映画:泥棒役者

「泥棒役者」のネタバレあらすじと結末

泥棒役者の紹介:2017年11月18日公開の日本映画。NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の脚本を手がけた西田征史が自作の舞台を、関ジャニ∞の丸山隆平を主演に迎えて映画化したコメディ。昔の仲間に脅されて絵本作家の豪邸に忍び込んだ元泥棒が屋敷の中で出会う人々に間違えられ、正体がばれないようにと奮闘する姿を描く。

あらすじ動画

泥棒役者の主な出演者

大貫はじめ(丸山隆平)、前園俊太郎(市村正親)、奥江里子(石橋杏奈)、畠山則男(宮川大輔)、高梨仁(片桐仁)、藤岡美沙(高畑充希)、米村真由美(峯村リエ)、轟良介(ユースケ・サンタマリア)

泥棒役者のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①少年院を出て今は溶接工として働くはじめは、恋人・美沙との仲も順調、同棲している。美沙の誕生日、元悪党仲間の畠山に金庫を開けなければ前科をばらすと言われたはじめは、泥棒を手伝うことに。入りこんだ屋敷にやってきたセールスマン・轟や編集者の奥には屋敷の主人・前園と思われ、前園には編集者と勘違いされるはじめ。 ②話を合わせていたものの前園に露見したはじめは、スランプの絵本作家・前園に執筆を手伝うよう言われる。轟、奥も手伝い絵本が完成するが、ヒット作『タマとミキ』の続編を編集長から要求される。金庫を開けたはじめは前園のやる気を起こさせ、続編が完成。

【起】- 泥棒役者のあらすじ1

9月。
大貫はじめは溶接工をする男性です。
前科者で、一時は金庫破りをしていました。今はすっぱり足を洗い、真面目に働いています。
出入りする職場で藤岡美沙という女性と知り合ったはじめは、交際して半年、同棲を始めて2か月が経過していました。
美沙に「まじめな人」と思われているはじめは、自分が前科者だった過去をなかなか切り出せず、申し訳ない思いをしています。

明日は美沙の誕生日ですが、はじめは美沙へのプレゼントを用意していませんでした。迷いすぎて決められなかったのです。
はじめは美沙と一緒に住んでいますが、誕生日に外で待ち合わせをして、デートのように過ごし、美沙の欲しいものを一緒に探すことにしました。

翌日。美沙の誕生日当日。
待ち合わせ場所に先に到着したはじめの肩を叩いたのは、かつての犯罪仲間・畠山則男でした。
畠山ははじめに「金がいる」と言い、今日盗みに入る屋敷で、はじめの鍵開けの技術が欲しいと言います。
はじめを調べた畠山は、はじめが美沙と同棲していることを知っていました。
はじめがまだ美沙に、少年院に入っていた過去を告白していないと気付くと、畠山は「恋人に話すぞ」と脅し、一度だけでいいから手伝えと言います。
脅されたはじめは、美沙に「急に仕事が入った。終わったら連絡する」とメールをし、畠山についていきます。

畠山について行ったところは、広い屋敷でした。
はじめは玄関の戸を鍵開けの技術で開き、畠山と共に入ります。
中はカラフルな部屋でした。1階のリビングにある大きな金庫を開けるのが、畠山がはじめに要求するものでした。
畠山は2階へ移動し、家探しを始めます。

頼まれたものの、はじめは気乗りしませんでした。ため息をついて部屋を見回します。
すると部屋の置物に、2体のブロンズ像がありました。
はじめが幼少期に大好きだった絵本『タマとミキ』のキャラクターです。タマがネコで、ミキは少女でした。
大好きだった絵本のことを思い出し、はじめは少し嬉しくなります。

2階をあさった畠山が降りてくると、めぼしいものは指輪と腕時計しかなかったと言いました。分け前として時計を半ば無理やりに、はじめの腕にはめさせます。
畠山が1階のクローゼットを見ようとすると、唐突に玄関の扉が開き、轟良介という背広を着た中年男性が入ってきました。
畠山は咄嗟にクローゼットに隠れますが、はじめは部屋の中央にいたために、隠れることができません。はじめはフリーズします。

屋敷の主人かとはじめが思った轟は、はじめに向かって「申し訳ありません、ご主人様」と声をかけました。
屋敷の主人だと勘違いしていると気付いたはじめは、轟に対して屋敷の主の振りをします。
轟は、太陽クリエイツの営業セールスマンでした。油絵の教材セットを売りこみにきています。
はじめは轟を追い返そうとしますが、轟は人の話を聞かない人間でした。売れないと妻子が困ると訴え、息子が作ったという太陽の形のマスコットをはじめににぎらせます。
(このマスコット、あとで出てくるので憶えておいて!)
それでもはじめはなんとか、轟を追い払うことに成功しました。

