「クライマーズ・ハイ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(3件)

横山秀男原作の長編小説を、堤真一主演で描いたミステリーヒューマンドラマ。1985年8月12日、夕刻。一機の日航機が御巣鷹山に激突した。第一報が入り、北関東新聞社の遊軍記者、悠木をはじめとして記者達は事故直後の状況を「どれだけスクープできるか」という高度な情報戦と、圧倒的な被害に押しつぶされそうになりながら、戦後最大の国内飛行機事故に迫る。2008年公開作品。原田眞人監督、145分。

あらすじ動画

クライマーズ・ハイの主な出演者

悠木和雅(遊軍・日航機事故担当全権デスク):堤真一 佐山達哉(社会部・県警キャップ):堺雅人 玉置千鶴子(地域報道班):尾野真千子 等々力庸平(社会部長):遠藤憲一 岸円治(政経部デスク):田口トモロヲ 田沢善吉(社会部デスク):堀部圭亮 山田厳(地方部デスク):金子和 吉井弁次郎(整理部):マギー 神沢周作(地域報道班):滝藤賢一 白河頼三(社長):山崎努

クライマーズ・ハイのネタバレあらすじ

【起】– クライマーズ・ハイのあらすじ1

クライマーズ・ハイのシーン1

画像引用元:YouTube / クライマーズ・ハイトレーラー映像

1985年8月12日。18時56分。

羽田ー伊丹行き、日航機ジャンボ機がレーダーから突如として消えた。

北関東新聞でTVから一報が流れた時、遊軍記者の悠木は翌日から趣味の登山で、谷川岳に登ろうと帰宅しようとしてた。

社内が一気に緊張感に包まれ、後輩記者の佐山が「ジャンボが消えたようです」と耳打ちして来た。悠木は日航機事故の全権を担うキャップに任命され、佐山達は墜落現場を特定しようと一気に群馬と長野のふもとへ飛び出して行った。新聞社、ラジオ局、テレビ局…と、こぞってマスコミは、戦後未曾有の飛行機事故の実態をいちはやく伝えようと躍起になっていた。

「大久保清事件」「連合赤軍」というニュース以来、日本を揺るがしかねない世紀の大ニュースだった。

524人、ジャンボ機はお盆ラッシュで単身赴任中の父親達、家族連れ、そして一人きりで里帰りをしていた子供達も乗せて満員状態だった。まだ被害は全く分からない。もう夜を迎えようとしている、真っ暗な山中で墜落したであろう機体が、どこにあるのかは時間との勝負となった。

TVやラジオ、独自に入手した地元住人の情報、消防団のタレコミでなんとなく墜落場所が特定できた事から、悠木は佐山を飛ばし、逐一調べて伝える様に伝えた。佐山は住家を借り上げ、電話を繫ぎっぱなしにして対応した(余談だが現実に、某局は住家を借り上げ報道が落ち着くまで居座ったようだが、その後ろくに片付けもせず、電話料金も支払わないまま、逃げてしまったらしい…)

足腰に自信を持ち、登山経験のある記者が険しい斜面を消防団と汗だくになって登っていく。だが目の前に広がった光景は「この世の地獄」という表現だけでは、とても事足りないほど凄惨だった。その状況を事細かに佐山は、悠木の元へ繋げるが、思っていた以上の被害に、とてもこのままでは朝刊に載せられないと判断してしまう。

遂には、北関東新聞の社長、白河まで訪れ「この状況は記事にするな」と釘を刺されてしまう。

それは、航空会社や様々な利権によるものだったとも推測された。

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