「カスパーハウザーの謎」のネタバレあらすじと結末の感想

カスパー・ハウザーの謎の紹介:1974年公開のドイツ映画。19世紀初頭に実在した、生まれてから地下牢に閉じ込められていた青年・カスパー・ハウザーの姿を描いている。ヴェルナー・ヘルツォークがメガホンをとり、数々の賞を受賞した話題作。

予告動画

カスパーハウザーの謎の主な出演者

カスパー・ハウザー(ブルーノ・S)、ゲオルク・フリードリヒ・ダウマー教授(ヴァルター・ラーデンガスト)、ケーテ(ブリギッテ・ミラ)、ランコニ(ハンス・ムゼウス)、スタンホープ卿(ミカエル・クロエシャー)、フロリアン(フロリアン・フリッケ)

カスパーハウザーの謎のネタバレあらすじ

【起】- カスパーハウザーの謎のあらすじ1

1828年の聖霊降臨節の日曜日に、N師で酷い姿の若者が保護されました。この男は、カスパー・ハウザーと名づけられることになります。
彼はろくに歩くことができず、たった一つの句しか喋ることが出来ませんでした。言葉を覚えてから話しを聞くと、生まれてからずっと地下牢に閉じ込められ、自分以外に人間がいることさえ知らなかったと言います。
食事は眠っている間の夜中に、差し入れられていました。終わりの頃になって、一人の男がやってきたそうで、彼が何者かは今日まで分かっていません。
カスパーは地下牢で、差し入れられたパンを食べたり、馬の玩具で遊んでいました。ある男がやってきて、字を書くようにと勧めてきます。書くことができれば、白馬をもらうことが出来ると言われます。
しばらくして、男はカスパーをおんぶして外に連れ出します。靴を履かせて、歩けるように訓練を行います。次に言葉を覚えさそうと、自分が喋ったことを繰り返させます。
その後、男はカスパーを町に連れていきます。手紙を持たせて、自分が戻ってくるまで待っているようにと言います。
カスパーは手紙を握ったまま、広場で立ち続けます。家の窓から、人々はカスパーの様子を見ます。
見かねた町人はカスパーに話しかけます。しかし、カスパーは決まった言葉しか喋れませんでした。
町人は手紙が騎兵大尉宛てと書かれているのを見て、カスパーをその家まで連れて行きます。あいにく大尉は不在でした。

【承】- カスパーハウザーの謎のあらすじ2

しばらくして大尉が帰ってきます。手紙を読んでみると、カスパーを大尉に送ると書いてありました。
男は捨て子でもある彼を育てるものの、生活が苦しくなり、母親を見つけようとしますが出来ませんでした。カスパーのことは誰にも口外していません。
手紙に署名はありませんでした。カスパーには読み書きだけは教えてあり、父のような騎兵になることを望んでいると、手紙には書いてあります。
それにしてもおかしな話しです。カスパーが知的な教育を受けてないことから、警察の尋問は無駄でした。
カスパーの皮膚はひどく薄く、種痘の跡がありました。上流階級の子であることが分かります。杖で殴られた跡もありました。祈祷文や少しの砂金、ロザリオをカスパーは所持していました。
カスパーは閉じ込められても大人しく、暴れる様子はありませんでした。
カスパーの面倒を見ることになった家族は、食べ物を与えたり言葉を教えていきます。幼いユリウスは、カスパーに体の部位の名前を教えてあげます。
カスパーに剣を教えようとしてみますが、危険ということを知らないで反応がありません。では火を近づけてみてはどうかと考えます。
カスパーはロウソクの火に興味を持ちます。触ってみると、熱くて涙を流してしまいます。

【転】- カスパーハウザーの謎のあらすじ3

言葉を話せば真似するカスパーを見て、男たちは笑いものにします。鶏をはなしてみると、カスパーは知らないことから酷く怯えます。
笑いものにされて涙を流すカスパーは、面倒を見てくれている家族の母に、そのことを伝えます。彼女はカスパーに赤ん坊を抱かせてあげます。
カスパーが何者か噂が飛び交う中、公共費用の財政を節約するためにも、何かして彼に金を稼がせることにします。カスパーはサーカスで見世物として働くことになります。
しかしカスパーは逃げ出します。結局、見つかってしまい連れ戻されます。
引き取られることになったカスパーは、2年の間に多くのことを学びます。人生はこれからでしたが、なぜこうも息をするようにピアノを弾けないのかと嘆きます。
一家が事故で全滅し、盲目となったフロリアンは、ピアノを弾いて生きています。彼を例にして、カスパーは説得させられるのでした。
牢の中でカスパーは何も考えたりしませんでした。牧師から神の存在を知らされても、カスパーには納得できません。
カスパーはもっと読み書きして学ぶべきを主張しますが、牧師は信仰こそが大事だと伝えます。
カスパーの勉強の成果を試す時がきます。真実村から来たか、それとも嘘つき村か来た男かどうかを、たった一つの質問で判断するテストです。
分からないでいるカスパーを見て、答えが話されます。それは真実村から来たかと質問することでした。それにより、2重否定がされて判断がつくのです。
するとカスパーは別の質問を知っていると話します。それは、あなたは蛙ですかと聞く事でした。しかし、論理とは無関係で認めてもらえませんでした。

【結】- カスパーハウザーの謎のあらすじ4

紙に文章を書き続けるカスパーの噂は広まっていました。イギリスの伯爵がカスパーに興味を持ち、気に入れば息子にしたい様子です。
社交界に出席したカスパーは、自分に生きているといえるものはないと語ります。そんなことはないと言われ、カスパーは練習したピアノのことを持ち出されます。
モーツァルトの曲を弾いたカスパーでしたが、何度か失敗をしてしまいます。気分が悪くなったカスパーは一人にしてもらいます。
一人で編み物を始めたカスパーを見て、息子にする話しはなしとなります。
教会から飛び出したカスパーは、歌声が叫び声にしか聞こえないと言います。
一人、家に帰ったカスパーの元に、牢で世話をしていた男がやってきます。男はカスパーを棒で何度も殴ります。
家の中には血の跡が残っていました。カスパーは地下室で血を流して倒れていました。
医師を呼んで治療してもらい、カスパーはピアノを弾いています。再びカスパーは襲われて胸を刺されます。
近くには包が残されており、中には手紙が入っていました。自分の容姿はカスパーに聞けば分かるけれど、自ら名乗りたいと犯人は名前を書いていました。
皆が見守る中、カスパーは息を引き取ります。カスパーの遺体は解剖されて、肝臓と小脳に肥大化、大脳に変形が見られました。そのことを書いて、素晴らしい調書を作ると、張り切る人物は走ります。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、19世紀の様子が様々な角度から映し出されています。10人家族を日雇いでなど、台詞から当時の様子を伺えることができます。
また、田舎の風景や町並みなど、当時を再現する演出に時代を感じることができます。
カスパーを演じるブルーノ・Sの演技は、本人としか思えないほど卓越されています。喋り方や行動など、公開されてから時が経っている作品ですが、その演技が色褪せることはないでしょう。
地下牢に閉じ込められ、外に出ることができたカスパーが、なぜ殺されたのか不思議に思います。タイトルにある通り、謎が残されたまま、物語は終幕します。

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