映画:ノーボーイズノークライ

「ノーボーイズノークライ」のネタバレあらすじと結末

ヒューマンドラマ

ノーボーイズ,ノークライの紹介:日韓合作の映画として2009年に公開され、妻夫木聡、ハ・ジョンウが主演をつとめ、監督はキム・ヨンナム、脚本は渡辺あやが担当しています。日本と韓国でそれぞれ物資の密輸入を行っている2人の若者が、誘拐された社長の娘を運ぶことになり、厄介な騒動へと発展していきます。家族が大きなテーマとして描かれており、恵まれない環境の中で芽生えていく2人の友情が垣間見られる作品です。

あらすじ動画

ノーボーイズノークライの主な出演者

亨(妻夫木聡)、ヒョング(ハ・ジョンウ)、ジス(チャ・スヨン)、ボギョン(イ・デヨン)、隆(柄本佑)、奈美(徳永えり)、敦子(貫地谷しほり)

ノーボーイズノークライのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ノーボーイズノークライのあらすじ1

ノーボーイズノークライのシーン1 韓国人のヒョングは天涯孤独の身で、幼い頃に自分を拾ってくれたボギョンを慕って生きていました。
ヒョングは日本で成功しているボギョンの仕事を手助けしおり、船で密かに日本海を渡り山口県の沿岸まで行くと、韓国から時計や薬品などの荷物を届けていたのでした。
山口県ではヒョングからの荷物を受け取る役目として、同じくボギョンの部下である亨が待っていました。
2人はボギョンに雇われる身として仕事を通じて知り合い、ボギョンは密入国をして日本で遊んでは、韓国に戻って荷物の運搬を行なうという仕事を繰り返しているのでした。
ボギョンが運んでいる荷物の中には壺の中に漬けられているキムチがありました。
それはボギョンの姉が漬けたもので、ボギョンはその味をたいそう気に入っており、荷物を届けるたびに「美味い美味い」と大事そうに食べているのでした。
あるとき、ヒョングはいつものように山口県沿岸で亨の姿を待っていましたが、その姿がなかなか見当たりません。
そのうちにヒョングは船酔いをしてしまい、船から顔を突き出していると海面で何かの気配を感じます。
ヒョングが目を凝らして海面に注意を払っていると、突然海の中から女性の姿が現れ、ヒョングの首をつかんで海に引きずり込もうとするのでした。
必至に抵抗するヒョングでしたが最後には首から下げていたキムチの壺とともに海へと落ちてしまいます。
ヒョングが遭遇したそれが一体何だったのかは分かりませんが、これによって取り出した壺には海水が入り込み、キムチは台無しになってしまうのでした。
亨と合流したヒョングですが、ボギョンの大好物であるキムチが台無しになってしまったことで気落ちしてしまいます。
しかし亨は何事もなかったかのように壺を洗うと、壺の底に白い粉の入った袋を敷き、その上から市販のキムチを入れていました。
壺を受け取ったボギョンはいつもと変わらずに美味しそうにキムチを食べ、壺を大事そうに抱えているのでした。

【承】- ノーボーイズノークライのあらすじ2

ノーボーイズノークライのシーン2 ヒョングはあるとき韓国から女性を運んでもらいたいと依頼を受けます。
それは韓国にある大企業の社長の娘で、日本に渡ったヒョングは縛られている女を性亨とともにアパートの一室に運びます。
そこで見張りをしていたヒョングですが、何者かが現れて女性を連れ去ろうとするのでした。
ヒョングは慌ててその場から逃げ出し、亨に助けを求めます。
その間に逃げ出そうとする女性ですが、ヒョングと亨を見て父親の元へ戻してくれるのであれば5000万円ずつ支払うと約束するのでした。
韓国の大企業・大成生命の社長はボギョンとつながっており、自社のお金を横領してボギョンのもとへと流していました。
しかし社長は預かっていたお金を持って行方をくらましたことで、ボギョンは社長の娘であるジスを誘拐しようとしていたのでした。
亨はヒョングに嘘を教え、またボギョンにも嘘の報告をしてヒョングがジスとともに裏切ったことを伝えます。
またヒョングが日本で関係を持っていた女性は、ボギョンの息子である隆の妻で、しかも亨の妹・奈美であったことが判明し、ヒョングがボギョンのもとへ戻れない状況を作るのでした。
ヒョングは自分を陥れるような行動をする亨を問い詰め、亨は全て金のためだと話します。
亨は古びた一軒家に認知症の祖母や妹の奈美、そして奈美の3人の子どもたちとともに生活しており、末っ子は体が弱く手術を必要としていました。
しかし生活していくだけでも大変な中でお金が必要な亨は、奈美に売春を勧めてお金を作り、自身も闇の仕事に手を染めながら家族での生活を維持していたのでした。
亨はヒョングとジスを自分の家へと招き、ヒョングらは亨の置かれている状況を目の当たりにします。
天涯孤独で何にも縛られていないようなヒョングの生き方を亨はうらやみ、自分の家族も都合よく消えてくれないかと、ふと考えることを話すのでした。
亨はドラッグストアの駐車場で昔付き合っていた彼女・敦子と再会します。
敦子はドラッグストアで働いており、些細な失敗に思いつめる敦子の話を聞いて、亨は微笑ましく思うのでした。
家に戻るとヒョングやジスたちが亨の家族と食事をしており、にぎやかで楽しそうに食事をしている様子に、亨は家の外からそっと耳を澄ませているのでした。