ほっとしたはじめは、次の瞬間、奥の部屋からドアを開けて出てくる屋敷の主人・前園俊太郎と顔を合わせます。
部屋の中から出てきたわけですから、この人が本当の屋敷の主人だということは、一目瞭然でした。はじめはまた、フリーズします。
ところが前園は、はじめのことを「編集長の米村から言いつかり、代わりにやってきた編集者」だと思い込みました。はじめも話を合わせます。
前園は、代理の編集者は帰国子女だと聞いていました。はじめも急いで中途半端な英語を使います。
アメリカ風に互いをニックネームで呼ぼうと提案した前園は、はじめを「モジャ(頭がモジャモジャのアフロ風だから)」と呼び、はじめは前園を「マッシュ(マッシュルームカットだから)」と呼ぶことにしました。
(注:だから最後まで前園ははじめをモジャと呼び、はじめは前園をマッシュと呼ぶ)
はじめの腕時計を見た前園は「これと同じの持ってる」と盛り上がります。
前園はワインをシャツにこぼしており、着替えると言いました。咄嗟にはじめは、そばにあったエプロンを渡します。
前園は着替えるため、別室に移動しました。

その隙に、クローゼットに隠れた畠山に声をかけ、はじめは外へ逃げようとします。
ところが扉の前に立ちはだかった者がいます。若い女性・奥江里子です。
この奥こそが、帰国子女の編集者でした。畠山はクローゼットに隠れます。
屋敷から逃げようとしたはじめは、奥に屋敷の主人・前園だと勘違いされました。屋敷に連れ戻されます。

リビングに入ると、エプロンをつけた前園が現れました。
前園は奥を見るとはじめを呼び、誰なのかと聞きます。
はじめは咄嗟に「妻です」と適当な嘘をつきましたが、「奥さん(苗字に「さん」をつけると妻のように聞こえる)」と成立するために、前園に嘘が通用しました。
奥は前園がエプロンをつけているので、前園のことを「お手伝いさん」だと思い込みます。
前園が自己紹介をしますが、親指を立てての決めポーズをするので、その親指が自分に来るようにはじめが移動しました。少々不自然ではありますが、奥はうなずきます。
前園は仕事をしに2階へ移動し、その隙にはじめが奥へ「少々、痴呆が入ってきている」と言いそえたため、奥は納得しました。

【承】- 泥棒役者のあらすじ2

奥に洗面所を貸してくれと言われたはじめは、場所が分からず困ります。
しかし当てずっぽうで言った場所が正解でした。奥はトイレに入ります。
クローゼットに隠れた畠山ですが、暑さに耐えかねていました。クローゼットに直射日光が当たるのです。
今度こそはじめと逃げようとした畠山ですが、セールスマンの轟がまた玄関から入ってきたために、タイミングを逃しました。畠山はまたクローゼットに入ります。

2階から降りてきた前園が、轟のセールスに興味を示しました。
そのため轟は本格的に商品を説明するため、車のところへ取りに戻ります。
はじめが前園に仕事の進捗状況を聞くと「企画案はあと1行で終わる。5分くらい」と言いました。
床にこぼしたワインを拭くという前園に、はじめは自分がすると言って、前園を仕事部屋に引き返させます。
「あと5分くらい」という言葉を聞いたはじめは、クローゼットにいる畠山に5分くらいなら騙しとおせるだろうから、このまま前園の仕事を自分が受け取り、奥へ渡して、それから帰ろうと言います。
少しの間だけクローゼットから顔を出した畠山は、暑さに耐えかねてエアコンのスイッチを入れました。

その間にも、恋人の美沙から「カニクリームコロッケ作って待ってまーす」というラインがはじめに入ります。はじめは「もう少しで仕事が終わる」と美沙に返信しました。

奥の部屋のワインの染みを拭いていたはじめは、壁に飾ってある新聞記事を見て、前園が『タマとミキ』の作者(つまり絵本作家)だと知りました。
リビングでは、轟と奥が会話をしています。
轟は編集者の奥が、「奥さん」なのに家に初めて来ていると聞いて、必死ではじめとの関係を考えていました。

