映画:殺したい女

「殺したい女」のネタバレあらすじと結末

殺したい女の紹介:ダニー・デビート、ベット・ミドラー主演のブラックコメディ。オー・ヘンリーの短編小説「赤い酋長の身代金」を原案としており、ある中年男が企てた妻殺害計画が思わぬ形で破綻していく様をユーモラスに描いていく。第1回アメリカン・コメディ・アワードでは、ベット・ミドラーが主演女優賞を獲得した。1986年アメリカ製作。

あらすじ動画

殺したい女の主な出演者

サム・ストーン(ダニー・デビート)、バーバラ・ストーン(ベット・ミドラー)、サンディ・ケスラー(ヘレン・スレーター)、アール(ビル・プルマン)

殺したい女のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 殺したい女のあらすじ1

舞台はアメリカ、ロサンゼルス。大手アパレル企業を経営するサムがある恐ろしい計画を立てることから、物語は始まります。それは、妻であるバーバラを殺害することでした。元々、サムは財産目当てでバーバラと結婚したに過ぎず、妻に愛情を持っていませんでした。サムは愛人のキャロルにバーバラを残酷な方法で殺すことを宣言し、真夜中にハリウッドの丘で計画を実行することを打ち明けました。

その後、サムは家に戻り、クロロホルムでバーバラを眠らせようとしました。ところが、家にはバーバラの姿はありません。すると、家に電話がかかってきました。電話の主はバーバラを誘拐した犯人で、100万ドルの身代金を要求してきました。犯人は警察やマスコミに連絡したらすぐにバーバラを殺すと語りますが、サムは最高のタイミングでバーバラが誘拐されたことを心から喜びました。サムはすぐに警察とマスコミにバーバラ誘拐を連絡、テレビや新聞で大事件として扱われました。

バーバラを誘拐したカップル、ケンとサンディは誘拐事件を報道するテレビを観て愕然としました。そのうえ、バーバラは凶暴な女で、ケンとサンディを手こずらせていました。なんとか地下室に監禁した後も、バーバラは様々な要求を押しつけてきていました。気が弱いサンディは怖気付きそうになりますが、ケンはそんなサンディを励まし、あくまでも誘拐を成功させようとしていました。

ケンとサンディはサムに個人的な恨みを持っていました。サムはサンディをだまし、彼女が手がけたスカートのデザインを盗んだのです。サンディがデザインしたスカートは今やサムの会社のドル箱商品となっており、ケンは何としてでもこの誘拐によって復讐を成し遂げたいと考えていたのです。

一方、サムの愛人キャロルもある企みを実行に移していました。今夜サムがバーバラをハリウッドの丘で殺すことを知り、キャロルは恋人のアールにその一部始終を撮影するよう依頼しました。キャロルとアールはそのビデオで一生サムから金を搾り取るつもりでいたのです。

【承】- 殺したい女のあらすじ2

その夜、世間がバーバラ誘拐で騒いでいることも知らず、アールはハリウッドの丘でサムとバーバラが現れるのを待ちました。すると、そこに1組の男女が乗った車が現れました。サムとバーバラの顔を知らないアールはその二人がサムたちだと勘違いし、撮影を開始。ところが、車に乗っていたのは中年男と売春婦でした。男は女の叫び声を好む変態で、売春婦の方は男の要望に応えて大きな叫び声をあげながら男に抱かれました。アールは女の異常な叫び声を聞いて驚き、サムがひどく残虐な方法でバーバラを殺していると勘違いします。アールは目の前の光景を直視できず、目を閉じ、耳を塞いでしまうのでした。

その後、アールはキャロルにサムの残虐さを報告し、撮影したビデオは決して観るべきではないと忠告しました。キャロルはアールの話を聞き、今ニュースで騒いでいる誘拐事件はサムの嘘だと確信します。キャロルはサムが思った以上に恐ろしい人間だと感じますが、それは大きな勘違いでした。

同じ頃、地下室で暇を持て余していたバーバラはテレビのエクササイズにハマっていました。バーバラは小太りの体系でしたが、激しい運動を通じてみるみる痩せていきました。一方、ケンは指定した場所にサムが金を持って現れることに期待していましたが、サムがそこに現れることはありませんでした。サムは誘拐犯がバーバラを殺すよう仕向けるため、警察に適当な嘘をつき、誘拐犯からの要求を伝えていなかったのです。ケンはその後もサムに身代金を要求しますが、サムが動くことはありませんでした。ケンは身代金の値下げも提案しますが、逆にサムから嘘つきと罵られてしまいました。ケンは一連のサムとのやりとりを通じて、サムとバーバラの夫婦関係に問題があるのではないかと疑うようになっていきました。

同じ頃、キャロルとアールはどうサムをゆすろうか考えた末に、匿名であのビデオを送りつけることを決めました。しかし、キャロルとアールの期待は大きく外れました。サムはビデオの変態プレイを見て興奮し、すぐにキャロルが送りつけたものだと気づきました。サムはすぐにキャロルに電話し、君にも同じことをしてやると笑いながら伝えました。ビデオの内容が残酷な殺害シーンと勘違いしているキャロルは、サムの言葉に震え上がりました。

