映画:あしたの私のつくり方

「あしたの私のつくり方」のネタバレあらすじと結末

ヒューマンドラマ

あしたの私のつくり方の紹介:真戸香による同名小説を2007年に映画化した作品で、市川準監督が手がけた映画となっています。多感な時期を過ごす女子中高生を主人公に、本当の自分とはなにかを探っていく内容となっており、会話とともに携帯電話を使ったメールでのやりとりを視覚的に描いた作品でもあります。主人公・大島寿梨役を成海璃子がつとめ、メールがもとで彼女に影響を受けていく花田日南子役を前田敦子がつとめています。

あらすじ動画

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あしたの私のつくり方の主な出演者

大島寿梨(成海璃子)、花田日南子(前田敦子)、大島さつき(石原真理子)、杉谷正(石原良純)、杉谷真(柄本時生)、日南子の母(奥貫薫)、古垣賢一(近藤芳正)、田村博之(高岡蒼甫)、上島浩二(田口トモロヲ)、金井淳(桜田通)、久保田まなみ(柳英里沙)

あしたの私のつくり方のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- あしたの私のつくり方のあらすじ1

あしたの私のつくり方のシーン1 杉谷寿梨は中学受験を控えた小学6年生で、兄と両親の4人暮らしをしていました。
両親は表向き良い夫婦のように振る舞っているものの、家庭では子供の目もはばからずに喧嘩ばか りしており、そんな両親を傍目に寿梨は家庭内で良い子を演じながら過ごしているのでした。
寿梨のクラスには男子生徒たちからいじめを受けている久保田まなみや、人気者の花田日南子らがおり、寿梨は受験のために1週間学校を休学して受験に向かいますが、受験に失敗してしまいます。
寿梨が学校に復帰するとクラスの雰囲気は変わっており、いじめの標的は久保田から日南子へと変わっていました。
日南子へのいじめは卒業するまで続き、卒業式の日に図書質室へ行った寿梨は、そこで1人たたずんでいる日南子を見かけるのでした。
日南子はいじめを受けていた自分は偽物の自分だと話し、寿梨と同じ私立中学を受験して合格した久保田に代わって、自分がいじめられる役を引き受けているのだと言うのでした。
寿梨も家庭の中で自分を偽っていることを話し、2人は似た者同士であることを認識します。
日南子は「お前は嘘が上手いから、行いだけでも良くなさい」という太宰治の一文を引用し、「でもやっぱり辛いね」と話すのでした。
寿梨は地元の中学校に進学しますが、日南子とは図書室での会話以来、会うことはなくなっていました。
中学生になった寿梨は集団に溶け込むことを覚え、家庭や学校でそれぞれの自分を使い分けるように生活をしていました。
しかし家庭内ではいよいよ両親の亀裂が激しくなり、離婚をすることになります。
兄の真は父と、寿梨は母のもとでともに生活することになり、一家で暮らしていた家も引き払うことになります。
さらに杉谷寿梨は苗字が変わり「大島寿梨」となって、家族は別々に暮らすことになるのでした。
2年後、高校生になった寿梨は文芸部に所属し、家庭内では働く母を支える良い娘を演じながら生活していました。
父や真とも定期的に会い、家族それぞれに少しずつ気を使いながら生活している寿梨は、疲れている自分を誰にも見せることができませんでした。
文芸部で小説の執筆に煮詰まった寿梨は日南子が言っていた太宰の言葉を思い出し、偶然クラスメイトから聞いた日南子の連絡先を使って彼女にメールを送ります。
「こんばんわ、明日の準備は出来ましたか」
そのメールは転校初日を迎えようとしていた日南子のもとに届くのでした。

【承】- あしたの私のつくり方のあらすじ2

あしたの私のつくり方のシーン2 身に覚えのないメールを不審がる日南子ですが、寿梨は名前を名乗らずただ友達だと伝え、図書室で話した会話を入れ込みながら彼女の反応を伺います。
しかし図書室での会話をしたことも覚えていない様子の日南子は「自分には友達はいない」と返信し、寿梨は「コトリ」と名乗り間違いメールを装って自分と「ある友人」とのエピソードを日南子にメールし始めるのでした。
学校生活に不安を抱えていた日南子は訝しがりながらメールを受け取っていたものの、次第に彼女のメールが心の支えになっていきます。
転校初日、自己紹介をしたあとに転んでしまった彼女は意外な一面を見せることでクラスに溶け込むことができました。
それはコトリが披露したある友人のエピソードのおかげで、その後も友人が行なっていたというエピソードをコトリから聞きながらその通りに実行していくことで、日南子は明るい転校生としてクラスで人気者になることができるようになっていくのでした。
日南子とメールでやり取りをしながら彼女の学校生活が充実していく様子を思い、寿梨も嬉しそうな顔をのぞかせます。
寿梨がコトリとして語る友人とのエピソードは寿梨の頭の中だけにあるエピソードで、寿梨はそれをもとに小説を執筆して課題をこなしていくのでした。
父や母の前で良い子の自分を演じることで家庭内のバランスを取り、日南子にはアドバイスを送って彼氏を作ることにも成功し、小説も褒められて充実した生活を送っていた寿梨でしたが、母に彼氏ができたことで今まで母の前で頑張ってきた自分が用済みになってしまたように感じてしまいます。
一方で日南子も、コトリのメール通りにすることで上手くいっていた学校生活に少しずつ違和感を覚えるようになっていました。