奥は、女性編集長・米村とのやりとりを反芻していました。
編集者の奥は、担当した作家にいろいろアドバイスをするものだと思っていましたが、それが前回の担当者・天現寺先生の時には裏目になりました。
米村に叱責され、自分の意見など作家に述べなくてよいと注意された奥は、ストレスから胃を痛めています。
トイレに入り、胃薬を服用します。

轟の方も車に戻り、回がキットの教材の説明者デーヴ・ロスのDVDを再生確認しつつ、考え込んでいました。
本当は轟には妻子などなく、母に故郷へ戻って来いと言われています。
セールスは、成功したためしがありませんでした。
はじめに渡した太陽のマスコットも、本当は自分が作ったものです。

リビングに戻った轟は、クローゼットにいる畠山が立てた物音を聞きつけ、ゆっくり近寄りました。
畠山はバレた時のために、小型ナイフを手に持ちます。
そこへワインを拭き終わったはじめが戻ってきたので、轟の注意がはじめへ向きました。回避できて、畠山はほっとします。
奥もトイレから出てきました。

はじめは仕事部屋に行き、前園にファンだったと訴えます。
決まり文句の「まだ終わってないニャー」を口にしました。

その仕事部屋からは、向かいに住む住人・高梨仁が見えました。
高梨は歌手を目指す男性で、曲を作っては自分で撮影してYou Tubeにアップロードする人物です。
自分は演奏で物音を立てるくせに、録画の際にちょっとした物音が入るのを嫌う高梨は、よく前園に苦情を言いに来るそうです。最早難癖のレベルです。

原稿を催促したはじめは、前園に「君は本当に編集者なのか」と言われてどきっとします。
「心が満たされていないと書けないものなのだ」
いかにもクリエイターが言いそうなことを前園が言ったので、はじめは感嘆しました。
1階のリビングに行き、同じことを奥にぶつけます。
すると奥は、怒りました。「心が満たされていないと書けない」とか言い出す場合には、前園は1行も書けていないパターンなのだと、奥は編集長の米村から聞いていました。
それを知ったはじめも焦り、前園のところへ行きます。
奥がはじめを「先生」と呼ぶのを聞き、轟ははじめと奥の関係について、考え込んでいました。

はじめの詰問に対して、前園はあっさり「書けていない」と認めます。
「あと3日ほどかかるだろうから、今日は帰っていい」と言われたはじめは、安堵しました。
階下に降り、奥へ同じことを言います。
しかし…本物の編集者の奥には、それが通用しませんでした。書けるまで待つと奥は言います。

すると、はたで見ていた轟が「書いてあげなさいよ」といきなり言い始めました。
轟は、はじめと奥の関係を「まだ入籍していない恋人同士」「先生と教え子」「書くのは婚姻届」と思っていました。奥が腹をさするので、妊娠していると思っています。
奥は胃を荒らしているからトイレに行くのですが、それを轟はつわりだと受け止めていました。

【転】- 泥棒役者のあらすじ3

轟に路上駐車を警戒しろと言って追い払ったはじめは、今度こそ畠山を連れて逃げようとしますが、畠山は金庫を開けろと脅します。
はじめは、指輪と腕時計を置いて去ろうと畠山に言いました。
畠山が持つ指輪を取り合い、指輪が飛んだところで、前園が階段を降りてきます。畠山はクローゼットに隠れました。

上手にだませていたのですが、はじめの嘘にも限界がありました。
前園が「黄色い眼鏡で、右の頬にほくろのある」編集部の男性の名前を度忘れし、藤森君だと言いました。はじめは相槌を打ちますが、前園自身が「藤森君はジムのインストラクターで、岡部君が正しい」と気づいたため、不審がられます。
落とした指輪と腕時計を盗んだ泥棒なのだと、はじめは前園に気づかれました。
万年筆を首に突きつけられたはじめは、前園に「警察に捕まりたくなければ童話を書け」と言われて、驚きます。
前園が言うには、素人のほうが自由な発想ができるそうです。玄人だとなまじ童話の世界を知っているだけに、あの作品と似ているとか、この作品と同じパターンだとか悩んでしまい、執筆が進まないのだそうです。

はじめが仕事部屋の机に座らされ、原稿用紙に向かいました。前園が見張っています。
「むかしむかし」だとありきたりだと言われたはじめは、「ピロロン星人」を登場させてみますが、今度は突拍子すぎるとダメ出しされました。
前園が「君の過去を書け」というので、はじめは『捨てられたゴミ』というタイトルで、両親を交通事故で亡くし、施設で育った少年のことを書きます。
ところが前園が「くらーーい」と一蹴しました。童話なのでもっと夢のある内容じゃないと駄目なようです。
恋人の美沙からメールが届きました。前園もチェックします。
はじめは前園に、自分語りをしました。施設で育って悪の道に手を染めて少年院に入ったこと、出所後はまっとうに生きて恋人もできたのに、先輩に脅されてやむなく泥棒に入ったことを告げます。

