「ぼくが命をいただいた3日間」のネタバレあらすじと結末の感想

ヒューマンドラマ

ぼくが命をいただいた3日間の紹介:山村の祖父母の家で冬休みを過ごした少年が、食事や生き物を通して命の尊さや生きるということの本質を学び成長していく姿を描いたヒューマンドラマ。2016年3月に公開された吉本興業製作の作品。監督はドラマ『アラサーちゃん 無修正』、帯番組『昼めし旅~あなたのご飯見せて下さい!』の総合演出を手掛ける工藤里紗。

ぼくが命をいただいた3日間の主な出演者

悠介(若山耀人)、明日香(平祐奈)、啓太(高橋和也)、里美(伊藤裕子)、フミ(松原智恵子)、辰雄(坂田利夫)、源蔵(でんでん)

ぼくが命をいただいた3日間のネタバレあらすじ

【起】- ぼくが命をいただいた3日間のあらすじ1

父・啓太、母・里美と3人で都会で暮らす小学生の悠介は、冬休みにたった1人で初めて啓太の実家を訪ねることになります。冬休みは毎年里美の実家に帰省していたのに、何故か今年は理由も告げられず啓太の実家に行くことになりました。
啓太の地元に着いた祐介は、自然しかない田舎の風景にげんなりとします。駅から離れた場所にある家にて、ほおかむり姿で黙々と薪を割る祖父・源蔵と、悠介の来訪を心から喜ぶ優しい祖母・フミが迎えてくれました。悠介は薪から出てきた芋虫をひょぃっと食べた源蔵に驚きます。

初めて祖父母に会った悠介と、淡々として頑固者の源蔵にはほとんど会話がありません。そんななかフミは収穫したての野菜などを使った夕食を食卓にたくさん並べますが、魚の煮付けや煮物など茶色い料理や鉢の子等々…。普段は食べることの無いメニューに衝撃を受けた悠介は、お腹が減っていないと思わず嘘をつき料理に箸をつけませんでした。祖父母が寝静まったころ、悠介はもう帰りたいと啓太に電話で訴えますが、次はいつ会えるかわからないという啓太にあっさりと電話を切られました。悠介は空腹のまま眠りに就きます。

【承】- ぼくが命をいただいた3日間のあらすじ2

夜明け前に起こされた悠介は、源蔵に畑に連れ出されます。悠介は人生初のキャベツの収穫を手伝わされているうちに、やがて朝日が昇りました。幻想的な朝日を悠介が眺めていると、その時源蔵が苦しそうにお腹を押さえます。戸惑った悠介は見て見ぬふりをしました。
家に戻り収穫したキャベツを調理すると葉の中から青虫が出てきますが、食べられない虫だとフミは慣れた手つきで潰し、その姿に悠介は呆気にとられました。好きな食べ物は何かと問われた悠介はフライドチキンと答えると、フミは「鶏の空揚げね」と嬉しそうでした。
鶏小屋から卵を持って来るよう頼まれた悠介は生きている鶏にもぞもぞしていると、近所に住む明日香という少女がやって来てさらっと卵を拾うと、「温かいでしょ」と言って悠介に手渡ししました。
腹ペコの悠介は挨拶もせずに朝食の卵焼きに手を伸ばすと、「いただきますは言わないのか」と源蔵にきつく注意されます。その後外に出掛けた悠介は、せっかく手伝ってやったのにと源蔵に注意されたことを愚痴りました。悠介は外で立ちションすると、マタギ姿の老人・辰雄に遭遇します。怪しげな雰囲気の辰雄ですが、実は明日香の祖父で、源蔵の家の近所で2人で暮らしていました。

【転】- ぼくが命をいただいた3日間のあらすじ3

今夜はご馳走を食わせてやるという源蔵は、生きている鶏を絞めるために体を抑えるよう悠介に命じますが、悠介はたじろいでしまいます。悠介の代わり明日香が鶏を抑え、源蔵の手によって捌かれていきました。その光景にショックを受けた悠介は、ごはんを食べる気になれません。夕飯が出来たと知らせにきた明日香に、可哀想だと思わないのかと悠介が責め立てます。明日香は普段食べている肉だって誰かが絞めていると悠介を諭しますが、田舎の子には僕の気持ちは分からないと悠介はそっぽを向きました。夕飯にはフミが腕を振るった唐揚げや卵料理が並びますが、結局悠介は食卓に現れませんでした。

翌朝いい所へ行こうと言って明日香が悠介を連れ出し、お気に入りだという滝に案内してくれます。そこは明日香の父が好きだった滝でした。明日香は滝を眺めながら「村の人々は野菜を育てたり狩りをして、昔から自然に感謝している。食べると言うことは命をいただくということだよ」と優しく悠介に聞かせます。生きるとはそういうことなのだと。更に、東京生まれだという明日香は、最初は鳥を絞めるのが怖かったと告白しました。明日香の真実に悠介は驚きます。
帰宅した悠介は、代々男の仕事だという糠漬けを源蔵に伝授されました。

【結】- ぼくが命をいただいた3日間のあらすじ4

フミに電話をかけた里美は、嫌がる啓太に電話を変わらせます。フミは生きているうちに孫に会えると思わなかったと感謝の気持ちを伝えました。源蔵と仲違いしていた啓太は19歳で家を出てから一度も実家に戻っていません。それでも啓太は源蔵の体を気に掛けますが、実は源蔵の体はもう長くはないのです。啓太はフミには帰って来てせがまれ、里美にもこのままだと後悔するよと嗜められました。

心を開き始めた悠介は源蔵に明日香の身上について聞き出すと、彼女は2年前に交通事故で両親を亡くし、辰雄に引き取られてこの村に住んでいると知ります。明日香も最初のうちは山村での生活にためらいを感じていたのでした。
次の日悠介は、辰雄の狩りに同行させてもらいます。今日の獲物は鹿でした。猟師は自分の代で終わりだと辰雄は淋しそうに嘆きます。辰雄は一発で鹿を仕留めると「ありがとうな、おいしくいただくよ」と屍に手を合わせました。そして源蔵や辰雄らの手で鹿を捌き、今回は悠介も作業を見届けました。

夕食の時間になり、源蔵は自然や家族に支えられて生かしてもらっていると悠介に言い聞かせます。鹿の肉を使った料理を辰雄や明日香も共に囲み、悠介は自ら大きな声でいただきますと挨拶し、「感謝して食べる」とこの数日で学んだことを言葉にしました。そこへ突然啓太が帰って来ます。すっくと立ち上がった源蔵は、そのまま倒れました。
意識を取り戻した源蔵は26年ぶりに会った啓太に、悠介はいい子だと告げます。「あんたの孫だ」と啓太が返すと、ぶっきら棒にありがとうございますと言って源蔵は布団から手を伸ばします。啓太は源蔵の手を強く握りしめました。

3カ月後。
悠介は啓太と共に糠を漬けています。妊娠していた里美のお腹は大きくなり出産目前です。ピザや外食などが多かった悠介の家の食卓には糠漬けをはじめ、心を込めて作られた料理が並ぶようになり、3人揃って“いただきます”と手を合わせました。

みんなの感想

ライターの感想

演出、ストーリー、脚本ともに道徳の教材のような作品で、申し訳ないのですが映画と呼ぶには抵抗がありました。しかしながら食事のありがたさにはハッとさせられました。自分には感謝が足りてないと…。劇中に登場する和食が本当においしそうで、空腹時に鑑賞するのはとても危険です(笑)
でんでんさんと高橋和也さんの演技が素敵でした。

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