映画:眠れぬ夜のために

「眠れぬ夜のために」のネタバレあらすじと結末

眠れぬ夜のためにの紹介:1985年にアメリカで製作されたコメディスリラー。「ブルース・ブラザース」のジョン・ランディスが監督し、ジェフ・ゴールドブラム、ミシェル・ファイファーが主演を務めた。不眠症の男が夜のドライブ中に偶然出会った美女のトラブルに巻き込まれていく。1985年のコニャック・スリラー映画祭では審査員特別賞に輝いた。

あらすじ動画

眠れぬ夜のためにの主な出演者

エド(ジェフ・ゴールドブラム)、ダイアナ(ミシェル・ファイファー)、ジャック(リチャード・ファーンズワース)、シャヒーン(イレーネ・パパス)、クリスティ(キャスリン・ハロルド)、ハーブ(ダン・エイクロイド)

眠れぬ夜のためにのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 眠れぬ夜のためにのあらすじ1

舞台はアメリカ、ロサンゼルス。物語の主人公であるサラリーマンのエドは、このところ不眠症に悩まされていました。不眠が原因で仕事がうまくいかないうえ、妻が親身になってくれないことにもエドは日々不満を感じていました。

そんなある日、エドは仕事を早退して、家でゆっくり寝ようと帰宅したときのことでした。エドは妻の上司の車が家の前に停まっていることに気づきました。こっそりと自宅の寝室をのぞくと、エドは妻が上司と情事に及んでいる場面を目撃してしまいました。結局、エドは家で休むことができず、妻に浮気を追求することもできないまま夜を迎えました。エドはいつも通り妻に接し、そのままベッドを共にしますが、目は冴えて眠ることができずにいました。

エドは気晴らしに夜のドライブに出かけ、空港へと向かいました。エドが空港の駐車場で一息ついていたときのことでした。突然、金髪ショートの美女が現れ、エドに助けを求めてきたのです。美女の後ろには武装した数人の男が迫ってきていました。無我夢中で美女を車に乗せ、男たちの追跡を振り払うエド。やっとのことで男たちから逃げたエドでしたが、美女は自分の名前がダイアナだということ以外、何も詳細を明かそうとしません。エドは警察に訴えるべきと助言しますが、ダイアナはエドの言葉を無視し、ただ助けて欲しいと繰り返すばかり。エドはやむなくダイアナの望むままに車を走らせ、ダイアナの兄の家へ向かいました。

しかし、ダイアナの兄は妹を毛嫌いしており、ダイアナとエドをすぐに追い出してしまいました。不運なことに、このわずかな滞在時間のうちに違法駐車していたエドの車はレッカー移動されてしまいました。さらに悪いことに、ダイアナを追う男たちがすぐ近くまで迫っていました。そこで、二人はダイアナの兄のド派手な車を借用、その場から逃げ出すのでした。

その後、エドはダイアナの頼みでハリウッドに向かいました。その道中、ついにダイアナは男たちに追われている理由を明かしました。ダイアナはヨーロッパからある高価なものを持ち帰ったといい、男たちはそれを狙っているというのです。エドはこのままダイアナを見捨てることができず、そのままハリウッドへと車を走らせるのでした。

ハリウッドに着くと、ダイアナは友人で女優のクリスティに会い、ヨーロッパから持ち帰った例の品物を託しました。クリスティはすぐに品物をダウンジャケットの隠しポケットに入れ、それが何であるか気にするそぶりも見せませんでした。

次にダイアナはジャックという人物に電話をかけ、助けを求めようと試みました。ところが、電話に出たのは、ダイアナを嫌悪するジャックの妻でした。ジャックの妻はすぐに電話を切ってしまい、ダイアナは頼りの綱を失ってしまいます。ダイアナはさらなる協力をエドに求めますが、エドはわけのわからない状態に耐えかね、真実を話すよう迫りました。

