映画:ツユクサ

「ツユクサ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

【結】– ツユクサのあらすじ4

ツユクサのシーン4

画像引用元:YouTube / ツユクサトレーラー映像

しかし本当は芙美のことが友達として好きな航平は、誘われるがまま貞夫と釣りへ出かけた。

貞夫は不器用ながら、直子や航平のこともきちんと考えてくれる懐の深い男性であった。父親として男として、ゆっくりと絆が2人に芽生えてゆく。

芙美と出会い、幸せを手にしたかにみえた吾郎であったが、彼も少し訳ありの男性であった。

今度は吾郎が自分の過去をゆっくり語り始める、もともと吾郎は歯医者として働いていたが、激務で家族を顧みれず妻は鬱になり自殺してしまった。それを機に廃業した。自分は歯を直すことしかできなかった。

かつて公園で吹いていたツユクサの草笛は妻が教えてくれたものであった。

逃げ出してきた吾郎ではあったが、どこにでもツユクサはあることを知り、彼はもう逃げずに東京へ戻るということを芙美に伝えた。

芙美は少し素直になることにした。それまで酒を絶っていたが久々に酔って帰宅する。そして写真にこう語りかけた。

「りょうちゃん、お母さん…ちょっとだけ女の子しました」

と語りかけた。

航平が東京へ旅立つ日、見送りに行く芙美。しかし航平の表情は冴えない。航平は家族で転勤することにしたのだ。

「芙美ちゃんは絶対に幸せになる、月の隕石にぶつかったんだもん、ほら、ハグしよ」

とぎゅっと航平を抱き寄せる。恥ずかしいよーと航平は言いつつもぎゅっと抱き返した。

「僕がいなくても、幸せになってね」

と言って、去っていった。

夜、歯の痛みを感じた芙美。

彼女の歯の痛みを、心を直せるのはただ一人だけ。

芙美は、吾郎が営む歯科クリニックへ向かった。

「痛みだけ、取ってください。そうすればきっと頑張れるので」

そう言って笑った。

港町に戻った芙美は、半分だけの月の石を海へ放り投げた。その時、大きな鯨が遠くで飛び上がったような気がした。

「一億分の一で隕石が当たったんだよ、もうきっと芙美ちゃんに当たることはないだろうけど、幸せになれないなんてないんだからね」

航平が言っていた言葉を思い出す。

ふっと気配を感じて、振り返ると吾郎が立っていた。芙美は大きく飛び上がり、彼に駆け寄っていった。

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