【転】- あしたの私のつくり方のあらすじ3

あしたの私のつくり方のシーン3 家庭内で自分の存在意義が薄れてしまったように感じていた寿梨でしたが、日南子とのやり取りだけは継続して行なっており、コトリと友人との物語は何があってもハッピーエンドだからと日南子に伝えるのでした。
寿梨は併行して小説も執筆し、物語は佳境へと差し掛かっていました。
それに連れて日南子も学校や家庭で笑顔が増えていき、彼氏との仲も深まっていきますが、寿梨は小説がラストに向かうに連れて筆が進まなくなっていくのを感じていました。
コトリは最後のアドバイスとして、日南子へ大切な人に秘密を打ち明けることで仲を深められることを伝え、日南子は彼氏と話しをします。
寿梨の物語の中では大切な人と秘密を共有することでいつまでも幸せになれるとなっていましたが、実際の日南子は彼氏にコトリという大切な友人の存在を打ち明け、変わったと思えていた自分が本当の自分ではないことを実感して彼氏に別れを告げるのでした。
寿梨は文芸部で作文が上手であることが評判となり、学校行事で学年代表の挨拶をすることになってしまいます。
日南子はコトリにメールを送ることがなくなり、寿梨も日南子からのメールが来なくなったことで寂しさを感じていました。
以前のようにふさぎ込みがちになってしまった日南子は散歩に出てベンチで座っていると、そこへ別れたはずの彼氏がやって来るのでした。
日南子は彼が好きになったのは本当の自分ではないと話し、なかったことにして欲しいと頼みますが、それを聞いた彼は彼女の前から姿を消し改めて初対面として日南子の前に現れて告白をするのでした。
彼は「今ここにいる花田日南子が好きだ」と話し、「それではダメなのか」と日南子に尋ねます。
家に帰った日南子は母に、今までの自分の中でどの自分が好きだったかと尋ね、母は悩んでいる日南子も楽しんでいる日南子も全て素敵な日南子だと話し、今までのどんな日南子でも大好きと言うのでした。
一方で寿梨は文芸部として無料で製本し、店頭に並んでいる本を部員や顧問たちと一緒に眺めていました。
そこで偶然女性から声をかけられ、寿梨は久しぶりに久保田まなみと会話をするのでした。
しばらく見ない間に久保田は雰囲気が変わっており、いじめられていた頃とは別人のような明るい雰囲気になっていました。

【結】- あしたの私のつくり方のあらすじ4

あしたの私のつくり方のシーン2 寿梨は久保田から連絡先を受け取ると、足早にその場を立ち去ってしまいます。
気になった顧問の田村が声をかけますが、寿梨はもう2度と小説は書かないと話し、「そんなもの書けなくてもいいから」と言いかけてその場をあとにするのでした。
寿梨は久保田に教えられた住所に行ってみると、そこは以前寿梨が家族と住んでいた家でした。
帰宅した久保田が家に入っていき、幸せそうに家族と会話をしている様子を見て、寿梨は寂しさを覚えます。
そこへ日南子からの電話がかかってきて、寿梨はそこ声を聞いて驚くのでした。
コトリが自分だということを伝えていなかったはずの日南子からの電話に驚いている寿梨でしたが、テレビ電話の向こうにいる日南子はすでに知っている様子で、寿梨にお礼を言います。
寿梨はコトリが書いていたのは日南子へのアドバイスなどではなく、自分が思い描いていた理想の自分であることを話すのでした。
寿梨は自分が家族で幸せに暮らしていた頃を忘れられないままなのだと話し、今まで隠していた本当の自分の思いを口にします。
日南子もダメな自分を認めるのが嫌で今まで誰かを演じていたことを話し、しかしそれら全てが自分なのだということに気がついたと話します。
日南子は初めからコトリが寿梨であることに気づいていたと言い、明日に希望を持つことができたのは、何があってもハッピーエンドだと言ってくれた寿梨のおかげだと話すのでした。
ずっと会いたかったと話す2人は笑顔で電話を終え、それぞれの生活に戻った彼女たちには明るさが戻っていました。
寿梨は学校行事に両親を誘い、学年代表として壇上のマイクに向かうその姿は、迷いのない真っ直ぐな瞳に変わっているのでした。

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みんなの感想

ライターの感想

10代人間が自分の居場所や本当の自分に悩む様子が学校や家庭、また携帯電話を通じて描かれており、青春映画であると同時にヒューマンドラマのようにも感じました。
自分の殻を破って成長していく様子が主演2人のフレッシュな演技と相まって、良い雰囲気を作っていると思います。

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