映画:快盗ルビイ

「快盗ルビイ」のネタバレあらすじと結末

快盗ルビイの紹介:1988年製作の小泉今日子、真田広之主演のロマンティックコメディ。ヘンリー・スレッサーの「快盗ルビイ・マーチンスン」を原案とした作品で、「ルビイ」というあだ名の怪盗を自称する女性と弱気な男性のハチャメチャな犯罪計画を描いていく。監督はイラストレーター出身の和田誠で、監督第二作目の本作では第62回キネマ旬報ベストテン10位に選出、真田広之には主演男優賞をもたらした。

あらすじ動画

快盗ルビイの主な出演者

加藤留美(小泉今日子)、林徹(真田広之)、徹の母(水野久美)、食料品屋の親父(天本英世)、宝石店の店長(斎藤晴彦)、マンションの住人(岡田真澄)

快盗ルビイのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 快盗ルビイのあらすじ1

舞台はとある街のマンション。冴えないサラリーマンの徹は母親と二人でこのマンションで暮らし、平凡な毎日を送っていました。そんなある日、徹の部屋の真上の部屋に留美というかわいらしい女性が引っ越してきました。留美は社交的な性格で、すぐに徹に親しく話しかけ、「ルビイ 」と呼んでと笑いかけてきました。徹はそんなチャーミングな留美をすぐに意識するようになっていきました。

そんなある夜、留美は徹に一緒に泥棒をやろうと迫ってきました。留美はもっといい生活をしたいと望み、泥棒で金を手に入れたいと望んでいたのです。弱気な徹は断りきれず、留美の泥棒計画を手伝うこととなってしまいます。

留美は手始めに輸入食料品屋の親父から大金を盗むことを計画しました。徹は実行犯を任され、銀行に向かう親父の近くで自転車事故を起こし、親父のカバンのすり替えに成功します。留美は男性が銀行に大金を入金しに行くはずと決めつけていましたが、カバンの中身はほとんど現金が入っていませんでした。留美は徹にカバンを返すよう指示、徹は素直にカバンを返しに行くと、男性から深い感謝を示されるのでした。

次に留美が考えたのは銀行強盗で、徹が再び実行犯を任されることとなりました。留美の考えた計画はピストルで脅すような荒っぽいものではなく、ただ窓口にメモ書きを差し出すというものでした。仲間が銃を向けているから黙って現金を出せ、と書かれたメモ書きを出せば、銀行員は素直に大金を出すはず…それが留美の考えでした。

【承】- 快盗ルビイのあらすじ2

計画決行当日、徹と留美は銀行に向かいました。徹はガムを噛んで緊張を抑えながら窓口に向かい、あのメモ書きを銀行員に渡しました。すると、銀行員はメモを読んで怒り出し、徹は怖くなって逃げるように銀行から去ってしまいました。留美が銀行員に渡したメモ書きを読むと、そこには牛乳配達屋への注文内容が書かれていました。徹の母親が玄関先に毎朝置いている牛乳配達屋へのメモ書きを徹は誤って持ってきてしまったのです。徹は自分のミスに笑いますが、留美は怒って帰ってしまいました。

その後家に戻ると、居間の机の上には3,300円の現金が置かれていました。母親の話によれば、なぜか牛乳配達屋が現金を置いていったのだといいます。銀行強盗で使うはずだったメモを牛乳配達屋が読んでしまったと徹は理解し、笑いながら現金を返しに行きました。

その後も留美は懲りずに犯罪計画を考え、今度は詐欺事件を計画しました。それは、安物のイヤリングを宝石店に高く売りつけるというものでした。そのために、留美は徹に富豪のようなゴージャスな格好をさせ、大切なイヤリングを片方なくしてしまったと宝石店に訴えるよう指示しました。徹は留美に言われた通り、なくしてしまったイヤリングを手に入れるためなら何円でも出す、と宝石店に告げ店を後にしました。あとは留美が後日宝石店を訪れ、片方のイヤリングを見せれば、必ず宝石店は富豪の望みを叶えるために大金を払ってでも安物のイヤリングを買い取るはず…留美はそう考えていました。

ところが、いざ留美が宝石店にイヤリングを持って行くと、店長はイヤリングを高価なものとみなそうとしませんでした。留美はもう一度揺さぶりをかけるため、徹に宝石店に行くよう指示しました。早速富豪の仮装をして店に向かった徹でしたが、宝石店側は徹がなくしたと主張するイヤリングを揃えて待ち構えていました。徹は何円でも出すと言った手前引き下がれず、1万円を出して安物イヤリングを買い取りました。留美が用意したイヤリングは思いの外広く流通していた品物だったらしく、宝石店の店長は安物のイヤリングを見つけ出していたのです。