【承】- 眠れぬ夜のためにのあらすじ2

ダイアナは観念し、真実を語り出しました。ヨーロッパから密輸したあるものとは、古代ペルシャの王が所有してきたエメラルド六個でした。しかし、ある人物がイラン革命の混乱の最中にエメラルドを盗み出し、ダイアナはその運び役を任され、ヨーロッパに潜入していました。ダイアナはエメラルドを持ってアメリカに帰国し、ハーシという男と落ち合いましたが、すぐに謎の男たちから襲撃され、ハーシは殺害されたといいます。ダイアナは、襲撃してきた男たちはイラン人と予想していました。エドは警察に救助を求めるべきと提案しますが、ダイアナはこれを拒否。密輸犯として逮捕されることを避けたいと考えていたのです。男たちに顔が割れていないエドにこのまま協力してもらうこと、それがダイアナにとって最善の策でした。

エドはダイアナの頼みを聞き入れ、エメラルドの受取人であるハミードという男に会いに行くことになりました。ハミードに怪しまれながらも、エドはなんとか仲介役を果たし、ダイアナとハミードはすぐに会うこととなりました。

そのすぐ後のことでした。エドがダイアナと合流するため街を歩いていると、突然イギリス人の男から話しかけられました。男はメルビールという人物の代理人と名乗り、エドの口の中に拳銃を突っ込み、エメラルドの場所を吐くよう迫ってきました。パトカーの巡回が近くを通りかかったおかげでエドは事なきを得たものの、エドはイギリス人の男の話から状況がさらに複雑なものであることに気づきます。男の話から察するに、あのイラン人の男たち以外にもメルビールという男もエメラルドを追っているようでした。エドはダイアナと合流すると、すぐにイギリス人の男の話を報告しますが、ダイアナ自身もメルビールという人物については知らないようでした。

それからすぐ、エドとダイアナはハミードのマンションへと向かいました。ダイアナはこれまでのエドの協力に深い感謝を示し、キスをして別れを告げました。ようやく揉め事から解放されたエドでしたが、何か胸騒ぎを感じ、ダイアナの後を追いかけてハミードの部屋へと向かいました。すると、そこにはハミードやその近親者の死体が部屋に転がっていました。ハミードのボディーガードも胸をナイフで刺されていましたが、エドが近づくと、突然ボディーガードは起き上がりエドに襲いかかってきました。すると、物陰からダイアナを人質にとったイギリス人の男が現れました。イギリス人の男とボディーガードは乱闘を始め、エドとダイアナはこの混乱を利用してなんとか部屋から逃げることに成功します。しかし、外にはイラン人の男たちがおり、二人は息つく暇もなく激しい逃亡劇を続けることに。腕利きのタクシー運転手に助けられたおかげで男たちを振り切ったものの、二人の目論見はハミードの死という最悪な結果に終わってしまいました。

【転】- 眠れぬ夜のためにのあらすじ3

この状況に頭を抱えるエドに、ダイアナはジャックに再びコンタクトを取りたいと口にし、ジャックとの関係を打ち明けてきました。ジャックは資産家の男性で、ダイアナはジャックの愛人として五年間尽くしていたといいます。ダイアナはジャックのおかげでセレブな暮らしを手に入れましたが、ここ最近になって音信不通になったことに悲しんでしました。ダイアナはジャックに捨てられたと考えていましたが、この窮地から抜け出すために何とかジャックと連絡を取ろうと考え始めました。

夜が明けると、二人はダイアナの兄の家を再び訪れました。すると、家の中はめちゃくちゃにされており、兄の姿も消えていました。二人がその光景に困惑していると、メルビールと武装した男二人が現れました。メルビールは二人を拘束し、エメラルドを引き渡すよう迫ってきました。エドが人質に取られ、ダイアナはやむなくエメラルドを引き渡すことを決め、クリスティの元へ向かいました。

一行はクリスティの滞在先の大物プロデューサーの家へ向かいますが、すでにそこはイラン人の男たちによって荒らされた後で、大勢の警察官が詰めかけていました。そんな中、ダイアナはしれっとエメラルドが隠されたクリスティのダウンジャケットを回収、さらに警察官を引き連れてメルビールの車に戻りました。メルビールが警察官の前では何もできないことを利用して、ダイアナは一芝居打ってメルビールの車を奪い、エドとともにその場から逃げ去ることに成功するのでした。

