「スティルライフオブメモリーズ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

スティルライフオブメモリーズの紹介:2018年製作の日本映画。フランスの画家・写真家アンリ・マッケローニの写真集に想を得た「無伴奏」の矢崎仁司監督作。新進気鋭の写真家・春馬の写真展にキュレーターの怜が訪れる。その作品に心を奪われた怜は、何も訊かないこととネガを貰うことを条件に自分を撮ってほしいと春馬に切り出す。主人公の春馬を演じるのは、「ストロベリーショートケイクス」以来、矢崎監督と2度目のタッグとなる安藤政信。共演は「光と血」の永夏子、「蠱毒 ミートボールマシン」の松田リマ、「夢の女 ユメノヒト」の伊藤清美。音楽を「幼な子われらに生まれ」の田中拓人が担当。撮影は、矢崎監督のデビュー作「風たちの午後」以降、数々の矢崎作品を手がける石井勲。2018年3月10日、『第13回大阪アジアン映画祭』にてワールドプレミア上映。2018年3月17日、『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018』にて上映。

あらすじ動画

スティルライフオブメモリーズの主な出演者

安藤政信 – 鈴木春馬 永夏子 – 怜 松田リマ – 夏生 伊藤清美 – 怜の母 ヴィヴィアン佐藤 – 瑤子 有馬美里 – 踊り子 和田美沙 – 看護婦 清川葵 – モデル1 瑞乃サリー – モデル2 大塚怜央奈 – モデル3 四方田犬彦 – 比較文学者

スティルライフオブメモリーズのネタバレあらすじ

【起】– スティルライフオブメモリーズのあらすじ1

スティルライフオブメモリーズのシーン1

画像引用元:YouTube / スティルライフオブメモリーズトレーラー映像

森の景色が映し出されます。映像は素早くパンで映した樹木の映像が映ります。犬の鳴き声や草を踏み分けて歩く足音などが聴こえるなか、時折、カメラのシャッターを切る音が聞こえます…。(映画タイトル)

川のせせらぎの音が、現像バットの水の音に変わります。

定着液から取り出された印画紙には、さまざまな果実や植物のモノクロ写真がありました。貝や生き物の写真もあります。それらは新進気鋭の写真家・鈴木春馬の作品でした。

東京都のフォト・ギャラリーでは、鈴木春馬の個展が開催されています。そこで受付をしているのは、春馬の恋人・夏生でした。人が来なくて退屈なので、夏生は上着と靴を脱いで個展のフロアでバレエを踊ります。しかしそこへ怜が入ってきたので、恥ずかしそうにお辞儀をすると奥へ逃げ、上着と靴を履いて戻ってきました。

怜は山梨県立写真美術館のキュレーターの仕事をしています。たまたま見つけたギャラリーに入ってきたのですが、展示されている春馬の写真に心を奪われました。モノクロ写真が並んだ作品を見て、夏生に写真家のことを聞きます。

春馬はもうすぐ来ると言われましたが、怜は待たずに階段をのぼって去ろうとしました。長身の男性と階段ですれ違ったときに、個展の絵葉書を落として男性に拾ってもらいます。男性は春馬だと名乗り「個展、見てくれたんですね」と礼を述べます。怜はそのまま去りますが、春馬は立ち去る怜に向けてカメラのシャッターを切りました。

病気ですっかり意思疎通ができなくなった母を、怜は入院させています。そこに付き添った怜は、椅子から立ち上がると枕もとの机に近づきます。

机周辺には母の身の回りの品があります。母は画家で元気だったころに描いていた絵の具とスケッチブック、タバコとライター、モノクロ写真などです。幼少期の母親と思しきモノクロ写真と、大人になった母のヌード写真を撮ったスナップ写真でした。それを見ているとベッドに横たわる母の目が開きます。目が合いますが、母は無反応です。

春馬は水着姿の女性3人を撮影しています。そこへ取材申し込みの電話が入りましたが、春馬は苦手だからと断りました。春馬と夏生と友人のゲイバーの店主は、春馬の作品について「心の傷に触れる」と話します。

春馬に電話がかかってきました。それは仕事の依頼で、「モノクロフィルムで個展のような写真を撮ってほしい」という内容でした。春馬はそれを引き受けます。

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