映画:カリートの道

「カリートの道」のネタバレあらすじと結末

カリートの道の紹介:1993年にアメリカで製作されたクライムドラマ。エドウィン・トレスによる同名小説、及び「それから」を映画化した作品で、ニューヨークを舞台に裏社会から足を洗おうとする老ギャングの生き様を描いていく。監督&主演は「スカーフェイス」でもコンビを組んだブライアン・デ・パルマとアル・パチーノ。

あらすじ動画

カリートの道の主な出演者

カリート・ブリガンテ(アル・パチーノ)、デイブ・クレインフェルド(ショーン・ペン)、ゲイル(ペネロープ・アン・ミラー)、ベニー(ジョン・レグイザモ)

カリートの道のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- カリートの道のあらすじ1

舞台は1975年のニューヨーク。大物ギャングのカリートが5年の刑期を終え、久しぶりにホームタウンに戻ることから物語は始まります。街に戻ってカリートが驚いたのは、たったの5年で街が様変わりしていたことでした。仁義を重んじる者などおらず、暗黒街は無作法なチンピラに牛耳られていたのです。

カリートにとって唯一の救いは、恋人のゲイルが今もこの街に残っていることでした。ゲイルは昔と変わらず美しく、ダンサーとして活動していました。ゲイルと再会を果たしたカリートは、ある計画を明かしました。それは、二人で街を出てバハマでレンタカー店を経営するというものでした。堅気の仕事に就き、ゲイルと幸せに暮らす…それがカリートの今の夢となっていました。

その資金集めのために、カリートは友人が所有するナイトクラブの経営に一時的に携わることとなりました。カリートが関わるようになってからクラブの経営は好転、カリートの資金集めは順調に進み始めました。

カリートは闇の仕事に再び手を染めるつもりはありませんでしたが、その周りでは面倒事ばかり起きていました。カリートの裁判を担当した検事ノーウォークは監視の目を緩めることはなく、クラブの中ではベニーというチンピラが何かとカリートに絡んできていたのです。

そんなある夜、激しい口論の末、カリートはベニーをクラブの階段から突き落としてしまいます。カリートの部下たちはこのままベニーを殺そうと提案しますが、カリートはベニーを解放するよう指示するのでした。

その後、さらなる面倒にカリートは巻き込まれることになりました。友人の悪徳弁護士デイブから、トニーという大物イタリアンマフィアの脱獄を手伝って欲しいと依頼されたのです。脱獄に協力しなければシャバにいる息子たちが殺しにやって来る、とトニーはデイブを脅迫していました。デイブの話によれば、裁判の証人を買収するために用意した大金をデイブが着服したとトニーは誤解し、怒り狂っているといいます。カリートは自分の刑期短縮のために尽力してくれたデイブのために、危ない橋を渡ることを決めました。

【承】- カリートの道のあらすじ2

しかし、この頃からデイブはコカインのやりすぎで挙動がおかしくなっており、人前にもかかわらず脱獄計画について話そうとすることもありました。ゲイルはカリートとデイブの会話を聞いて、二人が良からぬ仕事を計画していることにすぐ気づきました。バハマ行きが現実味を帯びる中、危険な仕事に手を出そうとするカリートをゲイルは必死に止めようとしますが、カリートは恩を返すためデイブの元へ向かってしまいました。

トニーの脱獄計画は、監獄船から脱出したトニーを海上でデイブたちがピックアップするというものでした。トニーに指定された通り、デイブはカリート、そしてトニーの息子のフランキーをボートに乗せ、真夜中に監獄船が停泊する港へと出発しました。監獄船周辺に着くと、カリートはすぐにトニーを発見しました。計画通りトニーを船に乗せようとするカリートでしたが、突然デイブがトニーとフランキーを殺害しました。越えてはならない一線を越えてしまった友の姿に呆然とするカリート。トニーとフランキーの遺体を始末し、陽気な表情を見せるデイブに、カリートは証人買収用の大金を着服したか?と尋ねました。すると、デイブは悪びれることなくその事実を認めました。デイブの不誠実さにあきれ果てたカリートは、貸しがなくなったとデイブに伝え、その場から去って行きました。