前園の家の外では、エアコンの室外機が古くて、盛大に唸っていました。
奥と轟は会話をしているうちに、互いに矛盾していることに気づき始めます。
但し、2人ともに屋敷の主人ははじめだというふうに思っているので、そこは揺らぎません。
矛盾点を確かめようと、奥と轟は階段を上がり、はじめのところへ行きました。
はじめが机に向かっているので、作家だと思います。

お手伝いさんだと思った前園のほうが、はじめに対して態度がえらそうなのを、轟が指摘しました。それを奥がやんわりなだめ、痴呆扱いします。
前園は、奥と轟がはじめを「絵本作家の前園」と思っていると気付き、ここぞとばかりに原稿を放りだして逃げ出そうとしました。
しかしそれを奥が止めます。
奥は、「絵本作家の前園ははじめだが、お手伝いの前園は『前園のゴーストライター』だ」と思ったのでした。轟も納得し、はじめも肯定したことで、前園は逃げられなくなります。

高梨が文句を言いに屋敷に来ました。高梨はクレーマーで、1~2時間はつかまってしまうそうです。
高梨はエアコンの室外機がうるさいことを指摘しました。電源が入っているのを見た一同は、なるほどと思います。
しかしそれ以外でも高梨がいちゃもんをつけ始めたので、奥が進み出て、英語で撃退しました。男性陣の前園、はじめ、轟は喜びます。
高梨が去った後、DVD再生のために持っていたタブレットで、轟が検索しました。
You Tubeに高梨の動画があったものの、再生回数が11回程度のものばかりで、可哀想です。自己紹介の欄に「42歳になりました」とあり、みんなは「ひくにひけなくなったのだろう」と、高梨の境遇を思ってしんみりします。

はじめが、童話づくりに参加してくれと奥に言いました。米村に「編集者は意見を言わなくていいのだ」と否定されていた奥は、自分も意見を言っていいと言われて喜びます。
それを聞いた轟も、協力すると言い出しました。
前園、はじめ、轟、奥の4人で童話の展開を考えます。
ただし轟は、ハリーポッターなどの作品の盗用ばかりで、あまり参考になりません。

はじめが『タマとミキ』の続編を書けばどうかと言いますが、前園が否定しました。
『タマとミキ』は前園の処女作でした。もともとは『ニャンてかわゆい猫かしら』(通称:『ニャンかわ』)というタイトルにしてあちこちに公募したのですが、全く相手にされませんでした。
ある時、前園の妻・美希子がタイトルを『タマとミキ』に変更して公募したところ、乳腺を果たし、ベストセラーになりました。
前園は妻に礼を言えないまま、妻は交通事故に巻き込まれて死んでしまいました。
『タマとミキ』のタマは自分、ミキは妻・美希子をモデルにして書いたものなので、礼も言えずになくした妻のことを考えると書けない…前園はそう言います。
(もはや轟や奥は、はじめと前園のどっちが作家本人かどうでもよくなっている)

【結】- 泥棒役者のあらすじ4

『タマとミキ』の続編は置いておいて、新作を書くことにしました。
先ほどはじめが書きかけた『捨てられたゴミ』というのをヒントにし、ポケットティッシュ、パンを止めるクリップ、ダイレクトメールのゴミたちが、外へ出て行く話を4人は完成させます。

隣の家では、けん玉をしながらの歌を撮影していた高梨が、リサイクル回収車の音声が入って失敗していました。
お向かいで4人が談笑している様子を見て妬んだ高梨は、警察に通報します。

童話が完成して嬉しい奥は、米村編集長へ電話をかけて報告しました。
ところが米村編集長は、前園に『タマとミキ』の続編を書くように、前の日に念押ししていました。続編を書かないのであれば、出版しないとまで言われていました。
前園もその覚悟はありました。『タマとミキ』でヒットしたものの、その後全く売れていない前園は、むしろ出版社からお荷物扱いされていたのです。
この家にある金庫の中には、『タマとミキ』の元原稿があります。その原本は100万円ほどの価値がありそうですが、前園自体は落ち目でした。
金庫の番号を聞く前に、妻は事故で他界しており、前園は金庫を開けられずにいました。

