「隣のヒットマン」のネタバレあらすじと結末の感想

隣のヒットマンの紹介:2000年製作のアメリカ映画。ひとりの殺し屋が隣家に引っ越してきたことから巻き起こる騒動を、コミカルに描いたアクションサスペンス映画。登場人物誰もが誰かを殺したがっている、複雑に入り組んだ物語が展開。クセ者ぞろいのキャラが魅力的! 同じキャストでの続編も、後に作られた。

予告動画

隣のヒットマンの主な出演者

ジミー・“チューリップ”・チュデスキ(ブルース・ウィリス)、ニコラス・“オズ”・オゼランスキー(マシュー・ペリー)、ソフィ・オゼランスキー(ロザンナ・アークエット)、フランキー・フィグズ(マイケル・クラーク・ダンカン)、シンシア・チュデスキ(ナターシャ・ヘンストリッジ)、ジル・セント・クレア(アマンダ・ピート)、ヤンニ・ゴーゴラック(ケヴィン・ポラック)、ハンソン捜査官(ハーランド・ウィリアムズ)、デイヴ・マーティン(ハワード・ビラーマン)

隣のヒットマンのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①カナダのモントリオールで義父の作った借金を返すために歯科医をするオズは、妻・ソフィとの仲も険悪。ある日隣家に殺し屋のジミーが引っ越してきた。ジミーと仲良くなったオズだが、ソフィはジミーをマフィア・ヤンニに売れとそそのかし実行させる。 ②オズの密告の有無は関係なく、ジミーはヤンニをおびき寄せて殺すつもりだった。またソフィは夫・オズを殺すためにジルという女性を雇っていたことも判明。ヤンニたち敵を一掃し、オズはジミーの妻・シンシアと結婚、ジミーは新米殺し屋・ジルとハッピーエンド。

【起】- 隣のヒットマンのあらすじ1

カナダ・ケベック州モントリオール。
ニコラス・オゼランスキー、通称・オズという男性は、開業歯科医をしています。
オズは不運な人生を送っていました。
アメリカ・イリノオイ州シカゴで生まれ育ったオズですが、すべての不運は妻・ソフィと結婚した時から始まります。
ソフィの父も歯科医だったので、オズと義父はシカゴで歯科医院を共同経営します。
ところが義父は未成年の「男性」の患者に性的イタズラをしました。それが元で相手の男性に脅されます。
しかも同じ頃に国税庁が脱税容疑で義父を捜査します。義父は医院の金を使い込み、脱税していたのです。
脱税の罰金と脅迫の金で大金が必要になった義父は、医院名義で巨額の借金をしました。
そこからはよくあるパターンで、金を増やそうとギャンブルで大金を失い、自己破産し、義父は自殺しました。
医院名義で借金をしていたため、義父の借金のツケはすべてオズに回ってきます。
いたたまれなくなったオズと妻・ソフィ、義母はカナダに移住して、モントリオールで歯科医院を経営しながら借金の返済に追われていました。
妻・ソフィには「早く死んで(生命保険で借金が返済できるから)」と言われ、とうに愛も冷めていますが、離婚もできません。
この悪妻・ソフィのひどさには、3週間前からオズの歯科医院で受付助手をしている若い女性ジル・セント・クレアも指摘するほどです。オズとジルは恋仲ではないのですが、客観的にみてもそれだけソフィがひどい女性だとジルは思っています。
イライラしても車のハンドルに当たるしか方法がないオズは、それでも人生を変える方法を見いだせずにいました。そんな時に、隣人が引っ越してきたのです。
帰宅したオズは隣家にトラックが止まり荷物が運び込まれているのを見て、挨拶に出かけます。住人らしき男に挨拶すると、男はジミー・ジョーンズと名乗りましたが、肘裏にあるチューリップのタトゥーを見たオズはすぐに気づきます。
その男は連日新聞紙面をにぎわせた、17人もの人物を殺害した殺し屋ジミー・チュデスキ、通称・チューリップでした。シカゴで話題になっていたので確かです。
驚いたオズは思わず妻・ソフィとの不仲も忘れ、隣家に殺し屋が引っ越してきたと告げました。
ジミーはシカゴの北地区を牛耳るハンガリー・マフィアのボス、ラズロ・ゴーゴラックの右腕です。17人を殺害し葬式にはチューリップの花束を送りつけたことから、仇名はチューリップです。

