映画:バースデーカード

「バースデーカード」のネタバレあらすじと結末

ヒューマンドラマ

バースデーカードの紹介:吉田康弘監督・脚本によって2016年に公開された作品で、橋本愛が主演をつとめています。夭逝した母から誕生日に毎年手紙を受け取ることで、成長していく主人公の人生を描いた物語となっています。映画内では実際のテレビ番組である「パネルクイズ アタック25」が物語の重要な要素として描かれており、司会をつとめる谷原章介や出題者の加藤明子アナウンサーなどが本人役として出演しています。

あらすじ動画

バースデーカードの主な出演者

鈴木紀子(橋本愛)、鈴木芳恵(宮﨑あおい)、鈴木宗一郎(ユースケ・サンタマリア)、鈴木正男(須賀健太)、立石純(中村蒼)、石井沙織(木村多江)、真帆(湯川ひな)、谷原章介(谷原章介)

バースデーカードのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- バースデーカードのあらすじ1

バースデーカードのシーン1 主人公・鈴木紀子は幼い頃から引っ込み思案な性格でした。
紀子はクイズが得意で小学生の頃に学校のクイズ大会でクラス代表に選ばれますが、本人は乗り気ではない様子でした。
紀子は母・芳恵と図書館に行った際に、本の物語を例にして「自分は脇役がいい」と話しますが、芳恵は図書館にある本を見渡し、物語ひとつひとつに主人公がおり、紀子の人生の主人公は紀子だけであると紀子を諭します。
小学校のクイズ大会の当日、紀子の父・宗一郎や芳恵も見守っていましたが、紀子はクイズ大会で1問も答えることができませんでした。
帰り道、紀子は芳恵に「やっぱり脇役でいい」と話します。
そんな紀子に芳恵は未来への希望を語りますが、紀子は「ママはどうなの?」と尋ね、希望通りの人生を送れているのかと問われてしまうのでした。
芳恵は病気を患っていました。
病室で「アタック25」を見ながらクイズを解いていく芳恵を見て、紀子は芳恵にアタック25に出てほしいとせがみます。
芳恵は病気が良くなったら考えると約束し、紀子は応募はがきを書き始めるのでした。
しかし月日が経っても芳恵が退院できる日はやって来ませんでした。
芳恵は自分の容態が悪化していくことを悟り、その前に紀子や宗一郎、弟の正男と一緒にピクニックへと出かけます。
原っぱに椅子やテーブルを並べ、ケーキやカレーを作ったあと、芳恵は誕生日を迎えた紀子に手紙を渡します。
「絶対に良くなる」と笑顔で話す芳恵に、紀子は誕生日の手紙を来年も再来年も欲しいとせがみ、芳恵は約束するのでした。
しかし芳恵の意思もむなしく、彼女は病によって亡くなってしまいます。
小学校から帰ってきた紀子や正男は芳恵の遺影に手を合わせて宗一郎のもとへと急ぎます。
その日は紀子の誕生日で、宗一郎は手製のポストを用意し、その中には生前に芳恵が書いた手紙が入れられているのでした。
そこには母の字で、おめでとうのメッセージとともに紀子が20歳になるまで毎年手紙を書くことが記されていました。
手紙にはひまわりの種が同封されており、紀子は正男とともに庭にひまわりの種を植えます。

【承】- バースデーカードのあらすじ2

バースデーカードのシーン2 毎年届く母からの手紙には、紀子の成長に合わせてさまざまなことが書かれていました。
12歳の誕生日に書かれていたのは美味しいチョコマフィンの作り方が記されており、学校で手作りマフィンを振る舞ったことで紀子はクラスの人気者になるのでした。
13歳の手紙には学校をさぼって映画を観ることを勧める内容が書かれており、紀子は一人で映画館に行き映画を観ました。
14歳の手紙には口紅とともにファーストキスの心得が記されており、紀子は地元の夏祭りで気になるクラスメイトの立石純と偶然遭遇し、良い雰囲気になります。
ファーストキスをすることはできませんでしたが、立石は16歳になったらバイクの免許を取りたいと語り、そのときには紀子は後ろに乗せると約束するのでした。
17歳になった紀子は船に乗って母の地元へと向かっていました。
手紙には地元の中学校に埋めたタイムカプセルを回収してほしいと書かれており、そのために母の中学時代の親友である石井沙織のもとを訪ねたのでした。
沙織は紀子を歓迎し、中学時代の同級生との同窓会に参加して思い出話しを聞きますが、修学旅行の話しになるとばつが悪そうな表情を浮かべます。
沙織や芳恵たちの修学旅行は当初東京に行く予定でしたが直前になって予定が変わり、芳恵と沙織は修学旅行をボイコットしようとしたと言います。
沙織は修学旅行の当日に両親に泣きつかれたことで修学旅行に参加するはめになり、芳恵だけが修学旅行に参加することがなかったのでした。
これ以来、沙織はなんとなく芳恵を裏切ってしまった形になり、関係がぎくしゃくしてしまったと言います。
2人が東京にこだわった理由はピンクレディーの解散コンサートが同日に行われていたからであり、紀子は母がピンクレディーのファンであったことを初めて耳にします。
沙織の家に宿泊していた紀子は学校に行かず引きこもっていた沙織の娘・真帆と出会い、心を閉ざしていた真帆は音楽を通じて紀子に心を開いていきます。
母を亡くしている紀子は真帆に母を大切にするようにと伝え、真帆はうなずくのでした。
紀子は沙織たちと一緒に中学校でタイムカプセルを開け、そこで母の埋めたものを発見します。
それはピンクレディーの解散コンサートのパンフレットで、沙織と紀子は母が修学旅行の日に一人で東京に行っていたことを知るのでした。
パンフレットには「沙織、ごめんね」と書かれたメモが貼りつけられており、それを見た沙織は涙を流します。