その後、二人はジャックの屋敷裏に身を潜め、夜になるのを待ちました。夜になると、二人は屋敷に潜入し、ジャックとの対面を果たしますが、ジャックは重い病でベッドに寝ていました。ジャックの話によれば、ジャックの妻がダイアナとの連絡を遮断していたといい、ジャック自身はダイアナと別れる気はなかったといいます。ダイアナはジャックの言葉に安堵しつつ、今自分が置かれている状況を打ち明けました。すると、ジャックは事の黒幕はハーシの伯母シャヒーンだと語りました。シャヒーンは現在中心街に土地を買うために多額の資金を必要としており、そのためにハーシを利用してエメラルドを手に入れようとしたというのです。ジャック自身もダイアナを愛人にしていることから、周辺をシャヒーンに詮索され害を被っていました。ジャックはダイアナにシャヒーンと取引し、取引後は国外で暮らすよう助言。ダイアナは素直にジャックの言葉を受け入れ、ジャックの額に別れのキスをしました。一方、エドは事の発端が不動産売買であることに拍子抜けしていました。ジャックの屋敷を出たエドとダイアナは、早速シャヒーンとの取引に向け動き出しました。

【結】- 眠れぬ夜のためにのあらすじ4

二人の計画は、シャヒーンに揺さぶりをかけてエメラルド取引を成立させ、その後は速やかに飛行機に乗りメキシコに逃亡するというものでした。その手始めとして、エドは単身シャヒーンの屋敷に乗り込み、エメラルド3個を引き渡し、大金を要求しました。残りの3個については、エドが無事戻ったことを確認し次第、ダイアナがありかをシャヒーンに電話連絡する…エドはあのイラン人の男たちに囲まれながらも、堂々と自分たちの望みをシャヒーンに伝えました。シャヒーンはエドの迫力に負け、やむなくエドの要求に応え大金を引き渡しました。

その後すぐにエドが空港に向かいダイアナと合流を果たすと、ダイアナはただちにエメラルドのありかをシャヒーンに連絡しました。あとはメキシコ行きの飛行機に乗り込むだけとなり、一安心する二人でしたが、搭乗して間もなく、機器の臨時点検のアナウンスが機内に流れました。二人はやむなく空港に戻ると、シャヒーンの手下の男たちが二人を待ち構えていました。

二人は男たちに連行されてしまいましたが、その途上でメルビール手下の男たちが襲いかかってきました。シャヒーン、メルビール両陣営の男たちは銃撃戦を始め、空港はたちまち大混乱に陥りました。警察官が出動し事態の鎮静化を図ろうとしますが、その最中にダイアナがシャヒーン手下の男の一人に人質にされてしまいました。緊迫感は漂う中、エドは一人男の前に歩み出て、理不尽な物事の多さを嘆き始めました。なぜ妻が浮気するのか、なぜ自分は不眠なのか…エドは目を大きく見開きながら男に尋ねると、男は自らの拳銃で自殺してしまいました。

その後、エドとダイアナはFBIの監視下に置かれ、とあるホテルに連行されました。それと同じ頃、ダイアナがエメラルドを隠した花屋を訪れていたシャヒーンもまた、警察に逮捕されるのでした。

エドとダイアナはFBI捜査官を前に困惑していると、突然捜査官は75万ドルが入ったカバンを二人に渡してきました。捜査官の話によれば、ジャックがダイアナのために事のもみ消しを図ってくれたといいます。二人は24時間ホテルにこもることを条件に、一連の事件から解放されることとなったのです。

その後、ダイアナがシャワーを浴びている間に、エドは眠りにつきました。ダイアナは寝息をたててぐっすり眠るエドの姿を優しく見守っていました。

それから数時間後、エドが目覚めると部屋からダイアナの姿が消えていました。エドが部屋を出てダイアナを探していると、間もなくクールに着飾ったダイアナが現れました。「空港まで送って」と笑顔で語るダイアナに、エドは笑顔を返すのでした。

みんなの感想

ライターの感想

睡眠不足と戦いながら多くの困難を乗り越えていくジェフ・ゴールドブラムがとてもかっこよかったです。中でも印象的だったのは、元々大きな目を見開きながらしかめっ面を見せる演技で、不眠症のつらさが随所で伝わってきました。それだけに、ラストでぐっすり眠る姿は観ている側も安堵する素敵なシーンだったと思います。

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