映画:スタンドバイミー

「スタンドバイミー」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(7件)

スタンド・バイ・ミーの紹介:1986年制作のアメリカ映画。1950年代末のオレゴン州の小さな町キャッスルロックを舞台に、それぞれ心に傷を持った4人の少年たちが好奇心から、線路づたいに“死体探し”の旅に出るという、ひと夏の冒険を描く。

スタンドバイミーの主な出演者

ゴードン・ラチャンス(ウィル・ウィトン)、ゴードン〔大人〕(リチャード・ドレイファス)、クリストファー・チェンバーズ〔クリス〕(リヴァー・フェニックス)、セオドア・ドチャンプ〔テディ〕(コリー・フェルドマン)、バーン・テシオ(ジェリー・オコンネル)

スタンドバイミーのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①弁護士のクリスが死んだ。死亡記事を読んだ作家・ゴードンは12歳の時のことを思い出す。クリスとゴードンは幼馴染みで、テディ、バーンと共に「死体を探す旅」に出たことがあった。ゴードンは昔を振り返る。 ②死体探しの旅は、小さな町・キャッスルロックしか知らない4人にとっては大冒険だった。死体を見つけた4人はその後疎遠になったが、ゴードンはあれ以上の友情はないと思い、作品に仕上げた。

【起】– スタンドバイミーのあらすじ1

現在。

大人になった作家ゴードン・ラチャンスは、車中で考え込んでいました。

ゴードンを考えさせていたのは、新聞記事の見出しでした。

そこには『弁護士クリストファー・チェンパーズ刺殺される』という文字が、でかでかと書かれています。

ゴードンは、幼馴染みのクリスと親しくしていました。

ゴードンは自分が少年時代のことを、思い返します…。

1959年、夏。

アメリカ・オレゴン州キャッスルロック。

キャッスルロックは、人口1281人の小さな町です。

ゴードン改め、幼少期にはゴーディと呼ばれた12歳の彼には、その小さな町・キャッスルロックが、世界のすべてでした。

ゴーディには親しい友人が3人おり、木の上に組み立てた秘密基地の中に集まり、いつも一緒に遊んでいます。

・ゴーディ…線の細い少年。主人公。真面目だが内気で、物語を作るのが趣味。兄・デニーを4月に亡くしている。

・クリス…短髪の少年。ゴーディの親友で、メンバーの中でリーダー格を務める。ワルぶってはいるが、本当は賢く優秀である。

・テディ…黒ぶちの眼鏡をかけた少年。フランス系。ノルマンディーの戦いで活躍したという父に憧れ、父から暴力を受けて、耳を焼かれていても慕っている。父は精神病院に入っている。

・バーン…少し小太りの少年。内気で臆病、弱気なところがある。死体情報をもたらしたのは、バーン。

ゴーディたちは、秘密基地でタバコを吸ってみたり、カードで遊んだりしていました。

そこで、ひと足遅れてやってきたバーンが、耳寄りな情報をもたらします。

…バーンは去年の9月、自分のこづかいを入れた宝箱を、自分の家の床下に埋めました。

宝の地図を作っていたのですが、その地図を母に捨てられ、場所が分からなくなります。

以後、バーンは折を見ては床下のあちこちを掘って、宝探しをしていました。

その時もバーンは宝を探していたのですが、床下にバーンがいるのを知らないビリーとチャンプが、死体を見たという話を盗み聞きしてしまいました。

ビリーは、バーンの兄でもあります。

ビリーとチャンプは盗んだ車を走らせていて、死体を見つけたのだそうです。

場所はキャッスルロックから30kmほど離れた、チェンバレーというところでした。

死体はデイ・ブラワーという少年のもので、3日前にブルーベリーを摘みに行ったまま、行方知れずになっていました。

ブラワーは線路伝いに歩いていたようで、汽車に轢かれたのが死因です。

ブラワーが行方不明の情報は、ラジオでも繰り返し流されていました。

第一発見者であるビリーとチャンプは、警察に通報することを恐れていました。

というのも、もし知らせるとなぜその場所へ行ったか聞かれることになり、ひいては、車を盗んだことも話さねばならなくなるからです。

ビリーとチャンプは、「見なかったことにしよう」と言って解散しました。

バーンは「みんな、死体を見たことがあるかい?」と言い、上記の話をします。

話を聞いたゴーディたちは、死体を見つけて手柄にすれば、新聞に載れるし英雄扱いされると、死体探しを考え始めました。

言いだしっぺのバーンだけが、「ビリーとチャンプにばれないだろうか」と怖じ気づきますが、みんなはキャンプをすると家の者に告げ、集合することにします。

ゴーディは今年の夏、家では少しばかり影の薄い存在でした。

4月に年の離れた兄・デニーが亡くなったばかりで、両親はその死を受け止めきれずにいます。

兄のデニーは優秀で、アメフト選手としても期待されていました。

生きていればアメフトで大学進学も、プロになることも可能だろうと言われているほどです。

快活な兄のデニーが、家では中心的存在だったため、内向的で文章を書くゴーディは、両親にあまり注目されていませんでした。ゴーディも、それをコンプレックスに思っています。

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