「最高の花婿」のネタバレあらすじと結末の感想

コメディ映画

最高の花婿の紹介:2014年製作のフランス映画で、保守的なカトリック教徒の夫婦と、次々と異文化・異人種の男性と結婚する娘たちをユーモラスに描いたコメディ。フランスでは2014年の興収No.1の大ヒットを記録した。

予告動画

最高の花婿の主な出演者

クロード・ヴェルヌイユ(クリスチャン・クラヴィエ)、マリー・ヴェルヌイユ(シャンタル・ロビー)、ロール・ヴェルヌイユ(エロディ・フォンタン)

最高の花婿のネタバレあらすじ

【起】- 最高の花婿のあらすじ1

舞台はフランスのロワール地方。ここに暮らす保守的なカトリック教徒の老夫婦のクロードとマリーは四人の娘たちを育て上げたものの、上の三人の娘たちが結婚相手として選んだのは揃いも揃って非カトリック教徒の男性たち。長女はアラブ人、次女はユダヤ人、三女は中国人と結婚したのです。そんなある日、次女の息子の割礼式に出席するためにクロードとマリーはパリへ赴きました。そこには、他の姉妹とその夫も集まっていました。クロードは義理の息子たちの文化を差別するつもりはないものの、家族が集まった席でついつい語気を荒げ、場の雰囲気をぶち壊してしまいます。

それから間もなく、マリーが鬱病を発症しました。娘がカトリックの教会で結婚式を挙げる姿を見ることが叶わないのではないかと、長い間貯めていたストレスが爆発してしまったのです。娘たちはそんなマリーを心配して夫と子どもを連れてクリスマスに帰省することを決めます。マリーは娘たちの帰省の知らせを聞いて元気を取り戻し、義理の息子たちそれぞれの文化に応じたメニューの準備を開始します。準備を進める中、クロードとマリーは末娘ロールの結婚相手に考えを巡らせていた。ロールだけでもごく普通のカトリック教徒のフランス人と結婚して欲しい…二人は最後の希望をロールに託そうと考え始めていました。

【承】- 最高の花婿のあらすじ2

クリスマス当日、娘たちがやって来ました。クロードは懸命に義理の息子たちとコミュニケーションを取り、義理の息子たちもフランス文化に溶け込んでいることをアピール。男性陣の努力が実り、楽しい雰囲気のままクリスマスの夜はふけていきました。

上の三人の姉が帰った後、末娘のロールがクロードとマリーに結婚したい人がいると伝えてきました。相手が元フランス大統領のド・ゴールと同じシャルルという名前であることに加え、カトリック教徒であると知り、クロードとマリーは大喜びします。早速、シャルルと会うことが決まりますが、ロールは両親にシャルルについてある情報を打ち明けられずにいました。シャルルはコートジボワール出身の黒人だったのです。

そのことを知らないままシャルルと初対面を果たしたクロードとマリーは驚きを隠せずにいました。最後の望みだったロールまでも異人種との結婚を考えていることに二人はショックを覚え、さらに、黒人であることを除けばシャルルがハンサムな好青年だったことも二人の気持ちを暗くさせていました。この初対面から間もなく、マリーは精神を患い、クロードは狂ったように庭の木々を伐採する日々が続くようになります。

【転】- 最高の花婿のあらすじ3

この事態を受けて、上の三人の姉たちとその夫たちはロールとシャルルを別れさせようと画策しますが、二人の結婚の決意は固く、姉たちの目論見は失敗に終わります。しかし、ロールとシャルルには最大の難関が待ち構えていました。コートジボワールに暮らすシャルルの父親アンドレが大のフランス人嫌いなのです。結婚の許しを与えたものの、海兵隊時代にフランス人から受けた屈辱をいまだに忘れられないアンドレは、スカイプを繋いでの両家の話し合いで喧嘩腰の姿勢を見せてきました。クロードとマリーはこの態度に呆気にとられ、常識的なシャルルの母親と妹はアンドレの無作法なふるまいにあきれ果ててしまうのでした。