それからすぐ、カリートの周囲がにわかに騒がしくなりました。ベニーが復讐のためにカリートの側近の買収に動いており、カリートは心安らかに過ごすことが不可能な状況となっていました。そんな中、ゲイルからは妊娠の可能性を告げられますが、その直後に検事のノーウォークから呼び出しを受けてしまいます。デイブがトニーの配下と思われる男に襲撃され、重傷を負ったというのです。

【転】- カリートの道のあらすじ3

ノーウォークはすでにデイブがトニーたちを殺したことに気づいており、カリートに証言をして欲しいと求めてきました。さらに、デイブがカリートを裏切る発言をした録音テープをノーウォークは流しますが、カリートは何も知らないと繰り返すばかりでした。

検事局を出たカリートはバハマ行きの計画を大きく変更し、今日中に列車で街を出ることを決めました。カリートはゲイルにマイアミ行きの切符を渡し、夜に駅で落ち合うことを約束しました。カリートはゲイルのお腹に手をやって三人での新たな人生を誓い、ゲイルと別れるのでした。

列車が出るまでの約5時間、カリートには大仕事が残されていました。ゲイルと別れた後にカリートが向かったのは、デイブが入院する病院でした。カリートは安静しているデイブに罵りの言葉をぶつけました。しかし、カリートの真の目的は別にありました。カリートはデイブに厳しい言葉を浴びせながら、デイブの護身用の拳銃からすべての弾丸を密かに抜いたのです。カリートが病室を出るとすぐ、警官に扮したトニーのもう一人の息子ヴィニーが病室に入りました。空の拳銃を持ったデイブは何の反撃もできないまま、ヴィニーからの銃弾を受け死亡。病院を出たカリートは、「あばよ、デイブ」と言って弾丸をゴミ箱に捨てるのでした。

その後、カリートはクラブに隠した貯金を持って駅に向かおうとしますが、トニーと親しい大物イタリアンマフィアの男たちとヴィニーが突然クラブに現れました。イタリアンマフィアの危険さを理解しているカリートはなんとかその場をやり過ごそうとしますが、ヴィニーたちはカリートを逃そうとしません。そんな中でも、カリートはなんとかクラブから脱出しますが、ヴィニーたちは執拗に追いかけ回してきました。

【結】- カリートの道のあらすじ4

列車の発車時刻が近づく中、カリートはヴィニーたちを避けながら駅になんとか到着しますが、あと少しのところでヴィニーたちに発見されてしまいます。カリートはやむなく持っていた拳銃を発砲、たちまち激しい銃撃戦が始まりました。カリートは数的不利な状況ながらヴィニーたちを撃退し、一般人の叫び声が響く中、ゲイルが待つホームへと急ぎました。

カリートは列車の前で待つゲイルと再会を果たしますが、その直後、思わぬ人物から銃撃を受けました。撃ったのはベニー、カリートの側近から情報を得て復讐のときを待ち構えていたのです。カリートはその場に倒れ込み、ゲイルは泣きながらカリートの名を呼びました。カリートは最期を覚悟し、持っていた大金すべてをゲイルに託し、この街から出ろと口にしました。それでもゲイルは泣き続け、「置いていかないで」とカリートに抱きつきました。

それから間もなく、救命救助隊が到着し、カリートは担架に乗せられ搬送されました。その途上で、カリートは駅のホームにあった広告を目にしました。それは、「楽園への脱出」と書かれた広告で、オレンジ色の夕日を背景に女性が踊る南国の風景が写っていました。カリートがぼんやりとその広告を眺めているうちに、写真の中の女性がゲイルのように軽やかに踊り始める幻が見えてきました。カリートは自らの人生を振り返り、最後にゲイルと子どもに自らの夢を託したいと心の中で願いました。「長い夜だった、疲れたよベイビー、疲れた」…カリートはそう心の中でつぶやきました。

みんなの感想

ライターの感想

ふるまいは乱暴ながらも、友や恋人に誠実に接するギャングをアル・パチーノがとても丁寧に演じており、裏社会の人間が堅気になる困難さを悲劇的に伝えてくれています。一方、主人公とは対照的なキャラクターとして登場する悪徳弁護士を演じたショーン・ペンの演技にも注目です。小物感あふれるキャラクターですら演じ切ってしまう演技力に驚かされました。

映画の感想を投稿する

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

映画「カリートの道」の商品はこちら