【転】- ノーボーイズノークライのあらすじ3

ノーボーイズノークライのシーン3 ヒョングたちはジスの父親が隠れていそうな場所を探しますが手掛かりはつかめず、ジスから父親が糖尿病であることを聞かされます。
インスリンの注射が必要になるはずだと予想した亨は、密売ルートを持っている韓国雑貨の小売店に出向き、最近大量に購入した人間はいないかと問いますが、失敗に終わるのでした。
奈美を使い情報を聞きだした亨は、ジスの父親の手がかりをつかみますが、亨たちが家で寝ていると、夜中に隆がやって来るのでした。
突然の訪問に慌てて対応する亨でしたが、隆は構わずに家の中に入って来ます。
なんとか誤魔化そうとする亨ですが、寝言で韓国語を口走るジスによって嘘がばれ、ヒョングの存在まで知られてしまいます。
隆を拘束しようとする亨たちでしたが、子どもを人質に取る隆に手を出すことができません。
そこへ後ろから来た奈美が隆を殴って気絶させ、さらに泣きながらとどめを刺そうとする奈美を亨は慌てて止めるのでした。
自分たちの居場所が隆にバレてしまったことで亨はヒョングや家族と一緒に別の場所へと移動します。
小さな団地へと引っ越した亨たち家族でしたが、子どもたちは遊びまわり末っ子は熱にうなされ、祖母は勝手に外に出ていってしまったりと亨はあちこちに振り回され、どういようもない苛立ちを近くに停めてあった自転車にぶつけます。
ヒョングは熱でうなされている奈美の末っ子のために、団地の近くで行われていたカラオケ大会をやめるようにと言いますが、韓国語では取り合ってもらえずにいるのでした。
そんな中、亨はカラオケ大会に飛び入り参加し、「アジアの純真」を歌い始めます。
その様子を見てヒョングも途中から壇上に上がり、マイクをとって2人で歌うのでした。
亨たちは奈美の持ってきた情報をもとにジスの父親が滞在しているホテルを割り出し、いよいよその場所へと向かいます。
しかし亨は途中で引き返し、ドラッグストアへ向かうと敦子のもとへ行き、お金が入るかもしれないと話し、寄りを戻そうとするのでした。
今まで何もしてやることの出来なかった自分を反省する亨ですが、敦子の困った顔を見てすでに自分に気持ちがないことを悟ります。
亨はドラッグストアの外で一人涙を流しており、ヒョングはその様子を心配そうに眺めているのでした。

【結】- ノーボーイズノークライのあらすじ4

ノーボーイズノークライのシーン2 亨たちがホテルに着くと客室へと歩いていく韓国雑貨の密売商人を発見し、3人はその男の後を追います。
エレベーターの中で拘束し、部屋へと案内させますが、室内にいた男は逃走します。
必死で追いかけ捕まえる亨ですが、その男はジスの父親ではありませんでした。
亨の後から追っていたヒョングはボギョンから連絡を受け、亨は当初ジスを大成生命の人間に引き渡しお金をもらおうとしていたことを知ります。
また幼い頃に生き別れた母親の存在をちらつかせ、ジスを連れて来ないと母親を殺すと脅されるのでした。
ヒョングは亨に真実を問い詰め、ジスをボギョンのところへ連れて行こうとするヒョングと亨は殴り合いになってしまいます。
家族のためならどんなことでもするという亨に、ヒョングは自分の母親も人質に取られていることを話すのでした。
体力を使い切り、お互いに地面に倒れ込んでしまう2人の前にジスが現れ、父親が見つかったことを話します。
亨はジスが死んだことにして、自分をボギョンのところへ連れて行けば母親が殺されることはないとヒョングに話します。
亨はその代わり、ジスからもらった金を必ず家族のもとに届けて欲しいとヒョングに伝えるのでした。
2人で車に乗り込みラジオをつけると、韓国語講座が流れてきました。
亨はラジオから流れてくる韓国語をその通りに繰り返しながら、ヒョングと笑い合います。
そんな様子を見ていたヒョングは突然車を止めて亨を車から降ろすと、「家に帰れ」と突き飛ばし、自分だけ運転席に乗り込み、走り去ってしまうのでした。
一人でボギョンのもとに戻ったヒョングは部下たちから手痛い仕打ちを受けます。
血だらけになりながら母親の命だけは助けて欲しいと懇願するヒョングでしたが、「マーメイド」という店でストリッパーをやっていたというヒョングの母親は、すでにボギョンたちによって殺されていたのでした。
ヒョングは体に重りを付けられ、ボギョンの部下たちによって海の中へと沈められてしまいます。
深い深い海の底へ沈んでいくヒョングは薄れゆく意識の中で人魚の姿をとらえ、子どもの頃に見たアニメのことを思い出していました。
人魚は沈んでいくヒョングの体を支え、海面へと押し上げていくのでした。
海面に顔を出すと、それは人魚ではなく亨の姿で、亨はヒョングを抱え上げ必死にヒョングの名前を呼び、人工呼吸をほどこします。
意識のないヒョングの姿に、泣きながら名前を呼ぶ亨。
ヒョングはその声を聞いてアニメの中の王子と混同し、「泣くなよ王子。もし目が覚めたら、笑ってやるよ」と、心の中でつぶやいていました。

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みんなの感想

ライターの感想

同じような境遇にある日本と韓国の若者が、ひとつの事件を通して友情を深め合っていく作品で、まっとうな生活をしたいと思いながらも家族のために、裏の仕事をしている亨が切なくなりました。
亨とヒョングが一緒に「アジアの純真」を歌うシーンは、その瞬間だけ境遇や悩みや国籍の壁も無くなり、歌によって気持ちがひとつになっているような気がして、とても良いと思いました。

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