「みなさん、さようなら」のネタバレあらすじと結末の感想

みなさん、さようなら(2003年)の紹介:2003年公開のカナダ・フランス合作映画。余命僅かな男性と、彼の家族や友人との交流を温かく描いた作品。アカデミー賞では外国語映画賞を受賞するなど、他にも海外の賞を多数受賞した。

予告動画

みなさん、さようならの主な出演者

レミ(レミ・ジラール)、セバスチャン(ステファン・ルソー)、ナタリー(マリ=ジョゼ・クローズ)、ガエル(マリナ・ハンズ)、ルイーズ(ドロテ・ベリーマン)、ピエール(ピエール・キュルジ)、クロード(イヴ・ジャック)、ディアーヌ(ルイーズ・ポルタル)、ドミニク(ドミニク・ミシェル)、シルヴェーヌ(イザベル・ブレ)、ルヴァク刑事(ロイ・デュプイ)

みなさん、さようならのネタバレあらすじ

【起】- みなさん、さようならのあらすじ1

ロンドンの証券取引所で働くセバスチャンは、仕事中に母・ルイーズから電話がかかってきます。入院中の父・レミの体調が芳しくないのです。
父のせいで人生を無茶苦茶にされ、セバスチャンは母に育てられたようなものでした。その怒りもあり、父とは犬猿の仲です。この間の御見舞の時には、父は一言も喋りませんでした。
母の頼みもあり、セバスチャンは婚約者のガエルと飛行機で向かうことにします。
相変わらずレミは女好きで、ルイーズとは別居中でした。女性が言い寄って来ていて、その様子をセバスチャンは見ます。
セバスチャンは妹のシルヴェーヌにメールを送っておきます。彼女は海が好きで、今も海上の上でした。駆けつけることはできない様子です。
セバスチャンは友人の医師に父のカルテを送ることにします。しかし、肝心の検査が出来ていませんでした。父のいる病院は予算がカットされており、医療機器が足りてないのです。病院は患者でいっぱいで、廊下に出されている患者もいます。
別の病院で検査してもらい、セバスチャンは友人の医師に結果を診てもらいます。絶望的と言われ、こちらに来れば、苦しまないようにはしてあげれると説明されます。
セバスチャンは友人の医師のいるアメリカの病院への移動を勧めます。しかし父は、友人たちのいるここが良いと嫌がります。そのことで喧嘩となってしまいます。

【承】- みなさん、さようならのあらすじ2

ルイーズは、夫の見てないところで、セバスチャンに話します。3歳の時、熱を出したセバスチャンを一睡もしないで世話をしたのはレミでした。
それに大学まで熱心に教育したのもレミです。どうしたら良いのかセバスチャンが聞くと、母は友人たちを呼んで楽しい病室にして欲しいと頼みます。
海上にいるシルヴェーヌから衛星通信が入り、セバスチャンは父にパソコンで見せてあげます。泣いてしまった父は、パソコンを床に置いて眠ってしまいます。
下の階ががら空きなことから、セバスチャンは院長に相談します。お金をそっと渡すと、組合が仕切っていることを聞きます。セバスチャンは組合にも金を渡し、下の階の病室の手入れを頼みます。
パソコンが盗まれてしまい、セバスチャンは父に怒ります。警備に相談しに行きますが、これもまた組合がと言われます。再び組合に相談しに行って、セバスチャンはパソコンのことを頼みます。しばらくしてパソコンは戻ってきます。
セバスチャンは、父の友人たちに電話をします。皆が駆けつけてくれて、レミは久しぶりの再会に喜びます。
父の痛みが酷いことから、友人の医師からヘロインを使うようにアドバイスされ、セバスチャンは警察にヘロインが手に入る場所を聞きます。
マスコミにリークされては困ることから、ルヴァク刑事は情報提供が仕事ではないと断わります。しかし帰り間際、セバスチャンは詩人などが常用していることをこっそり教えてもらいます。

