「エゴイスト」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

エゴイストの紹介:2022年製作の日本映画。虚勢を張って生きてきた主人公が大切な人との出会いを通して愛に向き合う姿を描いた、高山真の自伝的同名小説を実写映画化。『トイレのピエタ』の松永大司がメガホンをとり、『風の電話』の狗飼恭子と共に脚本を手掛けた。主人公の浩輔を『孤狼の血 LEVEL2』の鈴木亮平、浩輔と惹かれ合う龍太を『his』の宮沢氷魚がそれぞれ演じる。

あらすじ動画

エゴイストの主な出演者

斉藤浩輔 – 鈴木亮平 中村龍太 – 宮沢氷魚 中村妙子 – 阿川佐和子 斉藤しず子 – 中村優子 中学時代の浩輔 – 和田庵 浩輔の友人 – ドリアン・ロロブリジーダ 斉藤義夫 – 柄本明

エゴイストのネタバレあらすじ

【起】– エゴイストのあらすじ1

エゴイストのシーン1

画像引用元:YouTube / エゴイストトレーラー映像

撮影スタジオでは男性カメラマンが声をかけながらシャッターを切り、女性のモデルはその都度ポーズを変えてカメラに目線を送ります。撮影が終わって撮った写真の色彩チェックをするカメラマンに対し、斉藤浩輔が注文を少し加えました。そのあと浩輔はスタジオをあとにします。

彼氏の親に会うため一張羅を着ようと意気込む女性スタッフに、浩輔は「理解できないわ。そんなのね、好きな服着ればよくない?」と言います。

浩輔はファッション雑誌の編集者で、ゲイでした。千葉の房総半島の田舎のほうの出身ですが、18歳で東京に来てからずっと都会で独り暮らしです。ゲイであることを、業界と仲間にはカミングアウトしています。

仕事が終わったあと、浩輔は無言で夜の街を歩きます…。

(映画タイトル)

浩輔は気の置けないゲイ仲間たち数名と、居酒屋で飲みながらおしゃべりに興じます。その日の話題のひとつに、ゲイ仲間が婚姻届を貰いに行ったというのがありました。日本ではゲイ同士の結婚は許されていませんので、その婚姻届は部屋の壁に貼られているのだそうです。

その酒の席で身体を鍛えろと言われた浩輔は、駆け出しの新人パーソナルトレーナーを紹介してもらうことになりました。24歳の男性で、ゲイ仲間のようです。

母親の命日に、浩輔は実家の千葉へ行きました。18歳で上京した浩輔にとって、故郷は決して居心地の良い場所ではありません。ファッション関係の職に就いている浩輔はおしゃれな服という鎧を着込むことで、敵陣のような故郷に里帰りします。

横断歩道の反対側からやってきたのは、浩輔の中学時代の同級生でした。その男は浩輔に気づくことなく歩道を渡り終えると、駐車場に停めてある車に乗り込みます。

男を見ながら浩輔は、中学時代のことを思い出していました。浩輔の母・しず子は浩輔が14歳のときに病死しました。葬儀に参列したその同級生は、後日教室で香典返しに配られたノートで紙飛行機を作って飛ばしながら「オカマのババアの香典返し、こんなんよりお菓子のほうがよくね?」と言っていました。浩輔は男のことを「ブタ1号」と心のなかでアダナをつけて呼んでいました。

浩輔は毎年命日に帰省すると、実家の仏壇の遺影に手を合わせます。老齢の父・義夫は浩輔がゲイであることを知らないので、「いい人いないのか? お前もそろそろいいトシだ」と聞いてきました。浩輔は「いい人がいればね」とはぐらかします。

東京に戻った浩輔は、仲間の紹介でパーソナルトレーナーと会います。相手は若くて美しい青年・中村龍太でした。レンタルジムで浩輔のトレーニングやストレッチを手伝いながら、龍太はあれこれアドバイスします。浩輔は龍太の美しさに感心し、褒めちぎりました。

練習のあと、龍太が浩輔を喫茶店に誘いました。「これからの食事の内容について話す」と言って、龍太は本当に細かなアドバイスをします。龍太に聞かれるまま浩輔は、自分が編集者だと明かしました。龍太は母親が病気になったため高校を中退し、以後はずっと母親の介護をしながらバイトを掛け持ちしているのだそうです。パーソナルトレーナー以外にもバイトをしていると龍太は言います。

会計のとき、龍太はレジの前で小銭を落とします。慌てて硬貨を拾い集めた龍太は、焦るあまり後頭部を机にぶつけていました。龍太のドジな面を見た浩輔は、龍太を好もしく思います。

駅までの道、寿司屋を見つけた龍太は母親に土産を買って帰ろうかと値段をチェックして、高いからとあきらめます。

居酒屋で仲間と飲んだ浩輔は、紹介してもらった龍太をベタボメします。「あの子はピュアでいい子なの!」と言いながら、浩輔は龍太に食べたものの報告をメールで行ないました。

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