映画:キミとボク

「キミとボク」のネタバレあらすじと結末

キミとボクの紹介:2011年公開の中編映画。原作は2001年に発表されたマルチクリエイターやまがらしげとの実体験をもとに制作されたFLASHアニメーション作品。web上で絶大な人気を得て、書籍化ののち実写映画化された。ひとりの青年とアメリカンショートヘアの銀王号が共に過ごした10年間をあたたかに描く。

あらすじ動画

キミとボクの主な出演者

青年(中村蒼)、銀王号(声:坂本真綾)、青年の友人(小林優斗)、かおり(中村映里子)、大家(谷川昭一朗)

キミとボクのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- キミとボクのあらすじ1

漫画家になる夢を叶えるため、ある青年が福岡の大学を退学し、東京の小さなアパートに引っ越してきます。
上京して間もなく迎えた七夕。近所の公園で天の川を見ていた青年は、迷子になっていたアメリカンショートヘアの子猫を見かけ家へ連れて帰りました。生まれて3ヶ月ほどのオスの猫で、宅配便のトラックに紛れこんだ後に公園までたどり着いたのです。青年は子猫のもらい手が見つかるまで、アパートでこっそり預かることにしました。青年は子猫と七夕に出逢ったことから、“銀漢”と“王様”から漢字をとって、銀王号と名付けます。青年は得意のイラストで里親募集のチラシを作って、近所に貼り出しました。

その後もなかなか銀王号の引取り手は現れず、青年と銀王号の2人の暮らしが続きます。青年は漫画の学校に通い始め、夜はコンビニでバイトしながら絵を描き続けました。一方の銀王号は好奇心旺盛で、青年が描く紙を踏んづけたりするので、本気で怒られます。銀王号はそんな青年をはじめのうちは怖がりましたが、高い餌を買ってくれたり、いつも遊んでくれるので、いつのまにか青年(キミ)のことを友達だと思うようになりました。

【承】- キミとボクのあらすじ2

出版社に作品を持込んだ青年は、編集者に「君の作品は暗くて難しい」と酷評されます。落胆した青年が帰宅すると、銀王号の里親を希望する中年女性が訪ねてきていました。青年は一旦ためらうものの、銀王号を女性に渡し別れを告げました。ところがこの部屋に来て初めて独りぼっちになった青年は、無性に淋しさに襲われます。無意識のうちに銀王号を描いていた青年はハッとして、先ほどの女性を必死に探し見つけだしました。「やっぱり差し上げられません」と女性に頭を下げて銀王号を取り戻した青年は、もう離さないと誓って銀王号を抱きしめました。

青年は部屋で銀王号を飼わせてほしいと、大家に懇願します。自分は“犬派”だという大家は迷いながらも、恋人が猫好きという理由から、他の住人には絶対に内緒との条件で特別に認めてくれました。

【転】- キミとボクのあらすじ3

それからたくさんの時間が過ぎ、大人になった銀王号は、青年よりも自分の方が年をとるのが早いと気付きました。2人は同じ布団で寝てはいつも銀王号が早く起きて、青年を起こしました。青年からしてみれば、いつも起こされたという感覚ですが…。そんな穏やかな日々が何年も続きます。青年は相変わらず漫画を描き続け、ずっと青年を見つめてきた銀王号は、彼のクセも把握するほど仲良くなっていました。

学校を卒業しても漫画家デビューできずにいた青年は、コンビニのバイトで食いつないでいました。すでに社会人となった友人が、ある程度の収入を得て大人びていくなか、青年は取り残されているような虚しさを感じていました。
ある日青年は、同級生のかおりが漫画オーディションで大賞をとったことを知ります。青年よりも絵を描き始めたのがずっと遅いかおりでしたが、同級生の中で一番早くデビューを果たしました。
バイト帰りの翌朝、青年は奇遇にもかおりに遭遇します。地方出身のかおりはすっかり垢抜け、高級外車に送られて朝帰りする姿がそこにはありました。自分も努力しなくてはならないと、青年は自分を鼓舞します。
季節はいくつも過ぎていきます。青年の背中を見つめ続けていた銀王号は、「キミはひとりじゃないよ。ボクがずっと見ててやる」と強い想いを抱いていました。

【結】- キミとボクのあらすじ4

青年は銀王号と過ごして10年目の春を迎えますが、未だに芽が出ず変わらぬ日々を送っています。青年は再び出版社に持込んだ原稿が、以前よりはよいものの感情を揺さぶられないと批判されました。“どうしても伝えたいものがないのか?”という編集者の言葉に青年は考え込みます。
肩を落として帰宅した青年は、銀王号が食事もせず、元気が無いことに気付きます。病院での診察の結果、銀王号は不治の病により、余命僅かである事実が判明しました。獣医は安楽死させることも提案しますが、青年は銀王号を家へ連れて帰ります。言葉は通じなくても、同じことを望んでいた銀王号は「キミはボクのことをわかってくれる」と実感するのでした。青年は徹夜して猫の病気について調べますが、改めて銀王号の病が治らないことを知りました。

数日経過し七夕を迎えます。10年目の夜空は曇っていましたが、2人には天の川が見えるようでした。それから5日後。青年と楽しく過ごした日々が、銀王号の脳裏に走馬燈のようによぎります。銀王号は青年にありがとうの気持ちを抱えたまま、彼の腕の中で静かに息を引き取りました。青年は初めて銀王号の前で涙を見せました。
銀王号がいなくなり、青年は元気を失いました。そんな青年を心配した銀王号の魂は、“そばにいるよ”というメッセージを送り続けます。

1年後。老朽化によりアパートは建て直しが決まり、青年は引越すことに。荷造りの作業中に青年は、銀王号の里親募集のチラシを見つけ、彼からもらった手紙のように、胸のポケットに大切にしまいました。そして青年は、銀王号と暮らした思い出が詰まった部屋をあとにしました。
やがて…。青年は銀王号との日々を漫画にします。『キミとボク』は、書店でポスターが貼られるほどの人気作品となりました。

みんなの感想

ライターの感想

ストーリーも単純で展開も読めるのですが、それでも泣いてしまいました。劇中曲のパッヘルベルのカノンと、めんこい動物はまさに反則技ですね(笑)
よちよち歩きの子猫に悶絶。この物語が実話だということもしんみりとしました。動物ものに弱い方は、どうかハンカチのご用意を(涙)

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