映画:たまの映像詩集 渚のバイセコー

「たまの映像詩集 渚のバイセコー」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

たまの映像詩集 渚のバイセコーの紹介:2021年11月12日公開の日本映画。岡山県玉野市と吉本興業がタッグを組み、「競輪と自転車」をテーマに作り上げた全3話のオムニバス。時代の狭間に取り残された中年の競輪選手・大島は、新しい流れに乗ることもできず、毎日をやきもきしながら過ごしていたが……(第一話 美しき競輪)。出演は日本競輪選手会岡山支部所属の現役競輪選手・三宅伸、お笑いコンビ“尼神インター”の渚、お笑いタレントのゆりやんレトリィバァ。監督は「祖谷物語 -おくのひと-」の蔦哲一朗。

たまの映像詩集 渚のバイセコーの主な出演者

大島(三宅伸)、渚(渚)、素直子(ゆりやんレトリィバァ)、講師(江西あきよし)、渚の父(ジミー大西)、直島の男(鈴木もぐら)、浩(水川かたまり)、モモ(園都)、ネゴシックス(本人)

たまの映像詩集 渚のバイセコーのネタバレあらすじ

【起】– たまの映像詩集 渚のバイセコーのあらすじ1

たまの映像詩集 渚のバイセコーのシーン1

画像引用元:YouTube / たまの映像詩集 渚のバイセコートレーラー映像

玉野競輪場は、岡山県玉野市にある競輪場です。1950年に開設されており、玉野市のシンボルとしても有名です。

〔第一話 美しき競輪〕

昭和から平成、令和と時代が移り変わるにつれ、世間の求めるイメージも変化しました。競輪などのギャンブルにもクリーンなイメージを求められるようになり、街もそれと同じものを要求されます。昭和の時代に青春を過ごした競輪選手・大島は、現在50歳です。世の中ではとかく清廉潔白なイメージをと言われていますが、大島は「昭和の時代」をこよなく愛する男でした。新しい時代の波に乗れず、まごまごしています。

玉野競輪場のバンク(競輪レース専用の滑走路)を、3人の男が連なって自転車で走っています。ラインの練習です。空気抵抗によるエネルギーの消耗を抑えるために競輪選手はチームを組んで縦列を組みます。ラインを組んで走る練習をしているのは、大島と同郷の選手でした。慣れた仲間以外にもう1人、若手も走っています。

バンクを周回して練習した後で、大島は若い選手に注意します。「練習で本気出さん奴が、本番で本気出せるわけなかろうが」と叱りました。大島はよかれと思って若い男性に発破をかけたのですが、あとで大島自身が他の選手に指摘されます。

「体育会系」ということばがありますが、昔は先輩が若手を叱りつけ鼓舞することを悪く思う風潮はありませんでした。ところが現在は制約が多く、若い子を無闇に叱るのもよろしくないわけです。大島はそれを何度も指摘されていました。

「言い過ぎた」と大島自身もあとで悔やんでいます。しかし大島はかっとなったら周りが見えなくなるタイプで、抑えられないのでした。それを聞いた仲間の選手が「講習に参加してみたらどうか」と助言します。

仲間の選手の助言を受けて、大島は「アンガーマネジメント講座」を受けてみました。講師は講習会に参加した人たちに「STOP6秒」と言い聞かせます。怒りが湧いたときに6秒かぞえることにより、理性で封じ込めるという方法でした。

その後、参加者同士で実践してみます。相手をわざと怒らせるようなことばの応酬をするのですが、大島はペアを組んだ相手を挑発するのは上手です。見ていた講師が相手と交代し、大島を挑発し始めました。職業を聞かれた大島が競輪選手と答えると「ああ、チャリンコ」とバカにしたような口調で講師は言い、「所詮賭け事」「八百長とかするんですか」と煽ります。むっとした大島が怒ろうとすると「ストップ!」と講師が止めました。大島は言い返すのをやめましたが、内心むっとしたままです。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「たまの映像詩集 渚のバイセコー」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×