「こぼれる月」のネタバレあらすじと結末の感想

ヒューマンドラマ

こぼれる月の紹介:2002年製作の日本映画。強迫神経症に悩まされる男性、パニック障害に苦しむ女性など、心を病む若者の姿を描いている。坂牧良太監督が自らの体験を元に描いた作品。

こぼれる月の主な出演者

高(河本賢二)、あかね(目黒真希)、千鶴(岡元夕紀子)、ゆたか(岡野幸裕)

こぼれる月のネタバレあらすじ

【起】- こぼれる月のあらすじ1

強迫神経症は、つまらない考えや感情が頭にこびりつき、抑えることのできない症状がでます。その考えを振り払うために、何度も手を洗ったりなどの行動を起こします。これを強迫行動と言います。
高は8年間強迫神経症を患っていて、久しぶりに診察に行きます。1週間分の薬をもらうと、来週も来るようにと医師に言われます。
高はあかねと愛し合っていた時、首を絞めてしまう想像をします。ベッドの上には、白い染みがありました。
二人は愛し合った後、あかねは風呂場で酷いと一人で言います。高はあかねの首を絞める考えが止まらなくなり、違うんだと一人頭を叩きます。
高は違うんだと言いながら、牛乳を飲みます。冷蔵庫から去ろうとしますが、また牛乳を飲みに戻ってしまいます。
牛乳をこぼしてしまった高は、何度もあかねに謝ります。あかねは明るい雰囲気で、牛乳を拭きます。あかねはシャワーを浴びている時、何度も牛乳を飲んでいる高を見ていました。
夜遅く、高は目が覚めて、何度も手を洗ってしまいます。あかねが何してるのと声をかけると、高は何でもないと手を止めます。
翌朝、あかねは昨日聞いたことを謝るメモを残して出勤します。あかねは美容師の仕事をしています。
高はベッドの上で、自慰をしていました。あかねは高から、バイトを探しているとメールが来ます。
高は服を着替えて、携帯で電話をしていました。あかねが帰ってきて、カレーを作ります。
高は自分のどこが好きか、あかねに問いかけます。あかねは優しいところと答えて、洗濯物をたたみます。高はあかねの大きなスーツケースが気になります。

【承】- こぼれる月のあらすじ2

高はあかねの首を絞める映像が頭から離れなくなります。薬を飲んで、ひたすら手を洗います。手を洗わなかったら、あかねを殺してしまうかもしれないと考えてしまいます。
あかねは高の手洗いの行為を止めさせて、病院に行こうと提案します。高は自分が異常で、あたまがおかしんだと言います。
ちゃんと病院に行けば治るとあかねは言います。高は病院に行くから、出ていってくれと頼みます。出ていってくれないと、殺してしまいそうだと高は言います。
あかねはスーツケースを引きながら、久しぶりと、田中という男を訪ねます。マンションの一室に入っていくあかねでした。
あかねは以前、このマンションに一人でいた時がありました。突然、男が窓から侵入してきて殴られます。気絶したあかねは犯されます。
それからあかねはタバコを吸い、外に出なくなります。突然、過呼吸になって、病院で医師に診察されます。その姿を診察に来ていた高は見かけます。
高が話しかけると、診察の順番が来ます。あかねはもう少し話がしたいと申し出ます。そして高はあかねを家に招待します。
二人は一緒に過ごすようになり、あかねは仕事に復帰することにします。
現在に戻り、あかねは田中に謝ります。発作が出てしまうあかねは、田中に抱きしめてもらいます。
高はどうして手を洗うのかと、あかねに問いかけられたことを思い出します。分からないと言う高は泣いてしまいます。
高が眠っていると、あかねが戻ってきて、ふとんの中に入ってきます。
夜遅く、高は手を洗い続けていました。あかねは、そのくらいでいいんじゃないと声をかけます。二人は見つめ合って、仲を取り戻します。

【転】- こぼれる月のあらすじ3

パニック障害とは、突如として理由のない不安感に襲われる症状を主としています。自分が死ぬのではないかという恐怖などがあります。
千鶴は路上で、パニックを起こし、慌てて薬を飲みます。ゆたかは携帯電話が落ちていて、千鶴に渡しに行きます。その後、千鶴はゆたかを家に誘って、二人は愛し合います。
千鶴は2年前に首が曲がりました。その原因の薬をゆたかに見せます。これは千鶴の安定剤であり、不安を取り除く効果がありました。
曲がった時は、いつもと違って薬の量が多く入っていました。こんな感じと、千鶴は首を後ろに反らせて見せます。医師は初歩的なミスをしたとして謝りました。それでも、今も薬を飲んでいる千鶴でした。
千鶴は医師から薬を処方されていて、やっと少し外に出られるようになります。そして母と病院に行くことを嫌がります。
母は何かあったら連絡をと携帯電話とメモを置いていきます。そして首が曲がる事件へと発展しました。
千鶴はゆたかに帰るように言い出します。二度とこないでとも言い、彼女の母からも同じことを言われるゆたかでした。
一人になった千鶴は、何度も自分に大丈夫だからと声をかけます。息は荒く、横になります。物を投げ始めます。

【結】- こぼれる月のあらすじ4

ゆたかは家に帰って、出会い系サイトを見ています。そして女の子で電話をかけて、千鶴が安定剤を飲んでいて、おかしいんだと話します。やっぱ普通の子がいいよねと、今日会おうと女の子に伝えます。他にも女の子に電話していきます。
千鶴の母は、食事を部屋の前に置いていきます。しかし、千鶴は食べていなくて、テレビを見続けています。
外に出た千鶴は、うずくまって携帯電話で母に電話します。病気になってごめんなさい、怖いよと千鶴は謝り続けます。母は急いで千鶴の元に向かいます。
そこへ、ゆたか千鶴を迎えに来ます。何でも言うことを聞くからと、ゆたかは話します。千鶴が目を覚ますと、ゆたかの家でした。
ゆたかは殴った理由が、千鶴が暴れるからだと言います。そして自分ばかり話しかけてると、ゆたかは千鶴をぶちます。そして永久に隔離してやると、ゆたかは言います。
自分を彼氏にしてほしいこと、面倒を見てやるからと、ゆたかが言います。千鶴はゆたかを抱きしめて、尖ったものを取り出し、ゆたかの腕に刺します。今度は殺してやると言って、千鶴は帰ります。
千鶴の母は、薬のことや今日見つけられなかったことを部屋の前で謝ります。涙を流しながら、顔を見せてと頼みますが、千鶴の反応はありませんでした。
翌日、千鶴は母の用意したご飯を食べていました。メモ書きには、お父さんの夢を見たと書かれています。千鶴の母は、どんな夢か教えてと返事を書きます。ゆたかは出会い系サイトで、女の子に連絡をしています。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、心を病む若者の姿を恋愛を絡めながら描いています。終始、暗い雰囲気が漂いますが、必死に生きていこうとする彼らの姿に目が離せなくなります。
病気の症状を出演者が演じている姿には、辛さが伝わってきます。心の病気の大変さが、終始伝わり続けてきます。
母との関係が一歩良くなった千鶴、懲りないゆたか、仲直りした高とあかねの最後の姿が印象的でした。彼らの未来を応援したくなり、その様子をもう少し見ていたいと思わせてくれる深い映画です。

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