映画:ひまわりと子犬の7日間

「ひまわりと子犬の7日間」のネタバレあらすじと結末

ヒューマンドラマ

ひまわりと子犬の7日間の紹介:堺雅人が主演をつとめ、 平松恵美子の監督・脚本により2013年に公開された作品です。宮崎県にある保健所に運ばれてきた犬の親子と、その犬の殺処分をめぐって奮闘する職員のエピソードがつづられています。宮崎県の保健所において実際に起こったエピソードをもとに制作されているほか、本作で映画初出演となったお笑い芸人・オードリーの若林正恭は、この作品で日本アカデミー賞・話題賞の俳優部門を受賞しています。

あらすじ動画

ひまわりと子犬の7日間の主な出演者

神崎彰司(堺雅人)、五十嵐美久(中谷美紀)、神崎里美(近藤里沙)、神崎冬樹(藤本哉汰)、神崎琴江(吉行和子)、神崎千夏(檀れい)、佐々木一也(若林正恭)、安岡(でんでん)、桜井(小林稔侍)、長友孝雄(夏八木勲)、長友光子(草村礼子)、松永議員(左時枝)

ひまわりと子犬の7日間のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ひまわりと子犬の7日間のあらすじ1

ひまわりと子犬の7日間のシーン1 あるおじいさんとおばあさんの元で生まれた1匹のメスの柴犬。
その子犬は体が小さく育たないと言われていたものの、おばあさんの献身的な世話もあり、子犬から大人の柴犬へと成長していきます。
愛されながら優しい飼い主の元で生活していた柴犬でしたが、あるときおばあさんが亡くなってしまうのでした。
その後はおじいさんとともに暮らしていましたが、やがておじいさんも老人ホームへ入居することが決まり、犬を連れていくことができなくなってしまいます。
柴犬の世話を知り合いに託したおじいさんですが、犬は去って行くおじいさんの車に向かっていつまでも吠え続けるのでした。
やがて柴犬はその家から脱走し、姿を消してしまいます。
必死でおじいさんのあとを追跡する柴犬でしたが、結局おじいさんのもとにたどり着くことはできす、家があった場所に戻ってみると一緒に暮らしたおじいさんの家が取り壊されようとしていました。
作業をしている業者の人間に向かって吠える柴犬ですが、業者の人間はそんな柴犬をスコップで追い払おうとします。
逃げるようにその場を去った柴犬は住む場所を失い、やがて野生化してしまうのでした。
主人公、神崎彰司は宮崎県にある保健所で働いていました。
もともとは動物園で飼育員をしており、そこで知り合った千夏と結婚して子どもをもうけましたが、千夏は5年前に交通事故で亡くなり、それ以来、母の琴江と小学5年生の長女・里美、小学1年生の長男・冬樹とともに暮らしていたのでした。
彰司は保健所に運ばれてくる犬の世話を担当しており、7日間で里親が見つからなかった犬は殺処分をすることも仕事に含まれていました。
彰司の家族は動物好きで里親として犬を2匹飼っていますが、彰司はそんな自分が殺処分を担当していることを子どもたちに打ち明けることができませんでした。
しかし学校で里親探しを手伝っていた美里は父の仕事について疑問を持つようになり、彰司は美里に分かるように自分の仕事のことを話します。
それを聞いた美里はショックを受け、彰司に対して心を閉ざしてしまうのでした。

【承】- ひまわりと子犬の7日間のあらすじ2

ひまわりと子犬の7日間のシーン2 ある日、彰司たちは市民からの連絡を受け、野良犬の捕獲に向かいます。
その野良犬は子どもを産んだばかりで凶暴化しており、彰司は同僚の安岡や佐々木とともに野良犬を捕獲します。
彰司が野良犬を保健所に連れて帰ると、幼なじみで獣医師をやっている五十嵐美久が駆け付けていました。
彼女は野良犬を見て、人間に捕獲され保健所に連れて来られてなお子どもを守ろうとしている母犬の母性の強さに関心します。
しかし、この犬の親子たちに残された時間は1週間しかありませんでした。
彰司は美久に先日自分の仕事について娘に説明したことを話し、父も獣医師だったという美久は同じように動物を安楽死させていた父のことを知り、ショックを受けたと言います。
しかし後になって父も好きで安楽死させていたわけではないことが分かったと聞かされるのでした。
美久は通学路でたまたま見かけた里美に声をかけ、彰司が働いている保健所へと連れていきます。
里美は子どもを守るために必死で戦っている柴犬を見て、涙を流しながら殺さないでと父に頼みます。
しかし冬の宮崎に寒波が舞い込み、暖房設備のない動物小屋では寒さによって子犬の1匹が動かなくなってしまうのでした。
次の日の朝、子犬の1匹が亡くなっていることを確認した彰司は檻の中から取り出そうとしますが、それでも母犬は子どもを守ろうとしていました。
彰司はそんな犬の親子を見て、犬を置いておける期間を書き換えて、自分の職務を担当する最後の日まで期間を延長させます。
しかし人間に危害を与えるような凶暴な犬を里親に引き渡すことは難しく、引き渡すためには安全な犬であることを証明しなくてはならないのでした。
美久は自身の病院のホームページで犬の親子を紹介し、里親を探します。
彰司は里美に自分が動物園の飼育員になったきっかけを話し、動物たちの心の友だちになりたかったと言います。
それを聞いた里美は「いまも犬たちの心の友だちになろうとしてるんやろ?」と話し、彰司はその言葉にハッとします。

