映画:ゴッドファーザー1PART.Ⅰ

「ゴッドファーザー1PART.Ⅰ」のネタバレあらすじと結末

ゴッドファーザー(PART.Ⅰ)の紹介:1972年公開のアメリカ映画。フランシス・フォード・コッポラ監督の作品で、3部で構成される。当時公開されると興行記録を塗り替える大ヒット作となり、いまなお人気不動の名作である。

あらすじ動画

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ゴッドファーザー1PART.Ⅰの主な出演者

ドン・ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)、マイケル・コルレオーネ〔マイク〕(アル・パチーノ)、サンティノ・コルレオーネ〔ソニー〕(ジェームズ・カーン)、コンスタンツァ・コルレオーネ・リッツィ〔コニー〕(タリア・シャイア)、ケイ・アダムス(ダイアン・キートン)

ゴッドファーザー1PART.Ⅰのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①1940年代後半、ニューヨークで5大ファミリーのひとつ、ドン・コルレオーネは政治家にも信望が厚く、慕われていた。麻薬を扱いたいタッタリア・ファミリーがドンの命を狙い、三男・マイケルが父のかたき討ちをする。 ②マイケルはシチリア島で潜伏していたが、コルレオーネとタッタリアの和解でアメリカへ呼び戻された。ドンの跡を継いだマイケルは拠点をベガスに移し、残りの4大ファミリーを一気に叩いて頂点へのぼりつめた。

【起】- ゴッドファーザー1PART.Ⅰのあらすじ1

ゴッドファーザー1PART.Ⅰのシーン1 アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク。
1945年。


イタリア系アメリカ人のドン・ヴィトー・コルレオーネの屋敷では、娘のコニーの結婚式が盛大に執り行われていました。
屋敷の中の書斎では、花嫁の父であるドン・コルレオーネが、やってきた人たちの話を聞いています。

ドン・コルレオーネは、その地域一帯を仕切るボスでした。名付け親(ゴッドファーザー)として、みんなに親しまれています。
表向きはオリーブ油の輸入会社を経営するドンは、もう1つの顔を持っていました。
それは、裏社会でニューヨークを取り仕切る、マフィアのボスというものです。

ボナセーラがドンに、娘を襲った惨劇を訴えます。
娘が若者たちにドライブに連れて行かれ、暴行を受けました。娘は顎を砕かれる重傷を負ったのですが、男たちの判決は懲役3年で、執行猶予の身です。
ボナセーラは「娘の仇を討ってほしい。殺してほしい」とドンに訴えますが、ドンはボナセーラがずっと自分と疎遠にしていたことを指摘しました。
ボナセーラは金で解決しようとしますが、それもドンは気に入りません。
「友情もなく、ゴッドファーザーとも呼ばず」「君が友達として来るならば(受けよう)」と答えました。
ボナセーラが謝罪をすると、ドンは快くボナセーラの頼みを受けます。しかし何かあった折には、頼りにすると添えました。
ボナセーラの娘に乱暴を働いた若者への報復は、クレメンザに割り振ります。

ドンの子どもは、4人います。
長男のソニーは、裏表のない性格で女性にももてますが、短気なところが欠点でした。
次男のフレドは、純粋で優しいのですが、気が弱く、機転が利きません。
三男のマイケルは、大学出で海軍に所属したインテリでした。ドンはマイケルを誇りに思っており、できればマフィアとは関わりのない表舞台で活躍してほしいと思っています。
ほかにもう1人、トム・ヘイゲンという孤児を、ドンはわが子のように育てていました。
トムは血こそ繋がっていませんが、ドンが育てて弁護士の資格を得て、現在は相談役として引き立てています。
長女のコニーは、今日、カルロと結婚式でした。


ドンはその後も、人々の頼みごとを聞いていました。

三男のマイケルは、恋人のケイを連れて式に現れます。
ケイは、マイケルの家の事情を知らずにいました。
有名な歌手のジョニーがカリフォルニアから駆け付けて、式典で歌を披露するのを見たケイは、コルレオーネ家のことを知りたがります。
マイケルは「ジョニーは2年前に契約のトラブルを起こした。ジョニーが1万ドルで解決しようとするのを、父がルカを連れて出かけると、1時間でことを納めた。しかも、たった1000ドルで解決した」と言い、案に裏稼業であることを示唆します。

ケイが今まで知らなかったのには、マイケルが父の仕事に、一切関わっていなかったからです。
長男・ソニー、次男・フレドは組織の幹部ですし、トムは相談役をしていますが、マイケルだけは「堅気」でした。
マイケルにだけは、表の世界で過ごしてもらいたいと、ドンは強く望んでいます。
(先にネタバレ。ドンはマイケルに、議員や知事などの役職について、表舞台で正々堂々と生きてもらいたかった)