キャロルはもう警察に助けを求めるしかないと判断し、警察署長にあのビデオを送りつけました。しかし、その警察署長こそがビデオの中で変態プレイをしている中年男でした。署長がビデオを見て愕然としていると、キャロルから電話がかかってきました。署長はキャロルの目的がゆすりだと勘違いしますが、予想に反し、キャロルはサムの逮捕を要求してきました。ビデオが何よりの証拠と主張するキャロルの意図を理解することはできませんでしたが、署長は自らの保身のため、サムの逮捕に動きました。すると、思わぬ証拠がサムの家から発見されました。それは、クロロホルムの瓶と、サムとキャロルの写真でした。

【転】- 殺したい女のあらすじ3

この証拠に基づき、警察はサムが誘拐事件をでっち上げ、バーバラを殺したと判断し、サムを逮捕しました。これらの証拠が見つかる直前までは、警察はサムの家の近くに残ったタイヤ痕からケンが犯人ではないかと疑っていました。しかし、サムに容疑がかかったおかげで、ケンは警察のマークから外れることとなりました。

その後保釈金をつんで自由の身となったサムは、自分にかかった容疑を晴らすため、バーバラを取り戻さなくてはならなくなりました。しかし、警察からの信用を失ったサムは、独力で誘拐犯と対峙せねばならず、苦しい立場に追い詰められていました。

同じ頃、バーバラは10キロのダイエットに成功、サンディもバーバラの努力を讃えました。サンディは痩せたバーバラのために自分がデザインしたドレスを渡すと、バーバラは上機嫌になり、サンディをデザイナーとしてデビューさせることを約束しました。しかし、話が誘拐事件に及ぶと、バーバラは途端に絶望しました。自分の身代金が値下げされており、それでもなおサムが支払いに応じていないことを知り、バーバラのプライドはひどく傷つけられるのでした。

その後、サンディはケンに内緒でバーバラを解放しましたが、バーバラはすぐにサンディたちの家に戻ってきました。誘拐事件がでっちあげと報じられていることをサンディたちにも教えてあげようとしたのです。

ところがちょうどそのとき、サンディたちの家には連続殺人鬼が侵入しており、バーバラ、ケン、サンディは殺人鬼と対峙することに。しかし、殺人鬼はケンを刺そうとしたところ、勢い余って地下室に転落、そのまま帰らぬ人となりました。バーバラはケンとサンディをたきつけ、今置かれた状況を最大限に利用してサムに復讐する方法を話し合いました。その結果たどり着いたのは、サムの総資産をすべて奪うという情け容赦ない計画でした。

ケンはすぐにサムに電話し、総資産の引き渡しを要求、背に腹を変えられないサムはすぐに銀行に行って金を集めました。バーバラは電話口の向こうから聞こえるサムの憔悴しきった声を聞いて、笑顔を浮かべるのでした。

【結】- 殺したい女のあらすじ4

一方、キャロルはサムが保釈になったことに疑問を抱き、再び署長に電話しました。キャロルは必死にサムの危険さを訴えますが、署長はよくわからない言動を繰り返すばかり。そこで、キャロルとアールはあのビデオを鑑賞し、そこに映っていたのがただの変態プレイであったことをようやく理解しました。キャロルとアールは作戦を切り替え、サムから身代金を奪い取る計画を立てました。サムはキャロルの意図に気づかず、身代金の受け渡し場所をキャロルに教えてしまうのでした。

身代金引き渡し当日、サムは素直に指定した場所にやって来ました。そこにピエロに仮装したケンが現れ、現金が入ったケースを奪おうとしますが、突然周囲に一斉に警察官が現れました。しかし、ケンはこの状況に怯まずバーバラを殺すぞと脅迫。警察はやむなくこのままケンを逃がそうとしますが、そのとき、サムが突然銃をケンに突きつけてきました。サムはバーバラの死を望み、わざと現金を取り返そうとしたのです。しかし、このサムの行いは刑事から叱られてしまい、サムは泣く泣く再びケースをケンに引き渡しました。

すると、今度はそこにアールが銃を持って現れ、ケンからケースを奪おうとしました。しかし、謎の部外者のアールに警察は容赦なく、アールが乗ってきた車のタイヤを撃ってパンクさせ、逃げ道を奪ってしまいました。

様々なトラブルがあったものの、ケンはケースを取り返し、車で逃走を始めました。何台ものパトカーに追われる中、ケンは爆走を続け、海の中に突っ込んでいきました。それから間もなく、バーバラは警察に保護され、海からはピエロの仮装をした男の遺体が引き上げられました。警察は男の顔を見て驚きました。男はこのところ巷を騒がせていた連続殺人鬼だったのです。バーバラはこの男が犯人で間違いないと答え、警察は連続殺人鬼による誘拐事件と判断しました。その後、バーバラはサムと再会を果たし、抱きしめ合いました。しかし、一旦警察の目が届かなくなると、バーバラはすぐにサムに暴力を振り始め、サムを海に突き落としてしまうのでした。

その後、バーバラは近くの砂浜でケンとサンディと合流しました。車を海に落とした後、ケンは現金の入ったケースを持ってひそかに離脱していたのです。バーバラ、ケン、サンディは計画の成功を喜び、砂浜でじゃれ合うのでした。

みんなの感想

ライターの感想

様々な立場の人間たちが盛大に勘違いしドタバタを起こす様が笑えました。特にベット・ミドラーはよく役にはまっており、誘拐犯を翻弄する姿が痛快でした。テンポよく物語は進み、ポップな歌が随所で流れる演出も物語とマッチしていたと思います。

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