映画:エルストリー1976 新たなる希望が生まれた街

「エルストリー1976 新たなる希望が生まれた街」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

エルストリー1976 新たなる希望が生まれた街の紹介:2015年にイギリスで製作されたドキュメンタリー。「スター・ウォーズ」の第一作目「新たなる希望」に出演した俳優たちに焦点を当てた作品で、知られざる撮影秘話やその後の俳優人生を語っていく。

あらすじ動画

エルストリー1976 新たなる希望が生まれた街の主な出演者

語り(デヴィッド・プラウズ、ジェレミー・ブロック、デレク・ライオンズ、ジョン・チャップマン、ギャリック・ヘイゴン、ポール・ブレイク、パム・ローズ、ローリー・グード、アンガス・マッキネス)

エルストリー1976 新たなる希望が生まれた街のネタバレあらすじ

【起】– エルストリー1976 新たなる希望が生まれた街のあらすじ1

約40年前、北ロンドンの郊外で…

1977年に公開され、世界的大ヒットを記録した「スター・ウォーズ」の第1作目「新たなる希望」。この作品の中には、パイロットや兵士、宇宙人、そして漆黒のマスクをつけた暗黒卿など、多くのキャラクターが登場します。当時これらの役を演じた人々は無名の俳優、あるいは一般公募のエキストラでした。ところが、「中の人」の彼らの予想に反して、映画は大ヒット。イギリスのエルストリースタジオで撮影された「新たなる希望」、その前後で彼らの人生に何が起きたのか、40年の時を経て出演者たちが語り始めました。

ダース・ベイダー役のデヴィッド・プラウズは若い頃は高身長を活かしてボディビルの世界王者を目指していました。しかし、コンテストの審査基準に失望し、間もなくボディビル界から引退。そんなプラウズを映画界にスカウトしたのが、スタンリー・キューブリックでした。プラウズは「時計仕掛けのオレンジ」に出演することが決まりますが、役者を抱きかかえる場面が多く、何テイクも取る中で腕は疲労の限界に達してしまいます。そんな中、今度は車いすごと役者を持ち上げろとキューブリックは指示。それに対してプラウズは思わず「1発OKになるのか?」と返答。周りの空気が凍りつく中、キューブリックは笑って「なるべく少なくする」と返し、実際にその約束を守ったといいます。完璧主義で知られる巨匠に意見したのは、今でもプラウズの思い出となっていました。

その後、プラウズは「スター・ウォーズ」にダース・ベイダーとして出演することが決定。撮影前には製作陣とオビ=ワン役のアレック・ギネスとランチの場を持ち、食事後にはギネスとの決闘シーンを練習したといいます。撮影中にプラウズを悩ませたのは、マスクで視界が狭くなってしまうことでした。それが原因で、よく転んだり、ものにぶつかったりしたといいます。その悩みは、マスクをかぶる他のキャストも困らせていました。ストーム・トルーパー約のローリー・グードは本番中に扉に頭をぶつけてしまい、さらにはその映像が採用されてしまうという珍事に発展します。

その一方で、特殊メイクにストレスを感じるキャストもいました。惑星タトゥイーンにあるバーの宇宙人ウェイトレスを演じたパム・ローズは、「5日で嫌になったわ」と当時を振り返ります。その理由は、特殊メイクには毎回長い時間を要するうえに、粘着ノリでうぶ毛がたくさん抜けてしまうこと。モデル、ダンサー、女優と幅広く活躍してきたローズにとっても、「スター・ウォーズ」の撮影は予想を超える困難さがありました。

全身緑色の皮膚で覆われた宇宙人グリードを演じたポール・ブレイクは、ハン・ソロに射殺される場面について語りました。ジョージ・ルーカスの「映画でよく見る感じで」という抽象的な演技指導に困惑したこと、爆発を演出するために、衣装の背部に酸をかけて煙を出したこと…ブレイクは撮影当時のことについてときおり声を上げて笑いながら振り返りました。

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