映画:シンドラーのリスト

「シンドラーのリスト」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(2件)

ヒューマンドラマ

シンドラーのリストの紹介:1993年にアメリカで製作された歴史ドラマ。トマス・キニーリーの原作をスティーブン・スピルバーグが映画化した作品で、第二次世界大戦中にユダヤ人の命を救ったドイツ人実業家オスカー・シンドラーを描いていく。第66回アカデミー賞では作品賞を含む7部門に輝いた。

あらすじ動画

シンドラーのリストの主な出演者

オスカー・シンドラー(リーアム・ニーソン)、イツァーク・シュターン(ベン・キングスレー)、アーモン・ゲート(レイフ・ファインズ)、ヘレン(エンベス・デヴィッツ)

シンドラーのリストのネタバレあらすじ

【起】– シンドラーのリストのあらすじ1

舞台は1939年、第二次世界大戦下のポーランドのクララフという街。ユダヤ人排斥が深刻さを増す中、チェコ生まれのドイツ人実業家オスカー・シンドラーは私腹を肥やしていました。ナチス親衛隊との親密な関係を利用し、大勢のユダヤ人を自社のほうろう工場で安い給料で雇い、大きな利益を上げていたのです。その中でもシンドラーが頼りにしていたのは計理士のシュターンという中年男性でした。シュターンは持ち前の頭の良さを活かし、シンドラーの右腕として工場を切り盛りしていました。シンドラーがユダヤ人の働きで得た利益で酒に女にと娯楽を思いのままに楽しむ一方、シュターンはその立場を活用し、できるだけ多くの同胞を救うべくシンドラーの工場で有能なユダヤ人を次々と雇っていました。

そんな中、ナチスによるユダヤ人への締め付けはさらに激しさを増します。シンドラーは自社の工場に勤めるユダヤ人を奪われることのないよう、自らが持つコネクションを最大限に利用しました。シンドラーがそうした行動に出たのは、優秀な作業員を失いたくないという理由からでした。シンドラーはあくまでユダヤ人を労働力としか見ていなかったのです。しかし、ユダヤ人収容所所長ゲートはユダヤ人に対して容赦なく、シンドラーの予想を超える残酷さを持つ人物でした。

ポーランドに暮らすユダヤ人は次々と財産を奪われ、収容所へと連行されていきました。その中には、シュターンらシンドラーの下で働くユダヤ人も多く含まれていました。逃げようとする者もいましたが、ナチスは執拗に追跡を行い、虐殺を続けていました。シンドラーは虐殺を主導するゲートと面会の場を持ち、収容所に捕らわれた従業員たちを以前のように工場で働かせたいと希望を伝えます。ゲートはシンドラーの望む通り、シュターンら一部のユダヤ人の工場勤務を許可。しかし、ゲートはユダヤ人を使ってビジネスで成功するシンドラーを快く思っていませんでした。

ゲートは自らユダヤ人の虐殺に手を下していました。少しでも怠けているそぶりを見せる者はすぐに射殺し、言い訳を一切認めませんでした。その一方で、ゲートはヘレンという名のユダヤ人の娘をメイドとして雇っていました。ヘレンはいつ殺されるかわからない恐怖で不安な日々を送っていましたが、当のゲートはヘレンに恋心に似た感情を抱くようになっていました。

同じ頃、シンドラーの工場で働くユダヤ人の数は増加の一途をたどっていました。ナチスによる理不尽な虐殺から少しでも命を救おうと、シュターンがシンドラーにさらなる雇用を働きかけていたのです。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「シンドラーのリスト」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×