「逆転のトライアングル」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

逆転のトライアングル（字幕版）

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画像引用元：YouTube / 逆転のトライアングルトレーラー映像

マイクテストをする男性は、部屋にたくさんいる男性モデルに話しかけます。女性モデルに較べてギャラは3分の1の男性モデルに、どうしてその仕事をするのかという質問を聞いていました。

その場にいる男性モデルのなかに、カールもいます。男性インタビュアーがモデルたちをおだてて、「H＆M」「バレンシアガ」の2つのブランドの名を繰り返しました。カールたち男性モデルは、それぞれのブランドのポスターのイメージに合いそうなポーズと表情を作ります。

別のとき。カールはオーディションを受けていました。居並ぶ審査員の前に置かれた資料には、カールが2～3年前に香水の宣伝のモデルになったときの写真があります。いまと別人だと洩らす審査員は、カールに「悲しみの三角形がある」と指摘しました。眉間にできる皺のことです。カールに歩くよう指示した審査員らは、イメージに合わないと早々に見切りをつけました。もう歩かなくていいとカールに告げます。

（映画タイトル 原題『Triangle of Sadness』＝『悲しみの三角形（眉間の皺）』）

【パート1 カール＆ヤヤ】

カールはファッションショーの会場で観客席の椅子に座っています。ショーが始まると、きらびやかな女性らがステージの上を歩きました。先陣を切るのは人気絶好調の女性モデル・ヤヤです。ヤヤは会場でもトップクラスのモデルで、みんなから拍手喝さいを浴びます。カールはそのヤヤと交際しています。

別の日。高級レストランでカールとヤヤは食事をしています。机に置かれた伝票に目をやらず、ヤヤは「ありがとう」と言いました。前日カールはヤヤから「明日は私がおごる」と聞いていたのでそれを指摘すると、ヤヤは自分が払うのかと不満げに席を立とうとします。

ヤヤは「自分のほうが稼いでいる」と言いながらカードを出しますが、そのカードが使えませんでした。ヤヤは現金で支払おうとしますが足りず、カールが自分のカードを出して支払うとヤヤは金を引っ込めます。

店を出てタクシーに乗ったあと、2人はその話題になります。カールは「男が支払うのが当たり前という男女の役割にとらわれたくない。対等がいい」と言いました。しかしヤヤは納得がいかないようで、口論は続きます。

宿泊先のホテルに着いてエレベーターの前でも、まだ2人は口論しています。ヤヤの稼ぎがいいのは事実です。カールはヤヤからシャツをもらい、このホテルにもヤヤのおかげで泊まっていました。インフルエンサーのヤヤのおかげでカールはいい思いをしていますが、真っ正直に言われるとカールは気分を害します。エレベーターの扉の外と内で、2人は揉めました。

扉が閉まりました。エレベーターの外にいたカールは歩いて部屋に行きます。部屋に入ってベッドに横たわり眠ろうとしますが、カールは照明の消し方が判りません。スイッチを探せず照明をいじって消そうとしていると、ヤヤが部屋に戻ってきました。ヤヤはロビーでしばらく時間を潰していたそうです。

少し時間が経って頭を冷やした2人は、思っていることを本音で話します。ヤヤは「将来はセレブの妻になるつもり」と話し、カールとはそれまでの付き合いだと言いました。インスタのフォロワー数を稼ぐためのパシリに利用されていると判ったカールは、ヤヤに惚れさせると宣言して仲直りします。

カールとヤヤはそんな風に小さな衝突を繰り返す倦怠期でしたが、なんとなく続いています。

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