ジョニーは歌を披露した後、ドンのところへ行って嘆きました。
ジョニーは出たい映画があるのですが、ウォルツ監督に嫌われていて出演できないと言います。
ドンはジョニーにビンタをすると、叱咤激励し、「ちゃんと食べてよく休めば、役につける」と暗に任せろという示唆をしました。
トムに映画監督の件を任せます。

その後ドンは娘のコニーと、ダンスをしました。
出席した人たちは、それをみんな笑顔で見守ります。
最後にファミリーで記念撮影をしました。

【承】- ゴッドファーザー1PART.Ⅰのあらすじ2

ゴッドファーザー1PART.Ⅰのシーン2 カリフォルニア州。
ウォルツ・インターナショナル映画会社のウォルツ監督のところに、トムが交渉に行きました。
作品にジョニーを出せとトムが言いますが、ウォルツ監督は撥ねつけます。
役柄だけをみると、ジョニーは適役でした。
ところがジョニーは、ウォルツ監督が5年も抱えた金の卵の女優にちょっかいを出して、女優を駄目にしていたのです。それでウォルツ監督は怒っていました。
トムは黙って監督の言い分を聞いて、去ります。

翌朝。
ウォルツ監督がベッドで目覚めると、シーツが血まみれでした。
足元に愛馬の首が転がっており、ウォルツ監督は絶叫します。
その後、ジョニーは役職を手にしました。


1947年。
麻薬を商売にする男・ソロッツォが、ニューヨークで勢力の強いドンに声をかけます。
ソロッツォはシチリアでヘロインを精製し、稼いでいました。またタッタリア・ファミリーが背後にいます。
ドンは政治家や政界に、多くのツテがありました。ソロッツォは有利にことを運ぶためにドンを仲間に引き入れようと考えましたが、麻薬を嫌うドンは断ります。

同時にドンは部下のルカに、タッタリア・ファミリーを調べろと命令しました。
ルカはタッタリア・ファミリーのところへ行きますが、ソロッツォと机に向かって話をしている最中、ナイフでてのひらを刺され、首を絞められて殺されます。


クリスマスの時期。
ドンの外出の際、トムはタッタリア・ファミリーに足止めを食らいます。
護衛のポーリは、体調が悪いと言いました。
ドンがひとりで果物屋を見ている時に、襲撃に遭って撃たれます。
(ポーリは体調不良を言い訳にして、車に先に戻った。つまり襲撃を知っていた、スパイである可能性が高いことを意味している)

ドンは一命を取り留めましたが、重傷を負って病院に担ぎ込まれます。
マイケルは恋人のケイとデートしている時に、街頭のスタンドで売られている新聞記事を見て、父が襲撃されたことを知りました。慌てて公衆電話から、自宅へ電話を入れます。
重傷だと聞いたマイケルは、帰宅しました。

足止めされたトムは、タッタリア側から「ソニーと手を打ちたい(和解したい)」という申し出を持ち帰ります。長男のソニーは父と異なり、麻薬に対して前向きでした。
その後タッタリア側は、ドンが死んでいないことを知ります。

コルレオーネ家の玄関先に魚が置かれました。暗にドンの部下のルカが殺され、海の底に沈めたことを示しています。
長男のソニーが父のドンの代理を務めますが、ソニーは抗争をする気です。
裏切ったと思しきポーリは、ロコが許した振りをして、途中で処刑しました。

マイケルは父の病院へ行きますが、なぜか無人になっているのをいぶかしみます。
見張りの者や病院の人たちもいないのを見たマイケルは、父が狙われていると感じました。
すぐに自宅へ連絡を入れて、護衛を寄越すよう命じます。
たまたまやってきた女性看護師を招き、一緒にベッドを移動させて病室を替えるよう頼みます。
見舞いに来たパン屋のエンツォにも頼み、マイケルと共に病院の前に立って、銃を持っている振りをさせました。
怪しい車が病院へやってきましたが、マイケルとエンツォの人影があるのを見て去ります。
しばらくするとコルレオーネ家の護衛がやってきました。


長男のソニーが、タッタリアの二代目を殺しました。ソニーの軽挙妄動をトムが怒りますが、すでに遅い状態です。
刑事たちは、タッタリア側に買収されていました。マクラスキー警部がその筆頭です。

