映画:帰ってきたヒトラー

「帰ってきたヒトラー」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

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【承】– 帰ってきたヒトラーのあらすじ2

旅を終えたヒトラーとザヴァツキは企画を売り込むべくテレビ局へ向かいました。しかし、そこで待ち構えていたのは、ザヴァツキを解雇した副局長ゼンゼンブリンクでした。ザヴァツキが必死に説得を試みる横で、ヒトラーはテレビ局の会議に乱入。そして、やり手の女性局長ベリーニら幹部たちを前に得意の演説を披露し、たちまち会議を乗っ取ってしまいます。この企画に既存の番組にはなかった新鮮味を感じたベリーニは、企画採用を即決。こうしてヒトラーのテレビ進出の場が整えられましたが、ゼンゼンブリンクはこの企画を妨害しようと画策していました。それによって、自分の出世の邪魔になっているベリーニを排除したいと思っていたのです。早速、ゼンゼンブリンクはヒトラーが出演する予定のバラエティ番組に根回しし、きわどいテーマを取り上げるよう圧力をかけるのでした。

ヒトラーが初出演する番組は、司会者が痛烈な政治ジョークで笑いを取る生放送のバラエティでした。台本はあらかじめ決められていましたが、ヒトラーは登場するなり観客の前で黙り込んでしまいます。テレビ局のスタッフはヒトラーの沈黙に焦り始めますが、ヒトラーにとって観客の注意をひきつける一つの作戦でした。長い沈黙の後、ヒトラーはようやく口を開きました。ヒトラーは苦しい時代における娯楽の必要性に理解を示しながらも、低能なテレビ番組を垂れ流す業界に苦言を呈しました。

「この国は何だ?子供の貧困、老人の貧困、失業、過去最低の出生率。無理もない、誰がこの国で子供を産む?我々は奈落へまっしぐら。だがその奈落を我々は知らない。テレビは奈落を映さず、料理番組しか流さない。私はテレビと戦う。我々が奈落を知り、克服するようになるまで」

観客、視聴者、そしてベリーニを始めとするテレビ局スタッフは、この数分間でヒトラーの圧倒的な迫力に魅了されてしまいました。この番組をきっかけに、ヒトラーの人気は鰻上りに上昇。実際に人々の声を聞き歩いてきたヒトラーの言葉には強い説得力があったのです。

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