「ひみつのなっちゃん。」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

ひみつのなっちゃん。 [Blu-ray]

Blu-ray > 日本の青春映画
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滝藤賢一（出演）

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画像引用元：YouTube / ひみつのなっちゃん。トレーラー映像

ドラァグクイーンとして化粧してドレスアップしたバージンこと坂下純は、ミラーボールの下にある華やかなステージで踊ろうとしていました。しかしそれはバージンの想像の世界で、実際のバージンは照明を落としたマンションの自室で、机の上に置いたミニミラーボールを前にして座っているだけでした。それでも化粧してドレスアップしているのは事実です。

バージンはかつてドラァグクイーンとして一世を風靡しました。今ではその道から引退して、一般の会社勤めをしています。しかしまだダンスの世界に未練があるのです。

そうやってドレスアップして想像の世界にひたっていたバージンを現実の世界に戻したのは、スマホのバイブ音でした。バージンは電話を手に取り応答します。

その電話はかつてのバージンの師匠にもあたる存在で、新宿二丁目で小料理屋を開いていた「なっちゃん」というオネエの死を知らせるものでした。訃報が本当なのだと知ったバージンは電話を切るとすぐウィッグを取り、平服に着替えて出て行こうとします。完璧にしたつもりが化粧を取っていないことに気づき、「いやんもうー！」と大声で嘆きます。

（映画タイトル）

なっちゃんのご遺体と対面したバージンは、仲間のドラァグクイーン、モリリンこと石野守とさめざめ泣きます。

モリリンはなっちゃんが営む新宿二丁目の食事処の店子でした。なっちゃんが店で倒れていたのを発見したのは店の常連さんで、常連からモリリンに訃報の連絡が入ったそうです。

めそめそするモリリンをバージンは励ましましたが、そこへ葬儀屋の男・内藤和彦が葬儀について打ち合わせしようと声をかけてきました。モリリンが「親族のようなもの」と答えたので内藤は葬儀について話そうとしますが、モリリンもバージンもなっちゃんの出身地すら知らないと聞いていぶかし気な顔をしました。

病院から小料理屋の店に移動したバージンとモリリンは、「なっちゃんについて知っているのは、好きな男のタイプとフェチくらい」だと話題にしました。血液型すら知らないことに気づき、バージンは愕然とします。

ほかにも知らせる必要があるのではとバージンは言います。なっちゃんの訃報を聞いてバージンはすぐに駆け付けましたが、ほかの者たちは来なかったとモリリンは悲しみます。

テレビに映るズブ子こと沼田治彦は、ドラァグクイーンで現在ではオネエ系タレントとしてすっかり有名人です。ズブ子に知らせようかと言っていたバージンは、ふと生前のなっちゃんが「オネエであることの秘密は墓まで持って行く」と話していたことを思い出しました。親にも知られたくないのではと思い、なっちゃんの秘密を隠そうと考えます。

まず手始めに小料理屋の荷物のうち「見られてよくないもの」は、モリリンが箱につめてバージンの家に持ち込みました。モリリンはバージンに、続いてなっちゃんの自宅にある私物をチェックしようと言います。しかしなっちゃんの血液型すら知らない2人は、自宅の住所を知らないことに気づきます。

バージンとモリリンはダンスクラブに行って、なっちゃんの知人を探します。アンジェリカがモリリンを気に入り、名刺を渡しながら「名古屋に来たら連絡ちょうだい」と言いました。2人は知人を探しますが、世代交代で知っている顔が極端に少なくなっています。バージンはかつて自分がドラァグクイーンで踊りをしていたころ、「儲からない、もてない、報われない」の三拍子そろっている職だったと話しました。

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