【転】- ゴッドファーザー1PART.Ⅰのあらすじ3

ゴッドファーザー1PART.Ⅰのシーン3 形勢がよくないと感じたソロッツォは、マクラスキー警部立ち会いのもと、コルレオーネ家のなかで唯一堅気であるマイケルに、交渉に来るよう命じます。
マイケルはその場を利用して、ソロッツォへの復讐を考えました。
ボディチェックされることは必至なので、大至急、交渉の場に銃を隠しておくように指示します。

マクラスキー警部の部下から知らせが入り、交渉の場所が『ルイズ』のレストランだと判明しました。
マイケルはクレメンザに銃を隠しておくよう指示し、トムはマスコミ操作を練ります。
迎えの車に乗ったマイケルは、予想した通り、車中でボディチェックを受けました。
さらに車は尾行をまくため、一旦ニュージャージー州へ行くと見せかけ、Uターンします。
『ルイズ』のレストランへ行ったマイケルは、トイレに立ち、銃を手に入れるとソロッツォとマクラスキー警部を銃殺し、その場をすばやく立ち去りました。

当初は「警官殺し」という見出しが躍りますが、トムのマスコミ操作が功を奏し、やがて「警部が麻薬組織と関係」という暴露がなされ、次第に警察側を糾弾する動きが始まります。
その後も抗争は3か月に及びました。


ソロッツォを射殺したマイケルは、父の故郷であるイタリア・シチリア島へ身を寄せます。
マイケルはその土地で、美しい女性・アポロニアにひとめぼれをしました。
(ケイを愛している気持ちに変わりはないが、ほとぼりが冷めるまで島で潜伏を余儀なくされたマイケルは、最低でも1年はその土地にいなければならないと言われていた。
いつアメリカに戻れるか分からないマイケルは、ケイと結婚できるかどうかすら分からない。
そのため、一度はケイへの思いをあきらめたのだと思われる)

アポロニアのほうも、マイケルにひとめぼれをします。
父親に結婚したい旨を申し入れたマイケルは、アポロニアと順調な交際を重ね、すぐに結婚しました。
アポロニアとの結婚生活は、しかし長くは続きません。
ファブリツィオの裏切りにより仕掛けられた自動車の爆弾で、アポロニアは亡くなりました。
短い結婚生活ですが、アポロニアの存在はマイケルにとって、強い印象を残します。


その頃ニューヨークでも、事態は激動していました。
結婚した妹・コニーが、夫のカルロに暴力を振るわれます。
長男のソニーがカルロに怒り、「今度妹を殴ったら殺す」とカルロを殴りました。
コニーは妊婦でしたが、カルロは容赦なく暴力を振るいます。
(カルロはコニーと結婚したが、ファミリーの要となる仕事を任されなかった。それがカルロにとって、最も不満だったと思われる。
単に不仲で暴力を振るうだけだったのだが、「今度妹を殴ったら殺す」=「ソニーが来る」を逆手に取り、裏切りに走らせた)

暴力を振るわれたコニーは、兄のソニーに助けを求めました。
怒ったソニーはトムを置いてすぐに出かけ(短気だから)、料金所で狙われて蜂の巣にされます。
父のドンは長男の死を嘆き、これ以上犠牲者を出すまいと考えました。
退院して静養中だったドンは、5大ファミリーを招集するよう命じます。
葬儀屋のボナセーラに電話をしたドンは、息子・ソニーの死体を綺麗にしてくれと頼みました。


ニューヨークの5大ファミリーが顔をそろえます。
ドン・バルジーニ、ブロンクスのカーメン・クネオ、ブルックリンのフィリップ・タッタリア、スタテン島のビクター・ストラキ、それとドンの5人です。
他地域の諸兄も呼んだドンは、メンバーの前でタッタリアと和解したい旨を告げました。

【結】- ゴッドファーザー1PART.Ⅰのあらすじ4

ドンが政治家を抱き込んでいる不満をタッタリアが口にし、ドンは条件付きで保護を与えます。
その代わりにドンは、ソロッツォの殺害に関わった三男・マイケルの安全を、強調しました。事故だろうが何だろうが、もしマイケルが不慮の死を遂げるようなことがあれば、自分は絶対に許さないと豪語します。
こうして、タッタリアとドンは和解しました。

ドンはタッタリアが小物だと見抜きます。
裏で糸を引いている人物がいると気付いたドンは、黒幕がドン・バルジーニだと当たりをつけました。


ドンとタッタリアが和解したことで、マイケルはアメリカに呼び戻されます。

マイケルはドンの手伝いをしながら、恋人・ケイに会いに行き、結婚してくれとプロポーズしました。
1年以上も音信不通であったことを恨みながら、ケイは申し出を受けます。


