「オーケストラ!」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(2件)

2009年製作のフランス映画。かつて天才指揮者として活躍していたアンドレイ・フィリポフも、今やボリショイ劇場のいち清掃員。そんな彼は再び指揮者としてタクトを振ることを夢見ていたが、ひょんなことからボリショイ交響楽団が、ロサンゼルス交響楽団の代わりにパリ公演の出演依頼があることを知り、かつての楽団メンバーを集めてパリへ向かおうとするが…。

あらすじ動画

オーケストラ!の主な出演者

アンドレイ・フィリポフ(アレクセイ・グシュコブ)、アンヌ=マリー・ジャケ(メラニー・ロラン)、オリヴィエ・デュプレシス(フランソワ・ベルレアン)、ギレーヌ・ドゥ・ラ・リヴィエール(ミュウ=ミュウ)、サーシャ・グロスマン(ドミトリー・ナザロフ)、イヴァン・ガヴリーロフ(ヴァレリー・バリノフ)、イリーナ・フィリポヴナ(アンナ・カメンコヴァ)、ジャン=ポール・カレル(リオネル・アベランスキ)、ヴィクトール・ヴィキッチ(アレクサンドル・コミサロフ)、アフマド(ラムジー・ベディア)、ワシーリー(ゲオルゲ・アンゲル)

オーケストラ!のネタバレあらすじ

【起】– オーケストラ!のあらすじ1

オーケストラ!のシーン1

画像引用元:YouTube / オーケストラ!トレーラー映像

 ボリショイ交響楽団の演奏に合わせて、指揮者は目を閉じ、楽曲を統制しています…が、彼のポケットから携帯の着信音が鳴り、束の間の指揮者ごっこは終わりです。彼は劇場の清掃員アンドレイで、リハ見学は禁止だと支配人に叱られてしまいます。

仕方なく彼が支配人の部屋を掃除していると1枚のFAXが届き、見てみるとパリのシャトレ座公演の依頼案件でした。彼は目を見開き、勝手に支配人のパソコンメールからこの依頼案件を削除してしまいます。

自宅に帰ると妻がサクラの仕事で、マフィアの結婚式の招待客に1000人集めるとして協力してほしいと訴えてきました。すると妻に別案件の電話があり、1人サクラが足りないのと夫に依頼します。それは共産主義者の演説聴衆役でした。

アンドレイたち夫婦がその演説に行った後、モスクワ音楽組合の会合に参加します。彼は元ボリショイ交響楽団の指揮者で、集まったメンバーは元楽団員だったのです。

その中の1人の男性、サーシャをトイレの個室に呼び出し、アンドレイはあのFAXを取り出します。そしてサーシャに読ませると、LA交響楽団の演奏が中止となったため、代わりにボリショイ交響楽団を招待するとのことでした。

アンドレイの企みは、今のボリショイ交響楽団に代わってなりすまし、彼らがパリに行くと言うのです。彼は絶対の自信があります。

サーシャは渋々承諾し、55人のメンバーを集めに行くことにしました。

まずはロシア連邦共産党の建物に着き、イヴァンに会うことにします。サーシャは、楽団を潰した張本人だとして断固反対しますが、アンドレイは彼しかフランス語が話せないと言って聞きません。

ドアを開け、アンドレイはイヴァンに楽団のマネージャーになってほしいと依頼しますが、サーシャは彼に掴みかかり、激しい口論となります。

しかしアンドレイがパリ公演なのだと話すと、先ほどまで怒り狂っていた彼が急変し、快諾しました。何か思惑があるようです。

アンドレイは妻にもこの作戦を話し、30年も待ったのよと許可を得ました。その夜、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲を聴きながら険しい表情を浮かべるアンドレイ。

後日、イヴァンにパリのシャトレ座支配人のオリヴィエに電話してもらいますが、アンドレイの指示でチャイコフスキーのバイオリン協奏曲を演奏するよう依頼します。その曲は30年前にイヴァンが介入し、途中で演奏を終えざるを得なかった曲でした。

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