
「ある人質 生還までの398日」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)
ある人質 生還までの398日の紹介:2021年2月19日公開のデンマーク&スウェーデン&ノルウェー合作映画。ISの人質となり、奇跡的に生還したデンマーク人写真家の実話を映画化。怪我で体操選手の道を断念したダニエルは、夢だった写真家に転身。シリアの非戦闘地域を訪れるが、ISに誘拐され、拷問を受ける。家族は巨額の身代金を用意するために奔走するが……。原作は、プク・ダムスゴーの『ISの人質 13カ月の拘束、そして生還』。監督は、「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のニールス・アルデン・オプレヴ。共同監督・出演は、「幸せになるためのイタリア語講座」出演のアナス・W・ベアテルセン。出演は、2017年ベルリン国際映画祭シューティング・スター賞を受賞したエスベン・スメド、「ストレイ・ドッグ」のトビー・ケベル。
ある人質 生還までの398日の主な出演者
ダニエル・リュー(エスベン・スメド)、ジェームズ・フォーリー(トビー・ケベル)、アートゥア(アナス・W・ベアテルセン)、アニタ(ソフィー・トルプ)、マジード(アルダラン・エスマイリ)、スサネ(クリスティアーネ・G・コッホ)、ケルド(イェンス・ヨルン・スポッテイグ)、クリスティーナ(アンドレア・ハイク・ガデベルグ)、シグネ(サラ・ホルト・ディトレブセン)、ローゼングレン(ニルス・アンダース・トーン)
ある人質 生還までの398日のネタバレあらすじ
【起】– ある人質 生還までの398日のあらすじ1

画像引用元:YouTube / ある人質 生還までの398日トレーラー映像
〝事実に基づく物語〟
デンマークで体操選手をしている若者ダニエル・リューは、国の代表チームに選ばれたエリート体操選手でした。ダニエルは他の体操選手たちとともに遠征しては、競技を披露しています。体操選手としてのダニエルは、将来が嘱望される選手でした。
ところが2012年、23歳のダニエルは競技中にケガをしてしまいました。足を痛めて病院へ担ぎ込まれます。日常生活に支障はありませんが、選手生命は絶たれてしまったダニエルは、これまで体操に費やした6年間がすべて無駄になったと嘆きます。
〔デンマーク ヘデゴー〕
嘆くダニエルに恋人のシーネは、一緒に暮らそうと言いました。ダニエルも、嘆いてばかりではダメだと立ち直ります。
ダニエルは体操以外に、写真が好きでした。これを機に、幼少期からの夢だった写真家になろうと思い直します。
ダニエルは恋人のシーネを伴って、ダニエルの実家で食事会をします。ダニエルには父・ケル、母・スサネと、口うるさい姉のアニタ、ダニエルと仲の良い妹・クリスティーナがいました。姉のアニタは離婚して、2人の子どもを抱えて働いています。妹はまだ学生です。
家族が集まった気の置けない会食では、当然のことですがダニエルのこれからのことが話題になりました。オーフス(地名)にでも行って仕事を見つけたらどうかと、両親が助言します。ダニエルは家族たちに、恋人のシーネと暮らすと打ち明けました。みんなもそれを受け入れます。
ダニエルとシーネはコペンハーゲンに引っ越しをし、ふたりで暮らし始めました。シーネは大学生です。ダニエルはシーネに、シーネが卒業してダニエルも仕事を見つけたら結婚しようと言いました。
ダニエルは写真の専門学校に通うのではなく、カメラマンの弟子になる形で仕事を始めようと思っていました。早速カメラマンをしている人のところへ、面接に飛び込みます。
あるカメラマンの事務所へ行ったダニエルは、求められるまま自分の写真のポートフォリオを見せました。そのカメラマンはダニエルの写真を見て「人物写真は退屈だが、街の写真には見るべきものがある」と評価します。
カメラマンにはちょうど、請け負ったばかりの仕事がありました。ダニエルはパスポートを持っているかと聞かれ、助手として即採用になります。
〔ソマリア モガディシュ〕
カメラマンに同行して撮影旅行へ行った先は、戦地でした。思ってもみなかったことにダニエルは驚きます。
ソマリアのその地には、車の荷台に負傷者が無造作に乗せられていたり、道のあちこちに負傷者が寝かせられていたりしました。おっかなびっくり街を歩いたダニエルは、今まで見たことのない戦地の風景に大きな刺激を受けます。
戦地にも少年たちはおり、たくましく生きていました。空き地でサッカーをして遊ぶ少年たちを撮影したダニエルは、途中からサッカーに交じって遊びながら撮影をします。
ダニエルは恋人のシーネに電話をかけて、「やりたいことが見つかった」と興奮ぎみに語りました。戦地で暮らす一般の人たちを撮影したいと、ダニエルは思います。
帰国したダニエルは、シリアへ撮影に行きたいと考えるようになりました。両親に会いに行ったダニエルは、行くのはシリアの内戦が激しい最前線のアレッポではなく、国境付近の小さな町だということ、ガイドがつくこと、夜はトルコに戻って宿泊することを話します。飛行機と宿泊費が必要なので、自分の車を買ってくれとダニエルは父に言いました。ダニエルの車は相当ガタがきているのですが、父は苦笑しつつ買い取って金を渡します。
その金でダニエルは、撮影のために飛びました。
〔シリア バーブ・サラーマ〕
現地でダニエルは、4人で1台の車に乗り込むと撮影に出かけます。運転手はムハンマドという男性、助手席にはアーヤという元看護師の女性ガイド、後部座席にはダニエルと、銃を構えた警護の屈強な男性です。
アレッポの前線にも案内できると言うアーヤを、ダニエルは制しました。自分が撮りたいのは戦場でも戦士でも軍でもなく、そうしたものには興味がない、自分が撮りたいのは「戦地の人々の日常生活」なのだと告げて、ダニエルはアーヤに「アザズへ行きたい」と告げます。アーヤは、そこにまだ住んでいる人がいると答えると、運転手に指示しました。車はアザズに向かいます。
アザズへ行ったダニエルは、車から降りて撮影を開始しました。警護の男性とアーヤも降りて、付き添っています。街は内線で荒れていましたがまだ住民はちらほら残っており、ダニエルは理髪店を撮影したり、住民を見つけてはシャッターを切ったりします。
そこへいきなり白いバンがやってくると、不穏な男性が車から降りてきました。ダニエルを見て大きな声で怒るので、アーヤが男性に「許可証がある」と言い返します。
しかし男性たちは運転手と警護の人を追い払い、アーヤとダニエルを無理やりに白いバンに乗せて連れていきました。車中でもアーヤは声高に「自由シリア軍の許可は取っている!」「私の友人・アイマンを呼んで!」と主張します。銃を持った男に、ダニエルはカメラを取り上げられました。
彼らが占拠しているどこかの建物に、ダニエルとアーヤは連れて行かれました。そこでダニエルは「何をしていた」と聞かれます。アーヤは許可証を相手に見せて、ダニエルのことを「従軍写真家だ」と言いますが、相手は聞き入れません。ダニエルは手かせをされ、奥へ連れていかれます。ダニエルの眼鏡は取り上げられて、踏まれて壊れました。
アーヤと引き離されたダニエルは目隠しをされ、車の荷台に乗せられて移動します。
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