「タロウのバカ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

タロウのバカの紹介:2019年製作の日本映画。「日日是好日」の大森立嗣が監督・脚本を務めた青春ドラマ。戸籍がなく、学校に通ったことのない少年タロウには、エージとスギオという高校生の仲間がいる。3人は奔放な日々を過ごしていたが、偶然一丁の拳銃を手に入れたことから現実と向き合うこととなる。出演は、本作が俳優デビューとなるYOSHI、「アルキメデスの大戦」の菅田将暉、「町田くんの世界」の太賀。

あらすじ動画

タロウのバカの主な出演者

タロウ – YOSHI エージ – 菅田将暉 スギオ – 仲野太賀 吉岡 – 奥野瑛太 恵子 – 豊田エリー 洋子 – 植田紗々 藍子 – 角谷藍子 勇生 – 門矢勇生 矢口 – 荒巻全紀 井上 – ACE 金田 – 葵揚 鳥のようなおじさん – 水澤紳吾 柔道部の先生 – 池内万作 健 – 伊達諒 ラブホテルの男 – 中島朋人 自転車に乗った女 – 大谷麻衣 スギオの父親 – 水上竜士 公園のおばさん – 小林千里 拘置所に拝んでいる女 – 播田美保 柔道部の男 – 原沢侑高 サラリーマン – 伊藤佳範 白塗りの役者のリーダー – 村松卓矢 白塗りの役者たち – 大駱駝艦 小田 – 國村隼

タロウのバカのネタバレあらすじ

【起】– タロウのバカのあらすじ1

タロウのバカのシーン1

画像引用元:YouTube / タロウのバカトレーラー映像

半グレ集団のリーダー・吉岡が元ヤクザの小田を黒いワゴン車の助手席に乗せて、山奥の廃墟になった施設にやってきました。門扉を開けてなかに進み、廃墟の扉を解錠すると、なかは比較的綺麗でした。その施設のいちばん奥の広いホールのエリアには、たくさんの障害者がベッドを与えられて、相部屋で過ごしていました。障害者の待遇は劣悪です。

吉岡は、奥に血を流して倒れている障害者を見つけました。それを見た吉岡は、障害者の面倒をみるよう頼んでいたバイトのエージを殴りつけます。小田は倒れている男を見て、知り合いの闇医者のところへ連れて行くかと聞きますが、吉岡はピストルを手に取ると倒れている男を殺しました。「生死の判断がつかない奴は殺せ」というのが、吉岡の口癖です。

吉岡と小田は車に遺体を乗せると、山奥に捨てに行きます。小田は運転席の吉岡に「あんた、間違ってるよ。調子に乗るなよ」と言いました。吉岡はそれに答えず、小田に好きな歌をうたうよう言いました。小田は「ふるさと」を口ずさみます。

穴を掘って遺体を捨てた小田は、遺体を見下ろしてしゃが見込むと、手を合わせていました。その横に立った吉岡は小田の頭にピストルを向け、射殺しました。小田の遺体も穴に蹴落として埋めます。

東京都足立区。大きな川が流れて、頭上を高速道路が枝のように伸びている町の河原で、上半身裸の少年・タロウがいます。タロウはうろうろと草のあいだを歩き、寝転がって自由に過ごしています。(映画タイトル)

タロウにはエージとスギオという友だちがいました。タロウという名は本名ではなく、スギオがつけた名前です。タロウは戸籍もなく、一度も学校へ行ったことがないという少年でした。タロウの母はタロウに「ヨシズミ」という名前をつけていますが、学校に通わせることなくアパートの部屋でひそかに育てていました。母が部屋に帰ってくる頻度が減ったので、タロウは外で過ごす時間が多くなり、同年配のエージやスギオと出会いました。

エージとスギオは谷中修徳高等学校に通っています。

エージは柔道部のエースで、スポーツ特待で高校に入っていました。エージの兄も柔道部の卒業生で、現在は関東大学で活躍しています。優秀な兄の弟なのでエージも期待されていましたが、ケガで柔道をあきらめなくなりました。目標がなくなったこともあり、エージは破れかぶれの気持ちに傾いていました。タロウと意気投合しています。

スギオはエージやタロウと仲良くしていますが、2人とは少し心的距離があります。スギオは同じ高校の洋子という女子生徒に思いを寄せていました。

3人で遊びながら、エージがタロウに「スギオは洋子が好き」と話します。洋子は援助交際をしていました。町にあるラブホテルにいろんな男性と言って身体を売って、金を受け取っています。エージの発言をスギオはムキになって否定しました。エージはタロウといっしょにバカさわぎをする時間が好きでした。いっしょに無茶をやって「飛ぶ」のは面白いと感じていましたが、「飛ぶと落ちるとき、死ぬ」から度を過ぎるとよくないという自覚はありました。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「タロウのバカ」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×