映画:アンティーク西洋骨董洋菓子店

「アンティーク西洋骨董洋菓子店」のネタバレあらすじと結末

アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~の紹介:2008年製作の韓国映画。日本発のベストセラー・コミックを韓国の人気俳優共演で映画化。小さな町にたたずむ洋菓子店を舞台に、美しき男たちのユーモラスかつほろ苦いドラマが繰り広げられる。

あらすじ動画

アンティーク西洋骨董洋菓子店の主な出演者

キム・ジニョク(チュ・ジフン)、ミン・ソヌ(キム・ジェウク)、ヤン・ギボム(ユ・アイン)、ナム・スヨン(チェ・ジホ)、ジャン=バティスト・エヴァン(アンディー・ジレ)、(キム・チャンワン)、(イ・フィヒャン)、(ナム・ミョンニョル)

アンティーク西洋骨董洋菓子店のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①資産家のジニョクは幼少期に誘拐された。事件は迷宮入りしジニョクの記憶もない。犯人を捜すためジニョクはアンティークというケーキ屋を開業、パティシエとして雇ったのは高校時代に自分を好きなゲイ、ソヌだった。 ②パティシエ希望のギボム、ジニョクの幼馴染・スヨンも加わり男だらけのケーキ屋に。ジニョクは現在進行していた連続少年殺人犯を逮捕することで、過去の記憶を取り戻した。

【起】- アンティーク西洋骨董洋菓子店のあらすじ1

アンティーク西洋骨董洋菓子店のシーン1 韓国。

〔1997年〕

高校の卒業式の日。

屋上にいる男子生徒キム・ジニョクに、同級生の男子生徒ミン・ソヌが、告白をします。
同性からの告白に対して、ジニョクは「ゲロを吐く前に消えやがれ」と罵倒すると、ケーキを投げつけました。

(先にネタバレ)
この日、ジニョクはソヌの告白を受ける前に、女子生徒に告白をするため、ケーキを持っていたのです。
ところが女子生徒には振られていました。
失恋とケーキが残されて、そこへソヌがやってきたために、ジニョクの怒りは3割増しだったようです。
(後述にある事情により、ジニョクは同性愛に拒否反応がある)

…好きだった相手にこっぴどく振られたソヌは、失意のもと、ゲイが集うバーに行きました。
やけになって行ったその店で、口説かれた男についていったソヌは、初体験をします。
それがきっかけで、ソヌは「魔性のゲイ」と呼ばれるまでになりました。
ソヌが好きになった相手(男性)は、必ずソヌに落ちるほどです。


〔2008年〕

ジニョクは実は、両家の子息です。
2年間勤めていた会社を辞めたジニョクは、叔母や母、祖母にケーキ屋を開くことを宣言しました。
母親たちは驚きますが、ジニョクの好きにさせます。

ジニョクは古い骨董品屋を改装して店を作り、そこをケーキ屋にしました。のちに、イートインのスペースも作ります。
洋菓子店〝アンティーク〟の開店準備を進めるジニョクは、パティシエの求人を出しました。
ジニョクのところへ面接に来たのは、ソヌです。

ソヌは韓国の一流洋菓子店はすべて勤務するほどの、腕の良いパティシエでしたが、なぜかどの店も1年未満でクビになっていました。
パリやウィーンで修業した時代にも、騒動を起こしていたそうです。

面接で質問したジニョクに、ソヌは自分が「魔性のゲイ」なのだと告白しました。
高校時代に好きになった男性に失恋し、ゲイバーへ行ってから変貌したことを告げます。
最初、ソヌはジニョクの正体に気づきませんでした。
ジニョクが好みだと思い、また店をクビになるとソヌは心配していましたが、ジニョクが高校時代に自分を振った元凶…と知ると、安心します。
ソヌはジニョクに、行列のできる店にしてやると宣言しました。


ジニョクとソヌは開店準備を進めます。
ソヌの強い希望により、ウエイトレスではなくウエイターを雇うことになりました。
それというのもソヌは女性恐怖症で、女性に話しかけられるのが嫌なのです。

ソヌの初恋は、男性の担任の先生でした。
その担任が自分の母と関係を持ったことで、ソヌは女性恐怖症になったのです。

店が繁盛するかどうかの鍵を握る、パティシエの意向をきかねばならず、ジニョクはしぶしぶ男性従業員を募集していました。
何度か男性を雇い入れますが、いずれもソヌと恋愛関係になり、長続きしません。
結果、オーナーのジニョクが店の雑用を、いつまでも続けることになります。

