「フィリップ、きみを愛してる!」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(3件)

交通事故がきっかけで、「ゲイである」ことを隠さず自由に生きることを心に決めたスティーブ。彼は刑務所内で運命の男性、フィリップに一目惚れをしてしまう。はじめは小さな嘘だったのがどんどん大きくなり、詐称に詐称を重ねる嘘にまみれたスティーブの人生をポップに描いたニューマンコメディ作品。

あらすじ動画

フィリップ、きみを愛してる!の主な出演者

スティーヴン・ラッセル/ジム・キャリー/藤原啓治 フィリップ・モリス/ユアン・マクレガー/森川智之 デビー・ラッセル(スティーブンの元妻)/レスリー・マン/石津彩 ジミー・ケンプル/ロドリゴ・サントロ/神奈延年 リンホルム/アントニー・コローネ/菅生隆之

フィリップ、きみを愛してる!のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

両親に養子であることが告げられたスティーブン。彼は善く生きようと警察官になった。職権を使い産みの母を探し出すが、彼は思いがけず冷たくあしらわれてしまう。ショックを受けた彼は、仕事を辞め妻と子と共にテキサスへ移住。そこで交通事故を起こし、「ゲイである」という隠してきた秘密を隠さず、正直に生きることを心に決めた。 ゲイとしてオープンに生きる彼の人生はある時から大きく狂い始める。

【起】– フィリップ、きみを愛してる!のあらすじ1

フィリップ、きみを愛してる!のシーン1

画像引用元:YouTube / フィリップ、きみを愛してる!トレーラー映像

病室のベッドで一人こと切れそうな男。彼がこの物語の主人公だ。

彼の名前はスティーブン。彼は養子だった。彼はそのことを養父母に伝えられると、衝撃の事実にめげまいと完璧な、善き人であろうと人生を送ってきた。やがて警察官になったスティーブは、愛する妻と愛娘と三人でとても幸せに暮らしていた。可愛い娘をベッドで寝かしつけ、妻とのナイトライフにも精を出す。愛にあふれた生活だ。

妻は信仰深く善良であった。彼は職権を使い、本当の母親を探し出し、真実が書かれた書類を手にした。「これは悪いことなのでは」と後ろめたさがあったが、それも妻に告げ、背中を押してもらった。

書類にあった母の住所は思いがけず彼らの住まいと同じ町。スティーブはこれに喜び、思い切って母を訪ねることに。胸をときめかせて母の家のドアを叩く。出てきた母は警察官の姿の彼に訝し気だ。突然の訪問だ無理もない、そう思ったスティーブは玄関先で自分はあなたの息子であると告白するが、母は眉を寄せ「知らない」と冷たくあしらった。予想外の反応の上、自分を捨てた理由も聞かせてもらえず、母は現在の家族の待つ部屋に戻ってしまいました。

ショックを受けたスティーブは警察官を辞め、テキサスへと家族で引っ越しました。新しい土地でも幸運にもいい仕事に就くことが出来、夫婦仲も円満。母親のことを除けば、スティーブの新生活は良いことずくめのように思われた。が、彼には妻にも言えない秘密があった。彼は幼少のころからゲイだったのだ。妻と結婚してからも彼は男性との性的な関係を断つことは出来ず、テキサスに越して来てからもそれは続いた。スティーブは残業や接待といった小さな嘘で誤魔化しながら、夜ごと男性たちとの逢瀬を繰り返した。心なしか妻との行為よりも情熱的。これが彼の隠し通してきた本来の姿だった。

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