「転々」のネタバレあらすじと結末の感想

転々の紹介:2007年公開の日本映画。借金を抱えた青年が、借金取りと共に散歩する姿を描いている。藤田宜永の小説が原作。三木聡が監督・脚本を務め、オダギリジョーや三浦友和らが出演した作品。

予告動画

転々の主な出演者

竹村文哉(オダギリジョー)、福原愛一郎(三浦友和)、麻紀子(小泉今日子)、ふふみ(吉高由里子)、国松(岩松了)、仙台(ふせえり)、友部(松重豊)、愛玉子店のおばさん(鷲尾真知子)、愛玉子店の息子(石原良純)、岸部一徳(本人)、鏑木(広田レオナ)、ギターマン(ブラボー小松)、尚美(平岩紙)、石膏仮面(横山あきお)、多賀子(石井苗子)、お婆さん(風見章子)、畳屋のオヤジ(笹野高史)、福原の妻(宮田早苗)、三日月しずか(麻生久美子)

転々のネタバレあらすじ

【起】- 転々のあらすじ1

竹村文哉は大学8年の秋に、84万の借金をしていました。借金取りの福原愛一郎が取り立てに来て、文哉は靴下を口に入れられてモゴモゴします。
靴下が湿っちゃったじゃないかと、福原は今日は帰ることにします。3日間だけ待つこと、逃げるなと言葉を残していきます。ついでに文哉の免許証と学生証も預かっていきます。
パチンコで一儲けを考えた文哉でしたが、とぼとぼ駅を歩いていると高校生の女の子から、募金をお願いされます。
どのくらい儲かるのか聞くと避けられます。すると地面にコインロッカーの鍵が落ちていました。
駅員の目を気にしながら、文哉はロッカーを開けてみます。中にはバックが入っていました。バックの中には、たくさんのだるまと折れた天狗の鼻が入っていました。
文哉の後をつけていた福原が現れます。借金の猶予は後一日でした。
福原は100万あげるから、東京散歩に付き合うように文哉に提案します。疑問点が多々残る文哉でしたが、行くしか選択肢はありません。
福原は目的地を霞ヶ関に決めていました。その理由を話す場所は決めてあると語ります。
二人は道中、岸部一徳を見ます。町で岸部一徳を見ると良いことがあるのです。
ピアノの音楽が流れてきて、福原は音楽にのせながら指揮をします。邪魔なので、後ろからおばちゃんが自転車の鈴を鳴らします。
それにキレた福原に、おばちゃんは恐れながら去っていきます。しかし、質の悪い輩に轢かれてしまい、おばちゃんは良いです良いですと言いながら、文句を言わずに去っていきます。

【承】- 転々のあらすじ2

実は福原は、借金取りを昨日廃業していました。ついカッとなって、自宅マンションで女房を殺してしまったのです。
ぶん殴って死んだことから、法律の勉強をしている文哉は、殺人ではなくて傷害致死だと説明します。
福原は自首をするために霞ヶ関に向かっていました。どうせなら立派な場所でと、桜田門の警察庁を目指すことにしたのです。
福原は妻と散歩をしながら余生を送ろうと考えていました。一人だと寂しいことから、文哉を誘ったのかもしれません。
文哉は死体が発見される前に自首をしないと、自首として取り扱ってもらえないと話します。福原は刑を軽くするために自首するのではないので、別にいいんだと話します。
昔、福原の父は大の散歩好きでした。散歩しないと駄目なたちから、福原家では散歩をたちと呼ぶことになりました。
文哉は小さい頃に両親に捨てられたので、そういった家族だけの呼び名のようなものはありませんでした。
福原と文哉は神社にやってきます。ここは福原が妻と初めてキスをした場所でした。
福原の妻は、福原しか男を知らないで結婚しました。そのこともあり、変身する願望が起こり、渋谷や新宿で若い男を漁っていました。
福原が妻をぶん殴った理由は浮気が原因でした。福原は神社の賽銭箱に1万円を入れて祈り続けます。

【転】- 転々のあらすじ3

次に向かったのは、福原が妻と喧嘩した後に訪れていた愛玉子(おうぎょーちぃー)です。
喧嘩して喋らない期間があった後、どちらかが愛玉子に行こうと言って、喧嘩は終わりを告げていました。
福原と文哉が愛玉子を食べていると、店の女性と息子が酷い状態です。息子は母からお金を奪って出ていきます。その後を母は追いかけていきます。
福原は妻の浮気相手で、どうしても一人半殺しにしたい男がいました。その男だけは、ホテルに行っても、妻と寝なかったのです。妻は彼だけが忘れられないでいました。
そういえば、文哉はバーで人妻と出会ったことがありました。ホテルまで行ってキスをします。旦那に似ているため、本気で好きだと言って、人妻は途中で帰っていきました。
文哉はその人妻から、旦那の仕事が金融関係と聞いていました。まさかと思いつつ、福原に妻の写真を見せてもらいます。その人妻ではなくて、ホッとする文哉でした。
福原は以前、偽の親戚となって結婚式に出席したことがありました。その時の妻を演じた麻紀子のスナックに向かいます。
福原と文哉は彼女の家へと行きます。そこには福原と麻紀子の夫婦のような写真が飾ってありました。
麻紀子は文哉が福原の息子だと思ってしまいます。実は福原には息子がいたのですが、生まれてすぐに死んでしまいました。
麻紀子の家にふふみという元気な女の子が訪ねてきます。彼女は麻紀子の姉の娘でした。
ふふみには、福原が麻紀子の旦那で、イスタンブールに行っている船長だと説明していました。

【結】- 転々のあらすじ4

麻紀子は自分が母親で、福原が父親、文哉が息子という設定にします。文哉はひょんなことから、家族を演じることになります。
慣れてないので、文哉は麻紀子に敬語を使ってしまい、指摘されてしまいます。また、お父さんと呼ぶのも慣れてなくて、福原に不自然だと指摘されます。
しかし、親父と呼ぶとしっくりきます。文哉は何度も、福原を親父と呼び続けます。
どこか温かい家庭の雰囲気に包まれた文哉でした。福原に自首を止めるように伝えたいと考えます。
福原はシャバで食う最後の飯はカレーが良いと決めていました。福原に頼まれて、麻紀子とふふみはカレーを作ります。
チャツネが切れていて、文哉は買い物に行きます。このまま去ってしまおうかと考えます。
4人でカレーを食べていると、文哉は辛いと言い訳しながら涙を流します。福原は確かに辛いかなと、彼をフォローしてあげます。麻紀子は泣くほどでもないのにと不思議に思います。
福原と文哉の最後の散歩が始まります。文哉は岸部一徳に会って、良いことがあったと言います。後ろ向きに歩くと、若返るという漫画の話しをします。
お婆ちゃんに当たりそうになって、なぜ後ろ向きで歩くのか聞かれます。お婆ちゃんは理由を聞いて、若返りたくはないのよと言いながらも、後ろ向きで歩いていきます。
福原は約束の100万円を文哉に渡します。一枚飛んでいって、文哉が拾いに行くと、福原は一人で警察庁へと歩いて行ってました。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は深刻な内容をほのぼのと明るく映し出しています。随所に現れるシュールで面白い場面の数々に笑いがこみ上げてきます。
また、両親に捨てられて家族を知らない文哉が、家族という温かみを知って、福原を止めたいと思う様子に感動する映画でもあります。
独特な雰囲気と世界観が展開され、出演陣の演技も見事にマッチしています。豪華な出演者たちと制作陣の実力が最高潮に達しています。
この素晴らしい作品を観た後、心が和やかに癒されることは間違いないでしょう。

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