【承】- 隣のヒットマンのあらすじ2

ボスのラズロを裏切ったため逮捕され、ラズロは終身刑になりましたが、ジミーは5年で釈放され、証人保護プログラムも頼んでいませんでした。
ラズロの息子ヤンニ・ゴーゴラックはジミーの首に賞金をかけているとのことです。
それらの情報を一気にソフィに告げたオズですが、ジミーを見たソフィはセクシーだわ程度でした。
芝刈りをしているオズのところへジミーが来ると、ドライヴに誘います。モントリオールを案内してくれと誘われたオズは、こわごわついていきました。
接してみるとジミーは噂とは異なり、温厚でいい人物に思えました。殺し屋というイメージを持ってびびっていたオズは、考えを改めます。
オズはジミーに気に入られ、オズもジミーに好印象を持ちました。
帰宅したオズに、シカゴのヤンニを探して居場所の情報を流せば、情報料がもらえるかもしれないと妻・ソフィが言い出します。
ジミーに好感をオズは持ち始めているので拒否しますが、ソフィが発破をかけるため迫られたと嘘をつきました。やってくれたら離婚してあげると言われ、オズはしぶしぶ了承します。
翌日、オズはシカゴに行きました。その間にソフィはジミーを訪問し、オズを暗殺してくれと依頼しますが、ジミーは断りました。
シカゴで友人の新聞記者デイヴ・マーティンと会った後にホテルにチェックインすると、黒人男性フランクリン・フィゲロア、通称フランキー・フィグスと名乗る男が部屋で待ちかまえていました。なぜ自分の情報が筒抜けなのか不思議に思いつつ、フランキーに連行されてオズはヤンニに会いにいきます。
ヤンニは情報は確かなのかとオズに尋ねました。ヤンニのところには、ジミーの妻・シンシアもいました。
オズはフランキーに送られてホテルに戻りますが、部屋をシンシアが訪問します。
シンシアはジミーと離婚したいのですが、ジミーは浮気性のくせに離婚しない主義らしく、別れてくれないとオズに訴えました。シンシアの美しさに一目ぼれしたオズは、シンシアと深い仲になります。
ラズロが結婚祝いと称してFBI(アメリカ連邦捜査局)から隠すためにくれた1000万ドル(約11億1000万円)があります。それを引き出すにはヤンニとジミーとシンシア3人のサインが必要で、それが無理ならば生きている者のサインと死亡証明書が必要でした。
シンシアはそれをオズに告げ、殺せば金を独占できるのだと言います。

【転】- 隣のヒットマンのあらすじ3

翌日、フランキーとオズはモントリオールに移動しました。ヤンニはフランキーが確認した後にやってくるそうです。
受付女性のジルはオズがシンシアといい仲になった(浮気した)と聞いて喜びました。ソフィと義母はナイアガラへ旅行に行っています。
家に戻ったオズはジミーを見つけてびびりますが、フランキーとジミーは仲良しで、再会のハグをしました。そこでオズは、自分が関わらずともフランキーが情報を流してヤンニをジミーのところへおびき寄せ、殺す作戦が立てられていると知ります。
ジミーはオズに、ソフィがオズの殺害依頼をしに来たが断ったと告げました。これにはさすがのオズもショックを受けます。
隣に殺し屋が越してきてから驚きの連続で、オズは翌日も歯科治療どころではありません。笑気ガスを吸って気持ちを落ちつけようとするオズを見て、相談に乗るとジルは言いますが、隣人がジミーと聞いてジルは興奮します。ジルはジミーの憧れの人物だったのです。
会わせてくれと頼まれて連れていくと、ジルはいきなり殺し屋宣言をしました。実はジルはソフィに頼まれた殺し屋で、殺すためにオズの歯科医の受付事務の仕事をしたのですが、オズがいい人だと分かって情が湧き、殺せなくなったのです。ジミーは「標的と距離を持て」とアドバイスしました。
ヤンニとシンシアがジミー宅を襲いに来る話を聞いたジルは、手伝うと言い出します。ヤンニはともかくシンシアが殺されるのは嫌なのでオズは阻止したいのですが、連絡を取ろうと電話をかけると、男(ヤンニの手下)が出たので慌てて切ってしまい、2度目にかけた時には出発した後でした。
オズはジミーに自分の気持ちを伝え、シンシアを殺してくれるなと頼みます。
その頃、ナイアガラの滝観光に出かけたソフィは新たな殺し屋(ラストで判明するのだが実は特別捜査官)・ハンソンにオズの殺しの依頼をしました。
翌日、フランキーとオズはヤンニとシンシアと2人の手下を空港で出迎えます。オズの家で夜まで待ち、ジミーが寝てから襲う作戦になります。
23時が過ぎ、ジミー宅の電気が消えました。ヤンニはオズとシンシアに「残れ」と指示し、フランキーと2人の手下を連れて隣家へ行きます。
同じ頃、ソフィはハンソンを連れて自宅へこっそり帰りました。「物音をさせて、オズが出てきたところをズドンと仕留めてくれ」とハンソンに頼みますが、ふと見ると家から見知らぬ男たちが出てきています。ヤンニという単語を聞きつけたハンソンは車外へ出て行きました。

