「おろしや国酔夢譚」のネタバレあらすじと結末の感想

おろしや国酔夢譚の紹介:1992年公開の日本映画。井上靖の同名小説の映画化。大黒屋光太夫をはじめとする、漂流した神昌丸の乗組員17人の運命を、日露の漂流史を背景に描き出した、超歴史大作。

おろしや国酔夢譚の主な出演者

大黒屋光太夫(緒形拳)、庄蔵(西田敏行)、小市(川谷拓三)、九右衛門(三谷昇)、新蔵(沖田浩之)、磯吉(米山望文)、幕府の使者(頭師孝雄)、キリル・ラックスマン(オレグ・ヤンコフスキー)、エカテリーナ2世(マリナ・ヴラディ)、松平定信(江守徹)

おろしや国酔夢譚のネタバレあらすじ

【起】- おろしや国酔夢譚のあらすじ1

1782年、鎖国から150年。日本は世界のことを何も知りませんでした。
伊勢を出発して江戸に向かっていた、17名が乗る大黒屋光太夫の船「神昌丸」が嵐に遭遇します。
その後8カ月にわたる海上での漂流生活で何人かの仲間は命を落とし、光太夫たちはロシア・アリューシャン列島のアムチトカ島に着きました。
しかし当時の日本は鎖国しています。帰る方法がないばかりか、船長の光太夫ですら今どこにいるのか分からない状態でした。
光太夫ら一行は現地のアジア系の先住民族やロシア人と交流し、言葉も覚えていきます。
1787年、光太夫たちは同じく船をなくしたロシア人と共同して船を作り、カムチャッカ半島へ渡りました。

【承】- おろしや国酔夢譚のあらすじ2

この頃には仲間は6名に減っていました。
光太夫たちは、シベリア最大の都市・イルクーツクへソリで向かいます。寒い土地で凍傷になった庄蔵は、片脚を切断しました。
イルクーツクで光太夫たちは、日本語を話す日系ロシア人女性・タチアナと出会います。光太夫以外にも、かつて日本人でロシアに渡った人間がいた証拠でした。
しかしその人たちは生きて日本に戻れなかったと知り、光太夫は落胆します。
片脚を失った庄蔵は、日系ロシア人・タチアナにキリスト教を教わり、キリシタンとなって帰化(ロシアの国籍を得ること)しました。
また若い男性・新蔵は現地の女性・ニーナと愛し合うようになり、ロシアに残る決意をします。

【転】- おろしや国酔夢譚のあらすじ3

博物学者キリル・ラックスマンと知り合った光太夫は、ラックスマンから助言を得ました。それは、ロシアの女帝・エカテリーナ二世に直接帰国を請願するというものです。
1791年、光太夫は、エカテリーナのいる都・サンクトペテルベルクに向かって、シベリアを横断しました。
サンクトペテルベルクに到着したものの、女帝となかなか会えません。というのも、ロシアとトルコが交戦状態に入っていて女帝は忙しく、また同じ頃、仲介してくれるラックスマンが病に倒れたからでした。
光太夫はラックスマンを必死で看病しました。
季節が夏にかわり、女帝が離宮に移ります。これは謁見のチャンスでした。

【結】- おろしや国酔夢譚のあらすじ4

病から復活したラックスマンはコネを使い、光太夫を女帝・エカテリーナ二世に謁見させる機会を作ります。正装した光太夫は、やっと女帝に会えました。
女帝の前にひざまずいた光太夫は、必死で帰国の願いを訴えました。その願いは女帝に通じ、女帝はロシア通商団を日本に派遣します。
そこには光太夫、小市、磯吉の3名が乗っていました。小市は船中で亡くなります。
1792年、9年9カ月ぶりに根室へ帰国を果たした光太夫と磯吉でしたが、鎖国をしている当時の幕府は光太夫たちの処遇を扱いかねました。光太夫と磯吉は囚人駕籠で護送されながら「わしらは外の世界を知らなかった」と言い合いました…。

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