【転】- みなさん、さようならのあらすじ3

友人たちと楽しく喋るレミは、昔話に花を咲かせます。好きな女性の話しになり、女優のイネスのことを語ります。イネスの太ももに興奮していたレミでした。
父の友人のディアーヌに、セバスチャンはヘロインを持っている人を聞きます。ディアーヌは娘のナタリーならと電話をかけます。セバスチャンは、ナタリーの分も払うから、父にも打ってくれるように契約を結びます。
売人の元に行くと、ルヴァク刑事がやってきます。セバスチャンは、捕まえるならナタリーではなく、自分をとかばいます。
ルヴァク刑事は売人が見つかったことに感謝します。安易に捕まえると、他の人物が出てくるので、捕まえることはしないと言います。逆に餌として利用して釣るのです。
ヘロインを打たれたレミは、気持ちよくてドラゴンに乗っているかのような気分になります。翌日の検診も笑い通しで、鎮静剤は必要ありませんでした。
どうしてもレミは、もう一度湖を見ておきたいと思います。セバスチャンは連れて行ってあげます。少しずつ、二人の蟠りは和らいでいきます。
レミは治療のため、生徒たちに去ることを伝えました。その時、生徒たちは試験のほうが心配な様子でした。
セバスチャンは金を渡して、生徒たちに父の見舞いを頼みます。一人の女生徒だけは金を受け取りませんでした。父は自分の意志で来てくれたと思い、喜んでいました。

【結】- みなさん、さようならのあらすじ4

次第にレミの病状は悪化していきます。ある日、ナタリーが来ないので、レミは禁断症状が出てしまいます。
セバスチャンはナタリーの家に行って連れてきます。ナタリーはグロッキーな状態で、注射を打てそうにありません。セバスチャンは看護師に頼みます。今回だけ応じてくれます。
父が湖畔の別荘が一番落ちつくと言うので、セバスチャンは父の友人から鍵を借ります。ナタリーや友人たちも、レミと共に別荘にやってきます。
ナタリーは症状を抑えるためにも、薬を一日一本飲むように、薬剤師から指示されます。必ず受け取りに来るようにと念を押されます。
友人が料理をふるまってくれて、皆で食事をすることにします。しかし、レミはもう喉を通りませんでした。ワインも飲むことが出来ず、自分の代わりに飲んで味を教えてくれと皆に頼みます。
翌朝、看護師が来てくれて、点滴を取り付けてくれます。ここに来たことは無かったことにしてと、看護師は頼みます。
ナタリーは薬を入れた注射を何本も用意します。レミは皆に見守られながら、逝くことにすると言います。
シルヴェーヌからの衛星通信が入り、レミは最後に彼女の姿を見ます。皆と挨拶を済ませて、息子と手を握ります。ナタリーが注射をして、レミは目を閉じます。彼の脳裏にはイネスの太ももが浮かんでいました。
母が住まないことから、セバスチャンはナタリーに父の家を譲ります。ナタリーはセバスチャンにキスをして、玄関に追いやります。
セバスチャンはガエルと共に飛行機に乗って帰ります。

みんなの感想

ライターの感想

この映画では、レミが教師ということもあり、歴史が語られる場面が存在します。人間の行ってきた戦争の歴史、そして彼が好きな名女優の魅力の話しなど、会話によって教えてもらえます。その豊富な情報に、時間を忘れて聞き入ってしまいます。
それだけでなく、下ネタを含んだ楽しい会話もあります。冗談も交じっており、つい画面の前で笑ってしまう自分に出会えます。
最後は、レミが皆に見守られながら逝きます。イネスの映像から女好きは変わらないなぁと思いつつも、家族や友人たちに見守られながらの最期に、切なくも悲しくなります。ただ、息子との蟠りも解けて、レミが天国に行けただろうと、どこか安心もします。数々の賞を受賞したのが頷ける名作でした。

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