「からっぽ」のネタバレあらすじと結末の感想

ヒューマンドラマ

からっぽの紹介:2012年公開の日本映画。テレポートという特殊な能力を持つ少年が、様々な人との触れ合いを通して、自分の存在を見つめ直していく姿を描いている。主演を清水尚弥、平愛梨で贈る作品。

予告動画

からっぽの主な出演者

加藤小判(清水尚弥)、シーナ(平愛梨)、古井六輔(三浦誠己)、高田素夫(大杉漣)、向田芳郎(品川徹)、大山静代(宮下順子)、陣内(山本浩司)、小判の叔父(向清太朗)、志藤(岡田浩暉)、梅(橘実里)、バイクの男(伊藤毅)、スーパーの店員(アンカンミンカン)

からっぽのネタバレあらすじ

【起】- からっぽのあらすじ1

加藤小判は孤独で存在感のない高校生です。産まれた時から両親に見られておらず、小判の名はダジャレでした。
5歳の時に母は出ていき、父は右カーブを曲がる時に事故を起こします。親の遺産で生活している叔父に引き取られます。
その頃から、小判はテレポートができるようになります。ある日、不意にテレポートすると、携帯電話で怒っている女の子(シーナ)がいました。
テレポートした後、小判は服がその場に残されるので裸になってしまいます。小判は急いで学校のトイレに戻ります。
叔父に生活費や学費のことを聞きますが、とぼけられてしまいます。小判はアルバイトをして稼ぎます。
ついバイト中に、ボールが頭に当たってしまい、テレポートした小判は裸になってしまいます。バイト先から追い出されます。
自宅に帰ってくると、借金取りらしき人が来ていて、荷物を全て持っていかれます。叔父はおかしいなぁととぼけるばかりです。
行くあてのない小判は、つい眠ってしまいます。テレポートした場所はお店の中でした。
トイレで髪を乾かしていると、夜間警備員がやってきます。夜間警備員が入ってきて、小判は焦ってテレポートします。
ついた先は倉庫で、シーナの背後でした。裸なので不審に思われ、小判はテレポートについて話して弁解します。
シーナはやって見せてと言います。小判は見えない所ならできると、隠れてテレポートを行います。
意識されるとできないので、シーナに違うことを考えて欲しいと頼みます。その隙にシーナは走って帰っていきます。

【承】- からっぽのあらすじ2

翌朝、倉庫にシーナがやってきます。シーナはテレポートのことを小判に色々と聞きます。
小判は場所が分かるところで、人がいないところなら行けると説明します。シーナは、それなら住むところが自由自在だと閃きます。
小判は彼女に頼まれてマンションにテレポートします。中にシーナを通すと、彼女は広くて喜びます。シーナも小判と同じで、決まった住む場所が無かったのです。
昨晩のお店の防犯カメラには小判が写っていました。店長の古井はシャンプーハットを被っていたことから、小判のことを白い河童だと思います。
小判はテレポートするのが嫌でした。自分が存在していないような気がして、楽しくないからです。
シーナは楽しくて、テレポートのやり方を彼から習います。テレポートは誰か考えてくれる人がいるとできなくなるのです。
最後にと小判は、一軒家にテレポートして居座ります。シーナに知らせると、明日指定の場所に迎えに来てと頼まれます。
翌日、小判が向かった家から、シーナの彼氏らしき人物がバイクに乗って出ていきます。シーナは外で待っていた小判を呼び寄せ、荷物を運び出す手伝いを頼みます。
次にシーナは、「兄」と呼んでいる人(本当は兄ではない)の家から荷物を持っていきます。もちろん小判のテレポートを使ってです。兄は古井のことで、シーナとは付き合っていました。彼は帰ってきて荷物が無くなってることに気づきます。
町の集会所では、河童の話題で盛り上がっていました。お祭りで河童のイベントを開こうと会議が開かれています。

