映画:サバカン SABAKAN

「サバカン SABAKAN」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

1980年代の長崎を舞台に、小学生の少年2人が繰り広げるひと夏の冒険と青春をみずみずしく描いた一作、キャッチコピーは、「ここは80年代。青春の、少し前の、せいしゅん。」、ドラマ「半沢直樹」の演出・脚本を担当し、映画初監督となる金沢知樹が描く。主演は番家一路、原田琥之佑。2022年8月劇場公開作品。96分。

あらすじ動画

サバカン SABAKANの主な出演者

久田孝明(子供時代):番家一路 竹本健次:原田琥之佑 久田良子:尾野真千子 久田広重:竹原ピストル 竹本雅代:貫地谷しほり 久田孝明:草なぎ剛 内田のじじい:岩松了 弥生:村川絵梨 亜子:福地桃子 大内田健夫:ゴリけん 金山:八村倫太郎 由香:茅島みずき 宮田学:篠原篤 市川:泉澤祐希

サバカン SABAKANのネタバレあらすじ

【起】– サバカン SABAKANのあらすじ1

サバカン SABAKANのシーン1

画像引用元:YouTube / サバカン SABAKANトレーラー映像

売れない作家で、現在はゴーストライターで食い繋いでいる久田孝明。

娘が一人いるが、妻とは離婚し時折会うだけ。久々に娘と遊んだ時に水族館へ足を運ぶ。

イルカショーを見て、久田は娘にこう告げた。

「イルカはね、眠ったら溺れてしまうんだよ」

と優しく諭す。

「文学ですか?売れないですって」

編集者から馬鹿にされたように告げられたが、久田は新作を書きたかった。

台所にあった鯖缶を見つけ、子供の頃のひと夏の記憶が蘇った。

パソコンの前に座ると、こう書き始める。

”僕はサバの缶詰を見ると、思い出す少年がいる…”

時代は遡り、1986年。

長崎の小学校に通っていた久田は小学5年生だった。熱血感の担任に家族についての作文を絶賛されていた。

友達も多く、毎日が楽しい日々だったが、クラスには竹本というクラスメイト曰く、貧乏で年中タンクトップの男子がいた。消しゴムがなく、つばで文字を消していたが、彼が机に描く魚の絵は本当に上手かった。

クラスメイトに揶揄われ、売り言葉に買い言葉で竹本は自宅を皆に紹介することになった、すると荒屋に他の友達は鼻を摘んだり、笑い転げていたが、久田は笑うことなく静かに帰った。

久田の家は股間ばかり掻く父親、長崎一怖いと称される気の強い母、そしてどこにでもついてくる弟の4人家族。母親からの鉄拳もよく飛んでくるが仲の良い家族であった。

夏休み、従兄弟の亜子にもらった斉藤由貴のカセットを聞きながら歌ったり、宿題に手をつけたりつけなかったりとぼーっと過ごす久田の元に、突然、竹本が訪ねてくる。

山を超えて、ブーメラン島と呼ばれる小さな離島にいるというイルカを見に行こうと言うのだ。竹本とは話したこともなく戸惑う久田。するとスーパーの前で100円を拾いネコババしたところ久田を竹本は見ていたらしく、刑務所行くか自転車を出してイルカ見に行くかと、久田に迫った。

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