効票にはガリガリ4票と書かれていました。これは東候補の得票となります。
その次の無効票はバカ10票でした。これには両陣営並びに報道陣もざわつきます。いったいどちらがバカなのか分からないからでした。
すると担当者の三枝が事前に両候補にはペーパーテストを受けてもらったと明かします。東候補は頭を抱え、山之上候補は得票に影響すると知っていれば、わざと手を抜いたものをと叫びました。一瞬シーンとなります。
三枝が点数を発表しました。東候補は26点、山之上候補は30点でした。自分のほうが点数が上だと山之上候補は喜びます。ですがバカ10票であるため、得票が入るのは点数の低い東候補です。
ちなみに今回のペーパーテストにおける一般人の平均は87点となります。つまりどちらもバカでした。

【承】- 勝利の選択のあらすじ2

勝利の選択のシーン2 三枝は次も多いと言い、ハゲ15票と発表しました。その瞬間、山之上候補の妻がやったーと喜びます。
山之上候補は複雑な表情を浮かべ、「私の負けだ」と呟きました。すると妻が何を言っているんだと呆れた表情になり、「あなたがハゲだということはここにいるみんなが知っている」と心にぐさりと来る言葉を吐きます。
山之上候補は髪を抑え、「これは地毛だ」と慌てふためきました。周囲はじとっとした目を向けます。
山之上候補がその視線に怯んでいると、東候補が「じゃあ私がハゲってことでいいですか?」と口を挟みます。彼が最近ちょっとアレなんでというと、山之上候補が全然ハゲていないじゃないかと反論しました。
しかし三枝は東候補に入れようとし、山之上候補は「ちょっと待て」と泣きながら、カツラを取ります。ハゲだとバレても得票が欲しかったのです。山之上候補は「これがお前たちのやり方かー」と叫びました。

次の無効票はドエム6票でした。子供たちはドエムってと聞き、母親たちは何だろうねと誤魔化します。
両候補自覚なしということで、三枝の権限において検証が行われることになりました。三枝は橋爪という女性に検証を任せます。
橋爪は女王様のマスクとムチを使い、東候補と山之上候補をいたぶります。その結果、山之上候補がドエムだと判明し、票が入りました。
票を獲得した山之上候補は「どうだ俺の演技力は」と妻に言いますが、じとっとした目を向けられるだけに終わります。

【転】- 勝利の選択のあらすじ3

勝利の選択のシーン3 誠実さ10票の無効票が発表されました。それを聞いた途端、山之上候補が、東候補の上の娘を罵倒し始めます。いわく最近帰りが遅く、親のしつけがなっていないと。
東候補の妻は塾に行っているだけだと反論します。それに対し、山之上候補は村の盛り場で見かけたという情報もあるぞと追い討ちをかけました。
すると会場に1人の酔っ払いが入ってきます。山之上候補はその酔っ払いに向かって、東候補の娘を村の盛り場で見かけたんだよなと尋ねました。
しかし酔っ払いは知らないと答えます。それどころか山之上候補が妻以外の女性とホテルに入っていくのを見たと証言したのでした。
妻は怒り狂い、山之上候補と浮気相手の女性に食ってかかります。場が荒れたため、三枝は誠実さの票は無効にすると宣言し、いったん審議は中断されます。

場面は変わり、会場の外に東候補の上の娘が座っていました。そこに報道記者の女性が近づき、「お父さんってどんな人?」とインタビューします。
娘は東候補は選挙のことで頭がいっぱいだと答えます。報道記者は将来はお父さんと一緒に働きたいかと聞きますが、娘は「誰がこんな村」とぼそっと呟きました。
報道記者は「え?」と聞き返しますが、娘はそれ以上は何も言わず、その場を離れていきます。

無効票の審議が再開されます。東候補と山之上候補はあっちむいてほいに親指相撲や腕相撲といろいろな勝負を繰り広げました。
ここまで争った結果、両候補の票は並んでいます。最後の1票にすべてが委ねられることになりました。

【結】- 勝利の選択のあらすじ4

勝利の選択のシーン2 三枝がついに最後の1表を発表します。そこには「もし家族に危険が迫っていたとしても村の安全のほうを取る人」と書かれていました。三枝が「正直にお答えいただけますか」と両候補に尋ねます。
山之上候補は「それぐらいの覚悟がなければ村長は務まらない」と言います。東候補は私もと言いかけますが、「やはり家族のほうが大切だ」と答えました。
そもそも東候補が立候補した理由は、子供たちの未来のためです。彼は村民には申し訳ないけど、私にはその覚悟がないと頭を下げました。
そんな父の様子を娘はなんともいえない表情で見つめています。これにより山之上候補が1票獲得し、当選が決定しました。

東候補とその家族は会場の外に出ます。彼は家族に向かって「お疲れ様」とねぎらいの言葉をかけました。
妻も「もう少しだったのにね」と声をかけます。次の瞬間、上の娘がどこか泣きそうな声で、「お父さん」と呟きました。
上の娘が「最後の票は私なの」と告白し、「まさかあんなことになるなんて」と涙を流します。それに対し、東候補は「分かっていた」と返しました。
上の娘は驚きの表情を浮かべつつ、「負けたんだよ。どうして平気なの?」と詰め寄ります。東候補は何も言わず、娘に笑顔を向けました。

彼ら家族は絆を深め、会場を後にします。

みんなの感想

ライターの感想

一見バカバカしい感じだけで進んでいくかと思いきや、ラストは家族の絆を描くという感動的な終わり方になっています。短いながらもラストで家族を描ききっているのはすごいと思いました。

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