映画:かそけきサンカヨウ

「かそけきサンカヨウ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

かそけきサンカヨウの紹介:2021年10月15日公開の日本映画。『ふがいない僕は空を見た』の原作などで知られる窪美澄の短編集「水やりはいつも深夜だけど」所収の一編を、『街の上で』などの今泉力哉監督が映画化。父親の再婚に戸惑う女子高生が、家族について悩みながら成長していく。『愛がなんだ』で今泉監督と組んだ澤井香織が共同で脚本を担当。主人公を『ひかりのたび』などの志田彩良、彼女を見守る父親を『こはく』などの井浦新、主人公の同級生を『ホリミヤ』シリーズなどの鈴鹿央士が演じるほか、菊池亜希子、梅沢昌代、西田尚美、石田ひかりらが出演する。

かそけきサンカヨウの主な出演者

国木田陽(志田彩良)、国木田直(井浦新)、清原陸(鈴鹿央士)、鈴木沙樹(中井友望)、有村みやこ(鎌田らい樹)、宮尾数人(遠藤雄斗)、劇中劇:レマ役(石川恋)、(鈴木咲)、(海沼未羽)、(古屋隆太)、(芹澤興人)、(鷺坂陽菜)、(和宥)、(辻凪子)、(佐藤凛月)、陸の祖母・清原絹枝(梅沢昌代)、国木田美子(菊池亜希子)、陸の母親・清原夏紀(西田尚美)、三島佐千代(石田ひかり)

かそけきサンカヨウのネタバレあらすじ

【起】– かそけきサンカヨウのあらすじ1

かそけきサンカヨウのシーン1

画像引用元:YouTube / かそけきサンカヨウトレーラー映像

「んー。ひとつめの方は恋愛って感じがして、ふたつめの方は友情って感じがした」と、女子高校生・国木田陽の声が聞こえます…。(この言葉は映画中盤で出てきます)

2020年3月。

喫茶店『赤い風船』で中学3年生の国木田陽たち仲の良い5人が、飲み物を飲みながら話をしています。陽のほかにいるのは、男子中学生の清原陸、宮尾数人、女子中学生の鈴木沙樹、有村みやこでした。中学3年生の彼らはもうすぐ卒業で、来月から同じ高校へ進学することも決まっています。

清原陸がみんなに「自分史上最古の記憶って覚えてる?」と質問しました。みやこはディズニーのダンボのアニメが怖くて、泣いたことだとすぐに答えます。宮尾も、猫のミケオに噛まれて泣いたことだと言いました。沙樹はベビーベッドから見た、メリーゴーランドみたいな飾りを覚えていると話します。

陽は質問を振られたものの、時間が来たので店を出ました。陽は父親と父子家庭なので「オカン役」…家事をするためにみんなより先に帰るのが常でした。陽が先に帰るのをみんなは見送ります。

帰宅して水餃子を作っていた陽は、餡を皮で包んだあと煮込む作業をしながら思い出します。陽が覚えている自分史上最古の記憶は、母に背負われているものでした。陽はその映像を思い返します。

…赤ん坊の陽は、母・美千代に抱っこ紐で背負われています。母は陽を「背中同士重なるよう」背負っていました。森で花を見ながら母は、サンカヨウという花について説明します。「サンカヨウはね、朝露や雨を吸ってどんどん透明になるのよ」…。

母の声は聞こえていましたが、陽は反対側を向いているので、見えているのは空でした。思い出した陽はネットで「サンカヨウ(山荷葉)」を検索して花の映像を見ます。白くて可憐な花は、水を吸うと本当に透明になっていました。

そのままソファで寝ていた陽は、帰宅してレコードをかけた父・国木田直に起こされます。食事をしながら父に友だちとのことを聞かれたので、陽は今日友人たちと「最古の記憶」について話したことを言います。陽が思い出した自分の記憶を話すよりも前に、黒コショウを取りに行って戻ると父が「大事な話がある」と切り出しました。父は「恋人ができた。その人と結婚しようと思う」と話すので、陽の手は止まります。

その女性は、海外から来る俳優の通訳の仕事をしており、父とは映画の仕事で知り合ったそうです。女性は夫を病気で亡くしており、娘をひとりで育てているとのことでした。

後日、陽はその女性・田畑美子と4歳の娘・ひなたに中華料理屋で会います。美子は再婚後は家に入り、翻訳の仕事を増やしたいと答えました。父は、陽が来月から高校に進学することを例に挙げて、再婚後は家事を美子がしてくれることを話します。

陽は家事が嫌いでなかったので、複雑な気持ちでした。しかし異を唱えることなく美子とひなたを迎え入れます。

2020年、7月。

父は美子と再婚し、美子とひなたは家で暮らし始めています。2人が加わった生活にも慣れており、陽は美子の代わりにひなたに朝食を作り、お弁当まで用意していました。美子は恐縮しますが、陽は喜んでやっているのです。

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