【転】- からっぽのあらすじ3

小判とシーナは一軒家で暮らし始めます。シーナは食べ物を買ってきてくれます。一緒に銭湯に行ったり、コインランドリーに行きます。
小判はシーナが考えてくれてるからなのか、存在感が高まって、最近テレポートをしなくなったと嬉しい様子です。
白い河童を見つけた人には賞金が出ます。そのチラシを小判はもらい、シーナに見せます。
チラシに描かれたマスコットは古井が描いていました。シーナは古井の家から飛び出してきていました。
古井の店に行ったシーナは、店員から自分の噂を耳にします。ヤケを起こして、彼女は荷物を持ってどこかへ行こうとします。
小判が慌てて話しかけてると、シーナは生理でお腹が痛くなります。ホテルで休むことにして、シーナはトイレに駆け込みます。
小判は彼女を心配し、ナプキンを買いに行きます。コンビニに行った小判はナプキンを取ろうとしますが、女性がいて逃げ出します。
もうできなくなってると思いますが、小判はテレポートして営業時間の終了した、防犯カメラに撮られたあの店にテレポートします。
河童のチラシが貼ってあり、シャンプーハットと白い粉を被り、河童のフリをして小判はナプキンを探します。夜間警備員に見つかって、小判は逃げ出しますが、捕まってしまいます。
古井は河童の噂に便乗してやったことと思います。大事にしたくないからと帰って良いことにします。ただ、簡単に捕まったり、人間ということに困ります。
小判は両親がいないと答え、駅前のホテルの電話番号を連絡先として伝えます。シーナは電話に出ます。
シーナがやってきて古井に抱きつきます。古井は何で保護者がシーナなのかと問うと、シーナは何で迎えに来てくれないのかと訴えます。
古井はとても面倒くさそうです。小判が一緒に住んでることを伝えると、古井はガキじゃんと呆れています。シーナは古井と一緒に帰ると言いますが、古井は一人で帰ります。

【結】- からっぽのあらすじ4

シーナはしばらく一人でいたいと言います。小判は一軒家に戻って、一人でいました。
しばらくして、シーナは一軒家に仲介業者の人とやってきます。小判の存在に気づいていて、シーナはここに住むことを決めます。古井のことはもうどうでもよくなり、東京に戻るのが面倒くさいと理由を説明します。
小判は中々押入れから出てきませんでした。シーナが本名でなかったのが理由の一つでした。気に入ったからとシーナはシーナでいくことにします。
結局、小判は押入れからいなくなり、シーナは落ち込みます。小判は倉庫に来ていて、バイト先の高田が噂を聞いて話しをしに来ます。
高田は集会所に小判を連れていきます。何か良い企画ができないかと、古井や他の皆の前で提案します。
高田は泊まる場所も用意してくれます。そこには叔父もなぜかいて小判は驚きます。叔父は高田のところで働いていたのです。
翌日から、小判は白い河童の衣装を着てチラシを配ります。しかし、存在感が薄くて誰にも止まってもらえませんでした。
小さな子供がやってきて、河童の動きをしろと浣腸してきます。小判は動きを学ぶため、集会所でも熱弁した河童爺さんに習いに行きます。
小判は河童の動きをしながら、チラシを配っていきます。今度は調子よくチラシを渡すことができます。
それから小判は存在感が少しずつ大きくなっていきます。学校でも挨拶してもらえるようになります。
ある日、古井は小判と二人きりで話します。どうやって店に入ったのかと古井が聞くと、小判はテレポートで入ったと答えます。やって見せてと言われましたが、もうできなくなったと小判は答えます。
また、シーナと呼ぶ理由や本名を知ってるかどうかも古井は聞きます。小判は本名は忘れたと嘘をつきます。そして古井は、シーナに店にはもう来るなと伝えてほしいと言います。
その晩、小判は一軒家に行きます。シーナはおらず、朝になっても帰ってきませんでした。服だけが畳の上にありました。
集会所に行った小判は、河童爺さんからアドバイスを受けます。そして祭りのことはそっちのけで、シーナを探しに猛ダッシュして外に行きます。
小判はシーナと初めて喋った倉庫にテレポートします。しかし、シーナはいませんでした。少しして裸のシーナが現れて、自分のことを考えてましたかと聞いてきます。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、存在感の薄い弱気な小判と自由奔放なシーナをメインに描いています。2人の恋模様をほのかに匂わせながら、町の人々との触れ合いを通して、小判が存在感を高めていく姿に元気づけられます。
町の人々は、個性があって人情味あふれます。高田が小判を何とかしてあげたり、河童爺さんが教えてあげる姿にほっこりとなります。
また、たまに出てくる小判の叔父が笑いを誘います。恋愛あり、人間ドラマあり、笑いありと面白く仕上がっています。
河童をテーマにしているだけでなく、テレポートを使うことができる少年が主人公なので、先の展開が奇想天外なイメージなので気になっていきます。気づくと夢中で見続けてしまう魅力がある作品です。
最後まで見終わり、もしもテレポートが使えたらと色々妄想が膨らみます。そんな夢いっぱいの映画です。

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