ケーキ屋を開いたものの、ジニョクは甘いものに興味がありませんでした。
ケーキの味の違いが分からず、どれも「砂糖のかたまり」としか思えません。
ソヌから「ビジネスと割り切って、勉強をしろ」と言われても、ジニョクは覚える気がありませんでした。

【承】- アンティーク西洋骨董洋菓子店のあらすじ2

アンティーク西洋骨董洋菓子店のシーン2 そこへ面接希望の若者がやってきます。
若者はヤン・ギボムと言う、ケーキ大好きの青年でした。
最年少ウェルター級のチャンピンでありながら、網膜剥離でリングを降りねばならないギボムは、減量との戦いだったせいで、ケーキに関しては舌が肥えています。

なによりも…ギボムは、ソヌのタイプではありませんでした。
ギボムはかわいい系の顔で、端正な顔立ちを好むソヌとは好みがちがいます。
好みじゃない場合にはソヌの「魔性」が発動されないため、恋愛関係で揉めることがありません。
ギボムは理想的な従業員でした。

ギボムは勝手にソヌに弟子入り宣言をすると、オーナーのジニョクを「味オンチ」とバカにしました。
口惜しいジニョクは、ギボムにバカにされないよう、ソヌの特訓を受け、勉強をします。
やる気になれば凝り性のジニョクは、もともと器用なこともあり、自分でもケーキを作れるほどになりました。
同時に、ケーキの知識も頭に叩き込みます。


ジニョク、ソヌ、ギボムの努力により、店は順調に回り始めます。

ジニョクの店をこっそりと見張る、黒い車がありました。
ギボムがそれを見つけ、運転手をつるし上げようとします。
運転手を見たジニョクは、ギボムを取りなしました。自分の知り合いだからです。

見張っていた黒い車の運転手は、ジニョクを「若」と呼ぶ、サングラスをかけた長身の男性でした。
名前はナム・スヨンといいます。
スヨンの母は、ジニョクの屋敷で雇われていました。
スヨンはジニョクよりも少し年上で、ジニョクの遊び相手のような役割を果たしていました。

ジニョクの家が資産家だと知らなかったソヌやギボムは驚きますが、ジニョクは全く違うことを嘆いています。
スヨンはジニョクよりも年上ですが、なにもできない問題児で、実際はジニョクがいろいろと面倒をみていました。
気ままな独り暮らしを楽しんでいたジニョクでしたが、またスヨンの面倒をみなくてはならないと、頭を抱えます。
それを聞いたソヌは、少しばかりジニョクとスヨンの仲に嫉妬しました。


ジニョクの店に、母、祖母がやってきます。
常連客のひとりを見て、ジニョクの母が血相を変えました。
常連客は、ジニョクが幼いころに遭遇した事件の、担当の刑事でした。
ソヌ、ギボヌはジニョクの事件を、初めて知ります。

【転】- アンティーク西洋骨董洋菓子店のあらすじ3

アンティーク西洋骨董洋菓子店のシーン3 …ジニョクは20年以上前の幼少期、誘拐されていました。
2か月後にジニョクは戻ってきましたが、犯人も見つからず、ジニョクも監禁時の記憶を失っていました。
ジニョクに記憶がなかったため、誘拐事件は迷宮入りしています。
ジニョクはミンジュンという名前でしたが、記憶喪失になるからには、それなりにつらいことがあったのだろうと思った母は、名をジニョクに変えさせて、忘れるようにさせました。
ジニョクが覚えているのは、「犯人が大のケーキ好きで、毎日食べさせられた」ということでした…。

ジニョクが好きでもないケーキ屋をするのは、犯人を捕まえるためなのだと、ソヌやギボクは気づきます。


その後もジニョクたちは、店を続けました。
クリスマス時にはジニョクがサンタの恰好をして、ケーキを配達するサービスをします。
常連客の女性に頼まれて、クロカンブッシュをジニョクは提供します。
(注:クロカンブッシュ…小さなシュークリームを積み重ね、飴細工で飾り付ける。配達時に壊れそうだったので、ジニョクはお届け先に配達してから、飴細工を施した)


フランス時代のソヌの元恋人ジャン=バティスト・エヴァンが、韓国へやってきます。
ジャンはソヌをスカウトしようとしました。
引き留める自信がないジニョクは、後釜のパティシエを探そうとしており、ギボヌに「先生を引き留めろ」と言われます。

