「エルヴィス」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

【承】– エルヴィスのあらすじ2

エルヴィスのシーン2

画像引用元:YouTube / エルヴィストレーラー映像

ハンク・スノウのショーに参加して南部を巡業したエルヴィスは、あちこちで人気をさらいました。どこのステージでも女性には熱狂的に受け入れられ、男性の観客は戸惑いの顔をしていました。ハンクはエルヴィスの動きが下品だと嫌がり「腰をクネらせるな」と注意しました。ステージを重ねるにつれて女性ファンはどんどんエスカレートし、ステージに女性下着が投げ込まれる事態も起こりました。エルヴィスの宿泊する部屋を、女性が訪問することもありました。

長いツアーが終わるころ、ハンクはエルヴィスを嫌がってステージから切り離そうと考えていました。エルヴィスもそれを感じ取っていましたが、パーカーはエルヴィスに「むしろハンクを切ろう」と表現します。エルヴィスをうまく説き伏せて独立させ、「家族経営の会社を立ち上げる」と言いました。プレスリー・エンタープライズの経営者は父が務め、パーカーが本格的にマネージャーとして動き始めます。

そしてレコーディング。『ハートブレイク・ホテル』という曲は自殺をうたった歌だと揶揄されますが、若者の好みをうまく汲み取っていました。曲は大ヒットします。

パーカーの手腕も手伝って、あっという間にエルヴィスは人気歌手となりました。母親にピンクのキャデラックを買い、豪邸をプレゼントできるまでになりました。

パーカーはエルヴィスの写真をプリントしたグッズを販売し、そこからも金を得るようにしていました。関連グッズが山ほどあるなかで、「I hate Elvis(エルヴィスが嫌い)」という缶バッジを見た母は眉をひそめます。「どうせなら嫌う人からも儲けよう」というパーカーのことばを聞いてエルヴィスが大爆笑すると、みんなの顔もゆるみます。

【1956年夏】

エルヴィスはその持ち味を生かして、黒人の歌もうたいました。『ハウンド・ドッグ』も話題になります。当時は人種差別への運動がさかんに行われていました。そうした運動と並び、エルヴィスの行動も問題視されます。「猥褻(わいせつ)で下品」とステージで踊るエルヴィスに対して反対運動が起こり、「腰を動かさないのが出演の条件」という事態まで起こります。

エルヴィスのスタイルよりもショービジネスを優先したパーカーは、エルヴィスに執事が着るような燕尾服を用意しました。そしてバンドも説き伏せて静かな曲調に抑えさせます。そして「新生エルヴィス」という触れ込みで活動させました。

「新生エルヴィス」はファンには不評でした。「前のエルヴィス」を求める気運が高まります。エルヴィス自身も、やりたいことと違うので悩んでいました。しかしステージで好きに振舞うと逮捕の恐れがあるので、下手なことはできません。

悩んだエルヴィスはある日、駆け出しのころに立った店「クラブ・ハンディ」へ行き、旧友のB.B.キングに相談しました。B.B.キングは「自立しろ(自分で判断して行動しろ)。レーベルを持て」と助言しました。パーカーが新生エルヴィスを作ったのは、なにかほかに理由があるのだろうとも言います。

B.B.キングと会って話をしていた様子が写真に撮られて、マスコミは騒ぎます。

オーバートン音楽堂のステージの前にも、エルヴィスは「踊るな」と釘を刺されます。しかしエルヴィスはステージの上で小指を立てて振ると、「愛する人の意見は大事だ。でも最後は自分の判断だ。ニューヨークの連中に俺は変えられない」と言い、『トラブル』という曲を歌いながら踊り始めました。エルヴィスが逆らったことにパーカーは頭を抱えます。エルヴィスはステージからおろされて、逮捕されました。

世間でも同じ頃、ファンの若者たちが警察と衝突して騒動を起こします。

エルヴィスが服役するか否かの頃に、召集令状が届きます。徴兵制の通知です。エルヴィスはこれを受けて2年間ドイツへ行くことに決めました。徴兵を終えて戻ってきたら、ハリウッドの俳優にしてやると言ってパーカーはエルヴィスを送り出します。

【1958年 フォート・チャフィー】

しかし愛息が自分のもとを離れてドイツへ行くという事態を、母・グラディスは嘆きました。それまでもわが子の心配をして酒に溺れるようになっていたグラディスは、家で倒れてそのまま帰らぬ人になります。

エルヴィスは母の死に大きなショックを受けました。エルヴィスの父・ヴァーノンは、パーカーに息子を励ましてくれと頼みます。パーカーはエルヴィスのところへ行き、「これからは私が母親の代わりもするから。お父さんを慰めてあげるんだ」と言ってエルヴィスを勇気づけました。

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