「恋妻家宮本」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

重松清の小説『ファミレス』を原作に熟年離婚の危機を迎えた夫婦の姿を描くハートフルコメディ。『家政婦のミタ』などの人気ドラマを手がけた脚本家・遊川和彦の監督デビュー作。 子供達が独立して二人きりになった途端、妻にどう接していいかわからなくなった陽平は気まずい思いを抱えていた。そんなある日、妻が隠していた離婚届を見つけてしまい…。

あらすじ動画

恋妻家宮本の主な出演者

宮本陽平(阿部寛・工藤阿須加)、宮本美代子(天海祐希・早見あかり)、五十嵐真珠(菅野美穂)、門倉すみれ(相武紗季)、井上尚美(奥貫薫)、五十嵐幸次(佐藤二朗)、井上礼子(富司純子)、宮本正(入江甚儀)、宮本優美(佐津川愛美)、井上克也(浦上晟周)、菊池原明美(紺野彩夏)、井上エミ(豊嶋花)、陽平の母(渡辺真起子)、陽平の父(関戸将志)、時森(柳ゆり菜)

恋妻家宮本のネタバレあらすじ

【起】– 恋妻家宮本のあらすじ1

恋妻家宮本のシーン1

画像引用元:YouTube / 恋妻家宮本トレーラー映像

中学校で国語教師をしている陽平と妻の美代子は、ある日二人でファミレスに訪れます。

美代子は早々に注文するメニューを決めますが、陽平はあれこれと頭を悩ませていました。

優柔不断な陽平は、子供の頃から選択肢が多すぎるファミレスを苦手に思っていました。

ファミレスだけではなく、これまで事あるごとに何を選択するか迷ってきた陽平は、遠い目をして美代子と初めて会った時のことを思い出します。

二人の出会いは大学生の時。

3対3の合コンで友人達に誰が好みか尋ねられた陽平。

先に好みの女の子を選んだ友人達に流されるように美代子を選んだものの、脳内では「逃した魚は大きい」「残り物には福がある」という二つの言葉がグルグルと回っていました。

付き合いはじめてしばらく経った頃、美代子は子供ができたことを打ち明けますが、「お互いに学生で子育ては難しいから、今回は諦めるしかないよね」と心を決めているようでした。

美代子は教職につきたいという希望があり、陽平も大学院に進みたいと考えていたのです。

「お互い気をつけてたのに、どうしてだろうね」と言いながらも、クヨクヨしてもしょうがないと割り切ろうとする美代子。

陽平はしばらく考えた後、自分が教職につくから結婚しないか、と切り出します。

陽平は美代子にプロポーズした時を思い出し、あの時は愛情よりも責任感の方が大きかった、と振り返ります。

心の準備もできていないうちに美代子と結婚した陽平は父になり、息子の正が成人して結婚するまでの年月があっという間の出来事に感じられるのでした。

正は被災地のことを取材していきたいと新聞社に就職し、妻の優美と福島に引越して行きました。

こうして二人は50歳になって初めて夫婦二人きりになったのです。

ファミレスから帰ると、美代子は「これから二人きりだし仲良くしないとね」と陽平を晩酌に誘います。

何か作ってほしいと頼まれた陽平は、手早くつまみを作り始めました。

料理教室に通い始めた陽平は、自分でも意外なほど料理にはまっていたのです。

美代子は楽しそうな陽平の姿を複雑な表情で見つめていました。

美代子はこれからは「お父さん」「お母さん」ではなく名前で呼び合おうと提案しますが、突然の変化に陽平は戸惑うばかり。

酔いつぶれてしまった美代子を寝かせた陽平は、ふと目に入った本を本棚から取り出します。

それは付き合いはじめの頃に美代子に薦めた本でした。

ページをめくっていた陽平は、本の隙間から離婚届を見つけて固まってしまいます。

離婚届には美代子のサインと印鑑まで捺されているのでした。

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