ソヌはもともと、行く気がありませんでした。
というのもフランス時代から、ジャンが暴力的な男だとソヌはよく知っており、よりを戻す気はありませんでした。
ジャンと寝た直後だったので、言下に断ることもできず、それで即答しなかっただけでした。
ソヌはジャンに監禁されかけますが、ジニョクが救出しに行きます。
ジャンはあきらめて、韓国を去りました。


韓国で少年が連れ去られ、遺体で発見される事件が起きます。
被害者はいずれも9歳、10歳前後の少年ばかりでした。
遺体で発見されたイ・ジェスンの体内から、ケーキの成分が見つかります。

捜査に当たった刑事が、先輩刑事に相談しました。
先輩刑事はジニョクの店の常連客で、ジニョクの店でしか使っていないケーキの材料だと気づきます。

犯人またはその関係者が、ジニョクの店でケーキを購入していると、判明しました。
刑事たちはジニョクに許可を得て、店先と店内に監視カメラを設置します。
見張りをした刑事たちは、アンティークのケーキがおいしそうだと思いました。

【結】- アンティーク西洋骨董洋菓子店のあらすじ4

アンティーク西洋骨董洋菓子店のシーン2 雨の日にケーキを買いに来た女性の常連客を見かねて、ジニョクは車で送っていくと言います。
女性はお得意さまでした。
送った先で、ジニョクは女性の首に巻いたスカーフに違和感を覚えます。

次の瞬間、女性の家で小さな悲鳴が聞こえました。
ある予感を持ったジニョクは、女性の家に入り込みます。
警察を呼ぶと声高に叫ぶ女性に「警察を呼べ」とジニョクは言いました。

…女性の息子はひきこもりで、誘拐犯でもありました。
ケーキを少年に食べさせたあと、殺すということを繰り返していました。
ジニョクはそれを看破し、少年を助けます…。

少年を助けたジニョクは、自分の幼少時になぜ記憶を失っていたかも、思い出します。
ジニョクを誘拐した犯人は、息子を亡くした中年男性でした。
ジニョクの家が資産家だったために「身代金目的の誘拐」と思われていましたが、本当はちがっていました。
亡くなった息子の代わりとして、ジニョクは誘拐されていたのです。

ジニョクは息子の代わりとして、溺愛されていました。
しかし当のジニョクには恐怖心しかありません(相手が中年男性だから)。
ある日ジニョクは、男から逃げようとしてナイフで男の足を刺します。

逃げるためとはいえ、危害を加えたことで、ジニョクは「僕が人を殺した」と思い込んでしまいます。
自分のしたことの恐ろしさで、ジニョクの頭は真っ白になりました。
それを見た犯人は、ジニョクの気持ちを軽くするために「早く家に帰れ、そして忘れろ」と言います。
犯人に「忘れろ」と言われたことで、ジニョクは記憶を失ったのでした…。


ジニョクを誘拐した犯人の男性は、死んでいません。足をひきずる後遺症を持ちながらも、生きていました。
ジニョクを誘拐した犯人は、アンティークの店の近所に暮らしていました。
面倒をみている女性がおり、釜山へ行こうと男性に誘いますが、男性は幻の息子ばかり見ています…。


連続殺人犯が逮捕されたことで、ジニョクは少しばかり、過去から救われます。
それを察したスヨンは、ジニョク宅から出て独り暮らしを始めました。
ギボムはソヌの助言を得て、フランスへ修業に出かけます。
そうしてアンティークは、ジニョクとソヌの2人だけになりました。

足をひきずった男性が、客としてやってきます。
幼いジニョクを誘拐した犯人ですが、ジニョクも男も互いに気づきません。
男はジニョクの店でケーキを買い、リボンをかけてもらいました。
そのケーキは、釜山へ行った女性宅へ持っていくつもりです。
(犯人は、女性を追って釜山へ行く決意をした)

2人きりになった店で、ジニョクはソヌをみて、腐れ縁だなと感じます。
女子高校生にゲイだと勘違いされたジニョクは、ショックを受けました。
しかし誤解をとく方法が見つからず、茫然とします。横でソヌは、意地悪そうに微笑みました。

みんなの感想

ライターの感想

韓国映画ではあるが、原作はよしながふみさんの作品。ミュージカルなども入っており、おしゃれな仕上がり。
ただし内容はディープなものも入っている。それを、暗くならない程度にきちんとおさめている。
2時間足らずの尺におさめるのは、少々きびしい感じ。回想シーンと妄想シーンも多く、ややこしくなりそう。
原作を知っていると、理解しやすいだろう。

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