映画:はい、泳げません

「はい、泳げません」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

子供の頃のトラウマが元で、カナヅチなのに能書きを垂れ泳ぐことから逃げてきた哲学者がひょんなことから水泳教室へ通うことになる、そこで出会った一人の水泳講師の女性との交流を描く。主演は長谷川博己、共演は綾瀬はるか。渡辺謙作監督、2022年6月劇場公開。

あらすじ動画

はい、泳げませんの主な出演者

小鳥遊雄司- 長谷川博己 薄原静香 – 綾瀬はるか 鴨下教授- 小林薫 奈美恵- 阿部純子 美弥子 – 麻生久美子 水泳教室の生徒 – 伊佐山ひろ子 – 広岡由里子 – 占部房子 – 上原奈美

はい、泳げませんのネタバレあらすじ

【起】– はい、泳げませんのあらすじ1

はい、泳げませんのシーン1

画像引用元:YouTube / はい、泳げませんトレーラー映像

小鳥遊雄司は、泳げない。

40代、バツイチ、職業は大学講師、生徒たちに哲学を教えている、細身、性格は全てが理屈っぽい。

そんな彼は泳げない、しかしきちんと理由があった。

7才の頃、漁師の叔父に船で海へ連れていってもらった時に水中へ放り投げられてしまい、足が着かず深い海と、恐怖感ですっかりトラウマとなってしまったのだ。

しかし、泳げないという事実をすっかり理論で心で閉じ込めてしまい

「泳げないんじゃない、僕は泳がないんです!」

と不機嫌そうに言うような大人になってしまった。

そんな小鳥遊に

「海に行こう」

と誘う一人の女性、彼女は美弥子。小鳥遊の妻であった。

別れてからも、時折会って交流している。

海への誘いに小鳥遊は

「いいですよ、でも僕は泳ぎません」

と突っぱねた。

美弥子は

「泳がないんじゃなくて、泳げない、でしょ?」

と笑う、渋い顔をする小鳥遊。

それから5年…。大学の教壇で今日も彼は哲学についての講義を行っていた。

今日は学生たちに「知性とは?」というテーマについて、熱く語っている。

「”知性”とは自分を変えようとする意思、つまり、新しい経験を積むことが大事なのです」

と伝える。

洗面器に顔をつけるのも無理なくらい、水に対してすっかり恐怖心を持ってしまった小鳥遊。

生徒たちに「新しい経験」と説いても、自分は水すら克服できていない。

そんな彼の目に、掲示板に張られた一枚のポスターが見えた。

「スイミング教室、生徒募集中!」

と書かれている。ポスターには細身で美しい女性が微笑んでいた。

小鳥遊はどこか心を奪われ、苦手な水をそろそろ克服しておくか…と、まずは無料お試しコースを体験するために、この女性コーチがいるであろう教室へ向かった。

スイミング教室の受付に入ると、ポスターの女性こと講師の薄原静香が現れた。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「はい、泳げません」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×