式の日が近づき、シャルルの家族がフランスに到着しました。マリーはシャルルの母親と教会の下見に行き親交を深めますが、父親同士は親しくなるどころか、ディナーの席で大喧嘩をしてしまう始末。その後、マリーに末娘の結婚を前にして意地を張り続けていることを批判されると、クロードは価値観の相違を理由にマリーとの離婚を決意してしまいます。

翌朝、結婚式を前日に控えているにもかかわらず、クロードは釣りに行く準備をしていました。すると、そこにアンドレが現れ結婚について話し合いたいと言ってきました。釣り場に移動した二人はすぐに激しい口論に。白人から搾取されてきたというシャルルの父親の主張に、クロードがなんでも白人のせいにするなと反論していると、ちょうどそのとき釣り竿が大魚を引っ掛けました。クロードはシャルルの父親と協力して大魚を吊り上げ、そのまま二人で大魚を運搬することに。運搬を終え結婚の話を再開すると、二人はお互い同じ考えを持っていたことが判明します。口では結婚を許すと言っていたものの、二人ともこの結婚に反対の意見を持っていたのです。意気投合した二人はレストランへ行き、昼間から大量の酒を飲み親交を深めていくのでした。

【結】- 最高の花婿のあらすじ4

一方、その頃両家の家族たちはクロードたちが戻らないことを心配していました。しかし、夜になって二人が留置場にいることが判明します。二人は公共の場で泥酔し警官に悪態をついたといいます。義理の息子たちとシャルルが二人を迎えに行きますが、クロードの婿と主張する異文化・異人種の四人の男たちに警官は混乱し、結局四人は追い返されてしまいます。運が良ければ二人は明日の結婚式までに釈放されることとなりましたが、その夜ロールはシャルルの制止を聞かず家出をしてしまいました。自分の結婚が原因で両親が離婚することに加え、結婚式の前日にクロードたちがトラブルを起こしたことにロールは傷ついていたのです。

結婚式の朝、釈放されたクロードたちはロールの家出を知りすぐに捜索に出かけました。二人はロールが乗る列車に飛び乗り、戻ってくるよう説得します。二人はお互いを親友と思っていると言ってロールに戻るよう説得しますが、ロールはその言葉を信用しようとしません。やむなくシャルルの父親は急病人を装い、クロードは車掌に列車を止めるよう求めました。二人の迫真の演技にすっかりだまされた車掌は即座に列車を緊急停止させました。二人の強引ながらも思いのこもった行動に、ロールはようやく笑顔を見せるのでした。

その後、二人の父親とロールはシャルルたちが待つ教会へ。タキシードに着替えた父親たちに付き添われながら、ウェディングドレス姿のロールが教会に入場しました。抱き合い、熱いキスを交わす新郎新婦に招待客は大きな拍手を送るのでした。

結婚式後のパーティでは、シャルルの父親がロールとシャルルへの祝辞と、クロードたちと家族になった喜びを語りました。それに続いて、今度はクロードが壇上へ。クロードは新婚旅行に行くロールとシャルルに対抗して、自らもマリーと二度目の新婚旅行に行くと宣言。マリーは突然のことに驚きつつも、笑顔を浮かべてクロードの提案を快諾します。行先は中国、アルジェリア、イスラエル、そしてコートジボワール…それらの国はすべて義理の息子たちの出身国でした。そして、クロードが改めて「結婚おめでとう」とロールとシャルルに語り掛けると、会場は感動的な雰囲気に包まれました。

その夜、パーティ会場ではコートジボワールのダンスミュージック「クぺ・デカレ」に合わせ、出席者は楽しく陽気なダンスに興じていました。シャルルの家族はもちろん、ロールとシャルル、上の娘とその夫たち、そしてクロードとマリーもダンスに参加。今朝までの混乱が嘘のように、ロールとシャルルの結婚式は幸せいっぱいのものとなりました。

みんなの感想

ライターの感想

白人の娘が黒人男性と結婚するというシチュエーションは名作「招かれざる客」とよく似ていますが、「招かれざる客」が人種差別に真正面から向き合ったシリアスな作品であるのに対して、本作は人種的・文化的違いをとことんコメディタッチで描いており、何度も笑える場面が登場します。移民が多いフランスの現状を色濃く反映しながらも、ユーモアにあふれた感動的な映画でした。

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