【結】- 隣のヒットマンのあらすじ4

2人で残されたオズとシンシアは、同時に互いに「狙われている」と伝えます。ヤンニはジミーを始末した後に、口封じとしてオズも殺そうと考えていました。
ヤンニたちはテレビの音に誘われて2階へ行きますが、そこに全裸のジルが現れて不意を突かれ、一斉にやられて全滅します。
さらにハンソンも全裸のジルが窓からあいさつするので見惚れ、ジミーに射殺されました。ソフィは驚き、車外に出て走って逃げます。
新殺し屋のハンソンの遺体を改めていたフランキーは、特別捜査官のバッジを見つけました。
オズはシンシアと逃げましたが、ジミーに電話をかけて、シンシアのことを真剣に愛していると告げます。
ジルの発案で、新機軸の作戦を決行することにしました。
オズが腕を振るい、死んだハンソンとジミーの歯の治療痕を一致させ、ハンソンの指紋を塩酸で溶かします。その後、ヤンニと一緒の車(オズのトヨタ・カローラ)に乗せて火をつけました。
後日、ブキャナン刑事とモリッシー刑事がオズのところへ聞き込みに現れます。トヨタ・カローラは隣人のジミーに貸したとオズは証言しました。
車中からハンソン特別捜査官のソフィとの録音テープが見つかったことは計算外でしたが(これがきっかけでソフィは逮捕され、オズとの離婚は成立したと思われる)、車中から見つかった死体はヤンニと殺し屋・ジミーのものだと、歯の治療痕で受け止められます。
オズはシンシアと逃げようとボートを借りていましたが、ジミーにばれていました。ボートに連れられたオズは、殺されると思います。
同じ頃、シンシアはジルと共に銀行へ行き、死亡証明書とシンシアのサインで1000万ドルの引き出しに成功します。ジルはシンシアに「このお金を山分けして(女同士で)逃げない?」と誘いますが、シンシアは断りました。ジルが誘ったのは、シンシアの気持ちを試すためでした。シンシアが本当にオズを愛していると知り、ジミーはオズにシンシアを任せようと思います。
入金が完了した知らせを受けると、ジミーはフランキーを殺しました。驚くオズに、フランキーがオズを始末しろと主張していたことをジミーは告げます。
1000万ドルのうち、900万ドル(約10億円)はジミーとジルが手に入れ、残り100万(約1億1000万円)ドルを「オズとシンシアが結婚することを条件として」渡すことにジミーは決めていました。
ジミーから解放されたオズは、シンシアに会うなりプロポーズします。
結婚すれば金が手に入ると知っているのかとシンシアは探りを入れますが、オズは全く聞かされていません。それを知ったシンシアはオズの愛情を信じてプロポーズにOKしました。
オズとシンシアはバルコニーで踊ります。

みんなの感想

ライターの感想

誰が悪くて誰が悪くないか、けっこう混乱しちゃう作品だが、いっぽうでのほほんと楽しめる(矛盾した内容でゴメンナサイ)。
最後の最後まで、どっちの方向に転ぶのか判らない部分がある。
ブルース・ウィリスが(一応)非情な殺し屋という設定で、笑いながら次の瞬間、引き金を引いててもおかしくない人物を演じるので、終盤で親友・フランキーを撃つシーンなど「えーーっ!?」と思ってしまう。
テンポよく進むので、最後まで楽しく見られる。続編もあるので、もしこの作品が気に入ったら続編もどうぞ。

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