「すべては海になる」のネタバレあらすじと結末の感想

ヒューマンドラマ

すべては海になるの紹介:2010年公開の日本映画。本に救われた過去を持つ書店員の女性と、荒れている家庭の中で本を支えに生きている高校生の男の子との交流を描いた作品。監督・脚本・原作は山田あかねが務める。主演は佐藤江梨子と柳楽優弥。

すべては海になるの主な出演者

千野夏樹(佐藤江梨子)、大高光治(柳楽優弥)、鹿島慶太(要潤)、椚しず子(吉高由里子)、大高より子(渡辺真起子)、大高洋治(白井晃)、蓮沼守夫(松重豊)、ゆか(藤井美菜)、小島小鳥(安藤サクラ)、江古田としこ(猫背椿)、野原コイーヌ(村上淳)

すべては海になるのネタバレあらすじ

【起】- すべては海になるのあらすじ1

千野夏樹は書店で働いていました。自分のコーナーをサンクチュアリとして、様々なポップをつけています。大手出版社の鹿島が営業に来ていて、夏樹は夕食に誘われます。
夏樹はポップのインパクトがあることから、出版される本の感想を頼まれます。その後、夏樹は鹿島から、話せる場所に行こうと誘われて、ベッドインします。
夏樹は高校生の時、愛がないのに体を重ね合わせていました。どうしても止められず、雑誌に悩み相談しました。それから本を読みまくり、救われました。愛とは何かと考え続けています。
ある日、夏樹は本を万引きして帰る女性・大高より子を見つけます。後をつけて話しかけると、より子の鞄の中には何も入っていませんでした。
夏樹は店長の蓮沼と共に、自宅に謝罪に行きます。本は書店の地面に落ちていました。結局お金なのだと、より子の夫に言われます。蓮沼と夏樹は帰るように言われます。蓮沼は本部が言っていた、示談金狙いの万引きの犯行だと思います。
別の日、書店により子の息子・光治がやってきます。母がしたことは間違いないため、自分に任せてほしいと彼は言います。
光治は一人で家族を立て直そうとしていました。夏樹が名刺を渡すと、母が来ているコーナーを見せて欲しいと頼まれます。より子は、夏樹のコーナーによく来ていました。

【承】- すべては海になるのあらすじ2

夏樹は鹿島から次の作品を頼まれます。その作品は、小島小鳥の冒険です。
不細工な女子高生・小島小鳥は、自分を好んでくれる男性を求めて、海外に旅立ちます。世界中を旅して、多くの男性が小鳥を受け入れてくれました。
そして犬人間という男性に出会います。彼は美形で、ペニスがついてないという特徴がありました。小鳥は彼のことを愛しますが、エイズを発症してしまいます。
さらに小鳥は世界中の男性のペニスの日記をつけていました。犬人間はそれを見て、小鳥を追い出します。
小鳥は10年ぶりに日本に帰ってきます。時代は変わっていて、不細工でも有名になれる時代になっていました。そして小鳥が倒れると、高校生の時に好いてくれていた男性が待っていてくれて、会いに来てくれます。ついに真実の愛を見つけた小鳥は、彼の腕の中で亡くなります。
この作品を読んで、夏樹は結論が気に入りませんでした。なんだか小鳥が罰を受けているみたいだからです。夏樹は小鳥にはちゃんと生きて行って欲しかったのです。
夏樹は光治の家を訪ねます。より子はリビングの床を拭き続けていました。光治は夏樹と2階に行くことにします。
光治はそこで、父のコレクションの本を夏樹に見せます。これは中世の魔女裁判の拷問資料でした。
光治の一家が揃って、夏樹は再度謝罪します。父の洋治は許しませんでした。
光治は許すように父に食ってかかります。そして母は万引きの常習犯で、示談金もいらないし、もう来なくて良いと夏樹に伝えます。

【転】- すべては海になるのあらすじ3

夏樹が慌てて帰っていると、光治がやってきます。光治は初めて父に反抗できたと、夏樹がいてくれたことに感謝します。
夏樹は自分の感想が書き換えられているのを見つけます。あのままでは出せないからと、それで書評家になるのかと鹿島に言われます。
光治は同級生に飲みに誘われていました。その先で一人の女生徒に告白されますが、携帯を持ってないことや、血液型占いに関して意見すると豹変されてしまいます。同級生らに囲まれて、光治はプールの部室に逃げ込み、朝を迎えます。
固定電話を見つけて、光治は夏樹の名刺があったので電話をします。最後に話せて良かったと光治は伝えます。嫌なことは嫌だと言わないと駄目なこと、助けて欲しい時は言うことなどを夏樹は伝えます。
夏樹が助けてくれて、光治は今度は自分が助けると約束します。携帯電話を買った光治でした。
夏樹は小島小鳥の冒険の作者、野原コイーヌと二人きりになれます。結末に関して聞くと、それは鹿島のアイディアでした。借金もある野原コイーヌはどうしても売りたかったのです。その後、真っ直ぐな夏樹の意見に、野原コイーヌは感心していました。

【結】- すべては海になるのあらすじ4

今日はおごらせてと、光治が夏樹の元にやってきます。夏樹は鹿島と話す予定があり、光治に帰るように伝えます。結末を変えてしまうような鹿島と行っては駄目だと、光治は訴えます。それでも夏樹は鹿島と行ってしまいます。
より子が再び書店にやってきます。彼女は宗教の勧誘の男性に連れられて行きます。夏樹は心配して、光治の留守電に入れておきます。
夏樹は男性に、より子がどこに行ったか聞きます。より子は書店に戻り、本を万引きしていきます。より子を警察が現行犯逮捕します。
光治が警察に連絡をしていたのです。洋治がやってきて、夏樹がたぶらかしたのだと怒ってきます。洋治に殴られた光治を夏樹は心配します。
家にあげないと言われた光治は行く所がなくなります。夏樹は光治に泊まっていくように伝えます。
光治は欲望のためにしては駄目だと自分を抑えます。夏樹は欲望に身を任せて来れば良いと伝えます。そうやって今まで自分を誤魔化して来た夏樹に、光治は帰ることを告げます。
夏樹は付き合うよと、光治と始発の電車に乗ります。岩礁へとやってきて、二人は足を海水につけて遊びます。年配の男性がもうすぐ満潮だからと注意してきます。
夏樹は辛いことを受け止める光治に励まされる人もいると言います。光治は夏樹に、もう手をつながないよと言われます。昨日の夜に襲っておけば良かったと、光治は冗談を言います。
夏樹は真実の愛を見つけるより、一人で迷っても生きていくほうがいいと考えます。小鳥が手を振っていて、夏樹は手を振り返します。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、真実の愛について悩む女性の物語を描いています。複数の男性と関係を持っていた主人公・夏樹は、真っ直ぐな光治と出会います。光治の純粋な心が印象的で、脳裏に焼き付く作品です。
今作は書店が舞台ということもあり、本の登場シーンが多いです。小島小鳥の冒険はフランクで軽快な演出なので面白く仕上がっています。
この作品では、本で語られるような奥深い台詞が登場します。主役二人の佐藤江梨子と柳楽優弥の会話が見所となっています。恋愛に悩んでいる時、ふと見ると心に染み渡る映画です。

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