【転】- ひまわりと子犬の7日間のあらすじ3

ひまわりと子犬の7日間のシーン3 彰司は自分が母犬の心を開かせることで安全であることを証明するために、保健所に泊まり込みで犬たちと一緒に生活をするのでした。
彰司は本物の家族のように犬に語りかけることで、母犬は彰司の与えたエサを食べるようになります。
そして彰司が檻の中に入っても吠えなくなり、少しずつ心を開いていくのでした。
ある日、いつもと同じようにエサを与えていた彰司は、檻の中で一匹だけはぐれてしまった子犬を戻してやろうと抱きかかえます。
すると母犬は猛然と彰司のもとにやって来て、その腕に噛みつくのでした。
彰司は噛みつかれても慌てずに、母親に謝りながら子犬を戻してやりますが、腕の傷を見た美久はやはり凶暴な野良犬が人に慣れることは無理なのではと話します。
しかしそれでも彰司はあきらめず、犬と暮らしているうちにいろいろなことが分かってきたと言います。
彰司はかつて妻である千夏が「動物にもそれぞれそれまで生きてきた歴史や物語がある」という言葉を思い出していました。
そして自分のことを噛んだ母犬もかつて飼い主のもとで生活していたのではないかと想像していました。
しかし、なんらかの事情によって飼い主の元を去らなくてはいけなくなった柴犬は自然の中で生活し、お腹が空いたときに人間を頼っていたのではと話します。
しかし飼い主のいないその柴犬は人間からひどい扱いを受け、だんだんと飼い主の愛を忘れ、人間に対して警戒心を抱くようになっていったのではないか、つまり人間がかつて従順だった犬を凶暴な野良犬に変えてしまったのではないかと話すのでした。
やがて他の犬と恋に落ち、子どもを出産した母犬は、かつて暮らしていた農家を思い出し、食料を頼りに農家を荒らすようになったのではと考えていました。
その証拠に母犬は本気で自分を噛むようなことはしなかったし、噛んだときにどこか困ったような顔をしていたと彰司は話すのでした。
ある日、彰司が出勤すると上司に声を掛けられ、その手には美久のホームページの写真が握られていました。
市民からのクレームによって、彰司が保健所に犬を置いておく期間をこっそり伸ばしていたことが上司にバレてしまうのでした。

【結】- ひまわりと子犬の7日間のあらすじ4

ひまわりと子犬の7日間のシーン2 彰司が殺処分を担当するのは翌日までとなっており、上司は速やかに殺処分をするようにと命じます。
しかし彰司は改めて親子の犬の処分を待ってもらえないかとお願いし、なんとか自分が担当する期日である翌日まで待ってもらうことになります。
そんな様子を見ていた後輩の佐々木は知り合いに頼んで子犬だけでも引き取ってもらえるように手配しますが、いま子犬を引き離してしまっては母犬と築いてきた信頼関係が崩れてしまうため、彰司は慌てて子犬を取り返しにいきます。
案の定、子犬を失った母犬は気が動転したように檻の中で鳴き続けており、彰司は急いで子犬をもとの場所に戻してやるのでした。
彰司は里美と冬樹を保健所に連れてきて、犬たちに紹介します。
しかし犬を生かしておける期限が迫っており、助けてあげたいが処分しなくてはならないことを子どもたちに正直に話します。
すると里美は最後まであきらめないでと話し、母犬に「ひまわり」という名前まで考えていました。
「名前を付けたんだから、もう自分たちの家族やろ」と話す里美ですが、子犬たちは引き取ることができても、安全とは言えない母犬を引き取ることはできない決まりとなっていました。
そしてとうとう最後の日を迎えてしまいます。
彰司は殺処分を行なうためのガス室の準備をして、母犬のもとへとやって来ます。
救うことの出来なかった申し訳ない気持ちや、出会えたことの感謝を涙ながらに伝えると、犬は飼い主に可愛がられていたころの記憶を思い出し、彰司の指を舐めるのでした。
彰司は母犬に「俺の家族にならないか」と話し、子どもたちがつけてくれた「ひまわり」と名前を呼びながら、母犬を抱きしめるのでした。
後日行われた保健所主催の「愛犬まつり」では、動物の譲渡を専門に行なう施設の建設に向けて募金活動を行なっている彰司の姿がありました。
彰司の家族も犬を連れて愛犬まつりに参加しており、そこにはあの「ひまわり」と子犬たちの姿もあるのでした。

みんなの感想

ライターの感想

保健所に収容される動物の様子が描かれており、現実でも問題になっている犬や猫の殺処分に対して深く考えさせられる作品でした。
また映画としても主人公だけでなく野良犬となった犬や、主人公の娘・美里や部下の佐々木など、1つの出来事を通して多くの人が成長していく姿も描かれていて、見どころの多い作品だと思いました。

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