告白をしたことで、ようやく奥が、前園はお手伝いさんではなく絵本作家だと気付きます。
はじめは何者かと思った瞬間、100万円という値段を聞いて思わず身を乗り出した畠山が、クローゼットから出てしまいました。
畠山はナイフを見せて脅し、はじめに前園、奥、轟を縛るよう命じます。
命じた直後、時間短縮のために畠山は撤回しました。
はじめに金庫を開けるよう命じ、畠山がガムテープで3人の両手を縛ります。

3人を拘束した後、畠山は部屋の照明を暗くしました。はじめの正体は泥棒だと、畠山が奥と轟に話します。
はじめは金庫を開けました。中の原本を取り出すと、畠山には犯罪をやめようと言います。
金庫を開けたのは前園のためだと言ったはじめは、奪おうとする畠山から必死に原本を守りました。蹴られても渡そうとしません。

そこへ屋敷の扉をノックして、警官がやってきました。隣の高梨の苦情を聞いて、パトロールにやってきたのです。
奥が「ヘルプ!」と声を出し、畠山はガラス窓に体当たりして逃げました。
警察官が入りこむと、はじめを捕まえます。

一緒に童話を作っていた前園、轟、奥は、はじめを逮捕させたくありませんでした。そこで、必死になって警官に言い訳をします。
轟が「これは実演販売をしているところだ」と言い、両手を拘束された状態でも、絵を描けることを証明していたのだと主張しました。
「ヘルプ」という声については、DVDの教師の名、デーヴと言っていたのだとごまかします。
警官が「絵本作家なのに、前園先生に必要なのですか」と聞くと、前園は「絵柄を変えたくて」と答えました。
警察官は納得し、帰っていきました。
はじめは3人の拘束を解きます。

それでもはじめは、これから警察に出頭すると言いました。それを、前園たちは制止します。
はじめは前園に、もう書かせてもらえないのかと聞きました。続編でない以上、仕方がないと前園はうなずきます。
原画をめくっていた轟が、原画の束の中にあった亡き妻の手紙を見つけました。
前園の妻・美希子は手紙のなかで、互いに素直になれない、「つい逆のことを言っちゃう」夫婦間のことを手紙にしたためていました。この手紙がいつ見つかるのか、楽しみだとも書いていました。

手紙の内容を聞いたはじめが、絵本のタイトルの意味に気づきます。
『タマとミキ』は、逆に読むと『きみと、また』になります。
「つい逆のことを言っちゃう」妻は、その思いをこめてタイトルを変更していたのでした。
それを聞いた前園は、続編を書く意欲が湧きます。

轟に「高梨に、油絵を描きながら歌う動画を撮ればと勧めたらどうか」と言うと、轟は隣家へセールスにすっ飛んでいきました。空気を読まない轟は学習したものの、人の話を最後まで聞かないところは、なおっていないようです。
はじめは前園と奥に別れを告げ、屋敷を去りました。

屋敷を出てしばらく歩くと、畠山がはじめに声をかけました。裏切りを責められます。
はじめは畠山に手持ちの金を渡すと、仕事を探せとアドバイスしました。

帰宅したはじめは、美沙に少年院へ入っていたことを告白します。
美沙は、2年前からすでに知っていました。2年前というと、はじめと付き合う前からです。
美沙ははじめに、早くカミングアウトしてほしいと待っていました。
はじめは美沙に、太陽のマスコット(轟手製)をプレゼントします…。

(エンド途中)
畠山はなんとかバイトをしている。
休憩中、You Tubeにアップロードされた高梨の動画を見ていた。
油絵を描きながらの『恋はメデューサ』の再生回数は1843回。
11回に比べれば、少しましになった?
休憩を終えた畠山は、着ぐるみを着用。それはタマ。
続編『タマとミキともじゃもじゃのいぬ』が発売され、大ヒットのイベント会場。
もじゃもじゃのいぬは、はじめがモデル。

みんなの感想

ライターの感想

小ネタが多いものの、面白かった。
ただやっぱり「もとは舞台だな」というのがよく判る内容。いちおう隣家や仕事部屋などを映すけど、リビングだけで成り立つもん。
期待せずに見たら、面白いと思う。「そうです~」と無理やりに相手に合わせるはじめの演技など、面白い。
根っからの悪者が出てこないというのも、好印象。このなかでいちばんの悪党は畠山だが、畠山ですら、かわいらしい。
見終わったあと「ああ、よかった」と思わせるのもよい。

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