【転】- 快盗ルビイのあらすじ3

留美の考えた計画は立て続けに失敗し、経費は赤字が続いていました。それでも留美は諦めず、次なる犯罪計画に取り組みました。それは、高級マンションに住むある夫婦の一室に侵入し、金目のものを奪うというものでした。留美は計画を成功させるため、高級マンションの入念な調査を進めていました。留美が目をつけた高級マンションには定期的にホームパーティを開く一家が住んでおり、留美はその集団に紛れ込んでマンションに忍び込めるとひらめきました。さらに、留美はマンションの管理人がビールを好むことまで突き止め、管理人がトイレに行っている間に夫婦の部屋の鍵の型を取ることを考えつきました。

そしてホームパーティが行われる日、徹は留美とともにドレスアップし、マンション内への侵入を成功させました。しかし、管理人は肝機能の低下でビールを飲むのをやめており、トイレに行く気配を見せません。そこで、留美は自ら管理人の気を引き、管理人を管理室から外に出しました。その間、徹は急いで管理室に侵入、噛んでいたガムを使って夫婦の部屋の鍵の型を取ことに成功しました。

その後、徹は似たような鍵に加工を施し、夫婦の部屋を開けるための鍵を完成させました。そして後日、徹と留美はホームパーティの日を狙って再びマンション内に入り、留守中の夫婦の部屋に侵入しました。あとは金目のものを持ち出すだけでしたが、このタイミングで徹はトイレに行きたくなってしまいました。徹は部屋の中のトイレで用を達しますが、トイレの鍵が壊れているために出られなくなってしまいます。留美はそんな徹を救出するため、一度マンションを出てしまいますが、その間に夫婦が帰宅してしまいました。幸い、部屋にはもう一つトイレがあったため、夫婦は徹がいるトイレを無理に開けようとはせず、そのまま寝室に入っていきました。能天気な徹はそのままトイレに併設しているバスルームでのんびり入浴を開始、泡風呂を満喫しました。

すると、そこに修理工に扮した留美が現れました。留美はドアを直しに来たと適当な事情を言って部屋に入り、夫婦が寝室に行ったのを確認すると、すぐにトイレのドアをこじ開けて徹を解放しました。留美は風呂に入っていた徹に呆れながら急いでマンションを後にしました。その後、留美の部屋に戻ると、そこに留美の彼氏が入ってきました。徹は逃げるように留美の部屋から去って行きましたが、留美の彼氏は男がいると勘違いし、留美と激しい口論に及んでしまうのでした。

【結】- 快盗ルビイのあらすじ4

それからすぐ、徹は留美に呼び出されました。留美は彼氏に別れの手紙を書き、手紙にひどい悪口を書いてしまったといいます。しかし、留美はそのことを後悔し、彼氏のポストから手紙を盗んできてほしいと徹に頼んできました。徹は渋々その頼みを引き受けますが、近所の人に不審者扱いされ、警察に連行されてしまいました。

徹は手紙に毒物が付着しているとめちゃくちゃな嘘をついて手紙を奪い返そうとしますが、逆に警察にさらに警戒されることに繋がってしまい、手紙は鑑識に回されることとなってしまいます。徹がビクついて待っていると、鑑識の男性は確かに手紙からは「カンゲワチ」という毒物が検出され、すでに燃やして処分したことを報告してきました。徹は本当に毒物がついていたことに驚きながらも、警察から解放され自由の身となりました。

その後、徹は留美の部屋に戻り、毒物の付着を留美が黙っていたことに怒り出しました。しかし、留美はすぐに鑑識のシャレのきいた対応に気づきました。「カンゲワチ」を逆から読むと「痴話喧嘩」、鑑識は手紙の中身を読んで徹が痴話喧嘩に巻き込まれたことに気づき、配慮してくれたのです。徹は鑑識に「バカなやつでいいやつ」と言われたと明かすと、留美はふと徹の魅力に気づきました。留美は徹に突然キスをしますが、徹はガムを噛んでおり、とっさにガムを机の下に貼り付けました。仕切り直して徹と留美は再びキスをしました。

その後、二人は犯罪から足を洗い、交際を真剣に考え始めますが、そんな中ふと徹は新たな犯罪計画を思いつきました。それは、高級指輪の窃盗計画で、指輪を買いに行くと必ず見本を見せてもらえることに目をつけたものでした。カウンターの下にガムを貼り付けておいて、見本の指輪をひそかにくっつけておき、その後留美がその指輪を回収する…それが徹のアイディアでした。つい先程まで犯罪はこりごりと言っていた二人でしたが、自然と指輪窃盗の話は盛り上がり、二人は笑いながら新たな犯罪計画について話し合うのでした。

みんなの感想

ライターの感想

主演の二人のずっこけたやりとりに終始笑わされる作品でした。小泉今日子のかわいらしい演技はもちろん、真田広之の弱気でユーモラスな演技もチャーミングで、なよなよした男性を演じた経験があることに驚かされました。共演の俳優も豪華で、娯楽作としてとても楽しめる作品だったと思います。

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