【転】- バースデーカードのあらすじ3

バースデーカードのシーン3 大学生になり19歳の誕生日を迎えた紀子は、母からの手紙を読むことをためらっていました。
母からの手紙にはさまざまな指令が書かれており、それをやることで成長できた部分はあるものの、18歳のときには友人との約束を取りやめたり、受験勉強に影響が出たりと大変な思いをしたためでした。
「ママに縛られるのは嫌」という紀子の言葉を聞いた父・宗一郎は普段の明るい性格から一変し、怒りをあらわにします。
ケンカをして家を飛び出した紀子のもとに一台のバイクが止まり、そこにいたのは中学生のとき以来会っていなかった立石純でした。
立石は紀子をバイクの後ろに乗せると、自分が働いているラーメン屋へと連れていきます。
いつか独立したいという夢を語り、紀子にラーメンを振る舞うと、立石は家まで紀子を送っていきました。
部屋に戻った紀子が母からの手紙を開くと、そこにはこれまでの手紙とは異なり、手紙を書くことに葛藤した様子が記されていました。
19歳になる紀子の姿を想像することができず、なぜ自分は19歳の紀子に会えないのかと涙しながら母・芳恵は今まで書いた手紙を含めて捨てようとしていたこともありました。
宗一郎はそんな芳恵を必死に引きとめ、いまの正直な気持ちを書けばいいと提案します。
手紙の最後には「19歳の紀子がどんな紀子でも大好きです」と書かれており、手紙を読んだ紀子は涙を流すのでした。
紀子はリビングで寝ている父にそっと毛布を掛けます。
20歳になった紀子は昔のように家族でピクニックへ行き、そこで宗一郎から母が書いた最後の手紙を渡されます。
そこには紀子が幼い頃に母親に尋ねた「自分の人生に満足できているのか」という問いに対する答えが書かれていました。
後悔することも多くあったが、家族に出会えたことで大満足だったと書かれているのでした。
紀子は静かに涙を流し、夜になると家族3人で星を眺めるのでした。

【結】- バースデーカードのあらすじ4

バースデーカードのシーン2 月日は流れ、紀子は立石の働くラーメン屋に足を運ぶようになっていました。
立石とは恋人同士になり、誕生日の日に立石は紀子に時計を贈ります。
店内で流れているテレビでは「アタック25」が放送されており、立石にクイズが好きなのかと聞かれた紀子は顔を曇らせてしまいます。
小学校の頃のクイズ大会で答えることができなかったことを話すと、立石はリベンジするために番組に出場することを提案するのでした。
紀子は幼い頃に母とアタック25に応募するためのはがきを書いたことを思い出し、挑戦を決意します。
しかしアタック25に出場するためには難関の筆記試験や面接を突破する必要があり、試験挑んだ紀子はあえなく落選してしまうのでした。
それでも紀子は諦めることなく挑戦を続けます。
そのころ弟の正男は大学受験に失敗しており、自転車で日本一周の旅に出ると言い始め、宗一郎の制止を振りきって旅に出かけてしまうのでした。
挑戦を続けていた紀子は筆記試験を突破し、面接へと進みます。
思いの丈をぶつけてきたという紀子の話しを聞き、立石も紀子に思いの丈をぶつけ、プロポーズをします。
その夜、アタック25への出場が決まったと連絡を受け、紀子と宗一郎は大喜びで大阪へ向かうのでした。
番組の収録には宗一郎の他に、紀子の友人と立石も一緒に応援席で見守ることになりました。
収録がスタートすると紀子は他の参加者にも譲らない戦いを見せます。
一方、紀子との関係を伝えていなかった立石は、収録中に紀子にプロポーズをしたことを宗一郎に伝え、宗一郎を驚かせます。
惜しくも優勝することができなかった紀子ですが、立石との結婚を宗一郎に認めてもらうことができ、2人は結婚式を迎えるのでした。
結婚式の日には連絡を受けた弟の正男も戻ってきていました。
正男は紀子が結婚したときに渡すようにと、母からもう1通の手紙を託されており、式の前に紀子に手紙を渡します。
その手紙には、母からの祝福のメッセージとともに、手編みのベールが添えられていました。
母・芳恵は入院中から紀子の将来を想って、こっそりベールを編んでいたのでした。
病室のベッドの上で完成したベールを広げ、紀子がつけている様子を思い描いて「おめでとう」とつぶやく芳恵。
ベールをつけた紀子はそんな母の様子を想いながら「ありがとう」とつぶやくのでした。

みんなの感想

ライターの感想

内容としては序盤から分かりやすく感動できるストーリーとなっていますが、悲劇的ではなく明るく見られるようなコメディ要素もあり、実際の番組と絡める試みも面白いと思いました。

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