「スタートアップ！」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

スタートアップ！

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価格・情報の取得：2023-03-24

画像引用元：YouTube / スタートアップ！トレーラー映像

2019年、韓国・ソウル。

頭を金髪に染めた18歳の少年コ・テギルは、友人のウ・サンピルを小型バイクの後ろに乗せてエンジンをかけています。しかし中古のバイクだからか、エンジンがなかなかかかりません。テギルは母親ユン・ジョンヘからもらった予備校代を使って、その中古バイクを購入していました。安物をつかまされたのだとサンピルが言いながら、バイクに貼られたベンツのシール（もちろんニセモノです）を剥がしていると、やっとエンジンがかかりました。テギルがドヤ顔で振り返ります。

テギルとサンピルはノーヘルで、バイクに2人乗りして走ります。登り坂ではスピードが落ちたので、サンピルが降りました。道の真ん中でのろのろ走行していると、後ろからやってきたバイクの運転手が、追い抜きざまに「邪魔だ」と言いながらテギルを蹴りました。蹴られた拍子にミラーが壊れて、腹を立てたテギルは相手を追跡します。

道交法を無視して走行しているので、パトカーが追ってきました。テギルたちがトンネル内を走行しているので「トンネルを抜けたら停止しろ」とパトカーが命令します。テギルは警察の言うことを無視しようとしますが、トンネルの先は工事中で逃げ切れず、サンピルを乗せたままテギルは転びます…。

（映画タイトル）

テギルが派手に吹っ飛びます。それは、知らせを受けて警察にやってきた母・ジュンヘが思い切り殴ったからです。

テギルの家は母子家庭です。テギルは勉強が嫌いなのですが、母・ジョンヘは「高卒認定をもらうように」と言って、予備校に通わせようと考えていました。反抗期のテギルが言うことをきかないと、元バレーボール選手（ただし万年補欠）のジョンヘはすぐビンタをするのです。

息子を殴って吹き飛ばしたあと、ジュンヘはサンピルの祖母の様子を聞きました。祖母と2人暮らしのサンピルは、祖母の話を出されると耳が痛い状態です。

警察署で母と派手なケンカをしたテギルは、早く独り立ちして暮らしたいとぼやきました。家出したいとサンピルに打ち明けます。

テギルがあせる理由はもうひとつあります。サンピルが職を見つけたとかで、働き始めるそうなのです。サンピルはテギルを心配しますが、テギルは衝動的に家出を行ないました。キップ売り場で「適当に」チケットを購入すると、高速バスに乗り込みました。

テギルが着いたのは、群山（クンサン）バスターミナルです。土地勘もなく途方に暮れていると、18歳の赤い髪の少女ソ・ギョンジュと出会います。ギョンジュの赤い髪が目立つのでテギルが見ていると、ギョンジュと口論になりました。ギョンジュはテギルの腹に拳を繰り出してきて、テギルは思わずしゃがみます。殴られたテギルが相手を追いかけますが、ギョンジュを見失いました。そのままあてもなく街をさまよっていると、「ジャージャー麺は店内食事3000ウォン」という看板を見つけました。空腹だったので、テギルはそのチャンプン飯店へ入ります。

店には初老の紳士的な男性・コン社長がいます。コン社長が店のオーナーでした。ジャージャー麺を掻きこむテギルの様子を見て、家出だとすぐに気づきます。

赤い髪の少女・ギョンジュも実は家出でした。同じ頃、ギョンジュがサウナで過ごしていると、同じくらいの年齢の少女2人が「3人でモーテルの部屋に移らない？」と誘ってきました。ギョンジュは彼女たちといっしょにホテルの部屋を取ることにします。

テギルもサウナで過ごしています。

サンピルが帰宅すると、内職をしていた祖母が「あなた誰？」と言いました。サンピルは苦笑しつつ名乗ります。母はすでに他界しており、サンピルは認知症の祖母を大事にしたいと思っています。

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