…半年後。
マイケルはドンの跡を継いで、ボスになりました。
ドンは、三男のマイケルにだけは継がせたくないと思っていただけに、胸中は複雑です。
(次男のフレドは残念ながら、ボスになるだけの器ではない)
マイケルは拠点をニューヨークから、ネバダ州南部のラスベガスへ移そうと考えました。
ラスベガスではカジノが盛んで、その収益を狙ったのです。

マイケルは、ラスベガスのカジノ・ホテルを経営しているモー・グリーンに眼をつけました。
マイケルはわざとモー・グリーンに無理難題を吹っ掛け、怒ったモー・グリーンはフレドを殴ります。
(殴らせることも計算のうちだった)


引退したドンは、マイケルの息子・アンソニーの成長を見守るよき祖父でした。
3歳になった孫・マイケルを見守りながら、ドンはマイケルに「お前には、させたくなかった」と洩らします。
これからの時代、裏社会で幅をきかせるのではなく、表に出て人を操るべきだと言ったドンは、マイケルに知事や議員になってほしかったと言いました。
ドンはマイケルに「バルジーニとの会見の話を持ってくる奴は、裏切り者だ」とアドバイスします。

その後、ドンは孫のアンソニーを庭の一角のトマト畑で遊ばせている最中に、心筋梗塞で倒れて他界します。
(日本風で言うと「畳の上で死ぬ」感じ。抗争などで死ぬわけではない、穏やかな死)
ドンの葬儀は派手に行なわれました。

父親が他界したマイケルは、その席で「バルジーニが会談を望んでいる」と聞かされます。
その話を持ってきたのは、幹部のテシオでした。父・ドンから「話を持ってくる奴が裏切り者」と聞かされていたマイケルは、テシオが裏切り者だと気付きます。


コニーの息子の洗礼式の日、マイケルは大胆な暗殺計画を決行しました。他の4大ファミリーを一斉に叩く戦法です。
タッタリアは愛人と一緒のベッドで、バルジーニは散髪中に、クレオは回転扉に閉じ込められ、ストラキはエレベーター内で銃撃されました。
モー・グリーンも暗殺されました。

マイケルは、姉のコニーの夫・カルロも殺します。
バルジーニにそそのかされて、カルロは長男・ソニーを売っていました。そのためです。
コニーがマイケルの元を訪れて、夫のカルロを殺したことを責めました。

妻・ケイはその場に居合わせ、「本当なの?」とあとで聞きます。
かつての誠実で真面目なマイケルが、マフィアのボスとしての威厳を身につけつつあることに、ケイは戸惑いと絶望を抱いていました。
マイケルは「仕事に口を出すな!」と怒りますが、自分を抑えて「今回だけ答えてやる」と付け足します。
「本当にカルロを殺したの?」というケイの質問に、マイケルは「ノー」と答えました。
(嘘をついた)
ケイはその言葉を聞いて、喜びます。

乾杯をしようと思ったケイは、台所へ移動して酒の支度を始めました。
しかしその間にマイケルの元へ、困りごとの相談にきた客が現れます。
書斎への扉が閉められるのを、ケイはただ黙って見つめるしかありませんでした…。
(『ゴッドファーザー PART Ⅱ』へつづく)

(最後の扉が閉められるシーンは、マイケルとケイとの隔たりができてきつつあることの暗示)

みんなの感想

ライターの感想

冷徹なマフィアの世界が舞台ですが、コルレオーネ家は一本筋が通っており、どこか温かみを感じてしまう不思議な映画です。
堅気生活を送っているアル・パチーノ演じるマイクが、次第にマフィアの世界に染まっていく様子が印象的でした。この作品は末娘・コニーの結婚式のシーンから始まります。幸せそうなファミリーの笑顔が印象的です。
この結婚式から物語が始まる構成は、コッポラ監督が黒澤明監督の『悪い奴ほどよく眠る』を見て気に入り本作で採用されました。

ライターの感想

冷徹なマフィアの世界が舞台ですが、コルレオーネ家は一本筋が通っており、どこか温かみを感じてしまう不思議な映画です。
堅気生活を送っているアル・パチーノ演じるマイクが、次第にマフィアの世界に染まっていく様子が印象的でした。この作品は末娘・コニーの結婚式のシーンから始まります。幸せそうなファミリーの笑顔が印象的です。
この結婚式から物語が始まる構成は、コッポラ監督が黒澤明監督の『悪い奴ほどよく眠る』を見て気に入り本作で採用されました。

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