「ストレイト・ストーリー」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

「ブルー・ベルベット」やTVシリーズ「ツイン・ピークス」など、カルト的な作風で知られるデヴィッド・リンチ監督が、病気で倒れた兄に会いに行く老人の「芝刈り機での旅」を淡々と描いた、ロードムービーの傑作です。時速8キロでトコトコと進んでいく芝刈り機の周囲に広がる、片田舎の鮮やかな風景が美しく、主演のリチャード・ファーンズワースはじめ、年配の俳優陣の抑えた演技が心に深く染み入る名作です。

あらすじ動画

ストレイト・ストーリーの主な出演者

アルヴァン・ストレイト(リチャード・ファーンズワース)、ローズ(シシー・スペイセク)、トム(エヴァレット・マッギル)、ライル・ストレイト(ハリー・ディーン・スタントン)

ストレイト・ストーリーのネタバレあらすじ

【起】– ストレイト・ストーリーのあらすじ1

ストレイト・ストーリーのシーン1

画像引用元:YouTube / ストレイト・ストーリートレーラー映像

アメリカのアイオワ州にある、片田舎の町に住む頑固者の老人アルヴィン・ストレイトは、娘のローズと2人で暮らしていましたが、ある日突然家の中で倒れてしまいます。ローズは、1人で起き上がれないくせに「大丈夫だ」と強がるアルヴィンを車に乗せ、半ば強引に病院へ連れて行き、診察を受けさせます。

73歳になるアルヴィンは持病の腰痛に加え、糖尿病の影響で視力も衰え始めており、診察した医師は「まだタバコを吸ってるんですね。辞めないと危ないですよ」と忠告しますが、アルヴィンにその忠告に従うような様子は全くありませんでした。

アルヴィンはローズに、医師の診断は大したことなかったとウソを突き、ローズもウソとわかっていながらそれを否定せず受け入れます。そんな時、遠く離れたウィスコンシン州に住むアルヴィンの兄・ライルが、病で倒れたという連絡が入ります。自分の命がそう長くないかもしれないと考えたアルヴィンは、1人で兄に逢いに行くことを決断します。

視力が衰え車も運転出来ないアルヴィンが、どうやってライルの元まで行くのかとローズは反対しますが、アルヴィンは耳を貸さず、趣味で運転していた芝刈り機の改造を始めます。時速8キロしか出ない芝刈り機の後ろに、荷物を載せるトレーラーを繋ぎ、それで長旅に出るつもりだったのです。

長旅に用いる芝刈り機の燃料を買いに行った雑貨屋でも、アルヴィンと同じ年ごろの店主や老人仲間がアルヴィンを心配します。そんな中、アルヴィンは芝刈り機に乗って、遂に兄のいる町への旅をスタートさせます。雲ひとつない晴天の中、真っすぐに伸びる片田舎の道を、芝刈り機はテクテクと気持ちよさそうに進んでいきます。

しかししばらく走ったところで、芝刈り機のエンジンがストップしてしまいます。アルヴィンは仕方なく、通りがかったバスに乗せてもらって隣町まで行き、軽トラックの荷台に芝刈り機と一緒に乗って、出発した町へと戻ってきます。家に帰ったアルヴィンは、このオンボロめが!と怒ったように、芝刈り機を猟銃で撃って燃やしてまいます。

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