「スティルライフオブメモリーズ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

【承】– スティルライフオブメモリーズのあらすじ2

スティルライフオブメモリーズのシーン2

画像引用元:YouTube / スティルライフオブメモリーズトレーラー映像

怜の母は病気になって寝込んでからも、山梨県にあるアトリエの鍵をネックレスにして肌身離さず胸にかけていました。怜はそれを母の首から外します。

春馬は仕事の依頼主から聞いた場所に、電車に乗ってやってきました。最寄り駅に車で迎えに来た怜を見て、春馬は個展に来ていた女性だと気づきます。

助手席に座った春馬は「どこ行くんですか。なんでモノクロのフィルムなんですか」と質問をします。しかし怜はなにも答えずハンドルを握って、山梨の山深いアトリエに春馬を連れていきます。

そこで怜は春馬に2つの約束を要求します。「質問はしないこと」「撮ったフィルムは怜に渡すこと」そう告げたあと春馬に、報酬の入った封筒を渡しました。金額に不足はないので、春馬が機材の準備をしていると、その背後で怜はスカートとパンティストッキングを脱ぎました。何を撮ればよいかと質問する春馬に、怜は下着を外すと下半身を指さして「ここ(女性器)を、撮ってください」と言います。

光度計で確認して撮影を始めたものの、春馬は戸惑いました。撮影を中断して「どう撮ればいいか判らない」と答えます。

タバコを吸いながら窓を開けた春馬に、怜は春馬の作品に惹かれたと話しました。春馬の作品を見ていると、時間がなくなったように感じると言います。写真から音が聞こえるとも話ました。それを聞いた春馬は嬉しく感じます。

黄昏時になりました。アトリエの窓から差し込む光を見て、春馬は撮影を再開します。それからは夢中になってシャッターを切りました。

日没後に撮影が終わりました。片付けをする春馬に、怜はフィルムを要求します。春馬は現像アイテムを持っているのかと質問しかけますが、質問はご法度と気づいてフィルムを渡します。そして先ほど怜が話した「写真から聞こえる音」について聞きました。怜は「静けさのなかに、かすかに聞こえる音がある」と答えます。

怜は車で駅まで送ろうとしますが、具合が悪くなったのかバス停の近くで春馬をおろしました。ひとりにしてくれという怜を気にしつつ、春馬は去ります。バス停にはバスを待つ人がおり、春馬はそれが整然と死を待つ人のように見えました。電車に乗って東京へ帰ります。

春馬は夏生といっしょに暮らしています。夏生が仕事先の人にワインをもらってきて、飲もうと言いました。なにを撮影したのかと聞かれた春馬は、「ただのブツ撮り」と答えただけで、誰と何を撮っているのか詳細はボカします。

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