「ヒア アフター」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（2件）

画像引用元：YouTube / ヒア アフタートレーラー映像

【マリー】

フランスに帰国したマリーは、キャスターの仕事に復帰します。

番組のゲストの大手アパレル会社のCEOがおこなう東南アジアの児童労働について鋭く切り込む予定でしたが、思うようにいきません。彼女は臨死のときに見た光景が頭から離れず、仕事が手につかなくなってしまったのです。

それをディディエに相談すると、しばらく休養を取るように助言されるのでした。

【ジョージ】

自分の人生を変えるために、ジョージはイタリア料理教室に通い始めます。

そこでメラニーという女性に出会い、互いに好意を寄せるようになります。

その夜ジョージが帰宅すると、クリストスから話を聞いたという見知らぬ女性が待ち受けており、自分の霊視をしてほしいと懇願されます。

困り果てたジョージはビリーに相談しますが、才能を生かすべきだと告げられるのでした。

【マーカス】

ジェイソンの葬儀が済むと、ジャッキーは依存症の更生施設へ入所することになりました。

福祉局の勧めで里親と暮らすことになったマーカスですが、それ以来心をふさぐようになります。

【マリー】

休養中、マリーは以前から興味があった執筆活動を始めることにします。

キャリアのあるマリーは出版社からおだてられ、政治家に関する本を書くと意気込みますが、考えるのは死後の世界に関することばかりでした。

【ジョージ】

ある日の料理教室で、ペアを組んだ相手に目隠しをして、食べさせた食材が何かを当てさせるというゲームをおこないます。

それによってジョージとメラニーの距離は一気に縮まり、その後ジョージのアパートで一緒に食事をすることになりました。

2人で食事の準備をしていると、ビリーからの留守電メッセージが流れて、ジョージが霊能者であることをメラニーに知られてしまいます。

メラニーはジョージの能力に興味を持ち、彼はしぶしぶ特殊能力を得た経緯を説明します。ジョージは幼い頃に脳の病気を患い、後遺症で受動型統合失調症になりました。それ以来、悪夢や消えることのない幻覚などに悩まされてきたのです。

あるとき友達の隣に座っていると、見知らぬ女性の姿を見ます。女性の存在を友達に話すと、前週に亡くなった母親にそっくりだと言うのです。

医師から処方された多量の薬を飲むと死者のビジョンは収まるものの、正気を保てなくなるという弊害がありました。ジョージは薬によって人生を台無しにするよりも、相手の代わりに死者と交流する人生を選んだのでした。

メラニーは近親者を亡くして傷ついており、自分の霊視をしてもらいたいと頼みます。

ジョージはメラニーとは普通の関係でいたいと伝えて断りますが、霊視をするよう強引に迫られるのでした。

ジョージは心臓発作で亡くなったメラニーの母親の存在を的中させます。しかし、彼女はさらなる追求をして、ジョージは昨年亡くなった彼女の父親の言葉を聞きます。

父親は昔メラニーにおこなった行為を悔いており、いつの日か許してほしいと何度も言っていたのです。

それを聞いたメラニーは深く傷つき、ジョージは相手のことは深く知り過ぎない方がいいと言葉をかけます。メラニーはアパートを立ち去り、一人号泣するのでした。