映画:ブラインドネス

「ブラインドネス」のネタバレあらすじと結末

ブラインドネスの紹介:日本、ブラジル、カナダ合作のパニック映画。ジョゼ・サラマーゴの原作小説「白の闇」を、フェルナンド・メイレレス監督が実写化。主演はジュリアン・ムーア。日本公開は2008年。

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ブラインドネスの主な出演者

眼科医の妻(ジュリアン・ムーア)、眼科医(マーク・ラファロ)、サングラスの女(アリシー・ブラガ)、日本人の男(伊勢谷友介)、日本人の男の妻(木村佳乃)、泥棒(ドン・マッケラー)、少年(ミッチェル・ナイ)、黒い眼帯の老人(ダニー・グローヴァー)、バーテンダー(ガエル・ガルシア・ベルナル)、厚生労働大臣(サンドラ・オー)

ブラインドネスのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ブラインドネスのあらすじ1

ブラインドネスのシーン1 都会の街角の交差点で、一台の車が立ち往生してクラクションが鳴り響きます。
運転していた日本人の男は、突然目の前が真っ白になり、視力を完全に失ってしまったのです。彼は親切な男に保護されて、自宅まで送り届けられますが、車を持ち去られてしまいます。
男は妻に付き添われて眼科医へ向かいますが、眼球に異常はなく、原因がわからないと告げられます。しかし、各地で失明者が続出しており、診察室にいたサングラスの女や、黒い眼帯の老人、母親に付き添われてきた少年、車を奪った泥棒、そして眼科医までもが失明してしまいます。

驚異的な速度で広がる感染症だと判断した政府は、緊急隔離政策を発動させます。感染者をかつて精神病院だった場所に隔離し、軍の元で警備することにしたのです。
眼科医も隔離施設に入れられることになりますが、夫の身を案じた妻は、自分の目も見えなくなったと嘘をついて、一緒に施設へ行くことを決心します。感染者に触れただけで全ての人間が失明する中、どういうわけか眼科医の妻だけは感染しませんでした。

隔離施設は男女問わず同じ部屋で、蛇口からは茶色の水しか出ないほど、衛生環境が悪かったのです。
少年がトイレに行きたいと言い出し、眼科医の妻はほかの収容者を連れて、施設を探索します。皆一列に連なって歩いているとき、泥棒は前にいたサングラスの女の身体を触ります。女はヒールで泥棒を蹴り、彼は足に傷を負います。そして、少年のトイレは間に合いませんでした。

トイレにも行けない収容者たちは、廊下で用を足すため、施設内は目も当てられないほど不衛生な状態となります。
政府は感染者の介護を一切放棄して、外からの情報を遮断し、内部から外に連絡することも許しませんでした。かろうじて食べ物は配給されるのですが、誰も掃除をすることができませんでした。

【承】- ブラインドネスのあらすじ2

ブラインドネスのシーン2 そんな劣悪な収容所生活でしたが、収容者は続々と増えていきます。やがて日本人の男の妻も、収容所に送られてきました。
たった一人目が見える眼科医の妻は、事実を隠しながら皆のために尽力します。移動用の紐を張ったりなど、さまざまなサポートをしますが、やがて一人でどうにかできる限界を超えてしまうのでした。
足に傷を負った泥棒は、軍から物資が届かず治療ができなかったため、破傷風となってしまいます。
そんな中、眼帯の老人がラジオをつけます。世界中に感染が拡大していることが報道されていました。
あるとき、新たに収容者が運ばれてきます。この中の一人が列から外れてしまったとき、軍人はなんと彼に向けて発砲したのです。
いつ死んでもおかしくないという恐怖に蝕まれた泥棒は、施設を飛び出し自ら監視兵に撃たれて死亡します。

隔離施設に人が増え過ぎたことで、とうとう物資が不足してきます。
そこで、自分が所属する病室のリーダーであるバーテンダーは、ある行動に出ます。彼は元々盲人で、目が見えない生活に慣れている老人を味方につけて、自分の病室だけで配給される食糧を独り占めすると言い出すのです。
バーテンダーは銃を持ち込んでおり、所内の放送を通じて、他の病室の人々に向けて金品と引き替えに食物を配ると脅迫します。さらに、スティーヴィー・ワンダーの「I Just Called to Say I Love You」を口ずさみ、不敵に笑うのでした。

眼科医は所属する病室の皆から金品を受け取り、食糧をもらいに行きます。
バーテンダーの気まぐれで、3箱あるはずの配給を2箱に減らされ、眼科医は怒りが頂点に達します。しかし、逆らうことはできませんでした。
何もできなかったことを悔やむ眼科医のもとに、サングラスの女が現れます。女は眼科医に理解を示し、そして何を思ったのか2人はセックスを始めます。
眼科医の妻は、その一部始終を見ていました。しかし、彼女は怒りませんでした。

【転】- ブラインドネスのあらすじ3

ブラインドネスのシーン3 着の身着のまま隔離施設にやってきた人々は、すぐに差し出すものがなくなってしまいます。
バーテンダーは次の要求として、女性収容者の身体を差し出せと言います。収容者たちは当然怒り出しますが、女性たちはプライドをかなぐり捨てて、要求をのむ決断をします。
眼科医の妻がいる病室からは、9名の女性がバーテンダーの待つ病室へ向かいます。残された男性たちは、何もできない無力さに打ちひしがれます。
バーテンダーが所属する病室の男たちは、現れた女性たちに陵辱の限りを尽くします。ある男は行為の最中じっと動かない女性をゾンビと罵り、殴りつけて殺してしまうのです。

眼科医の妻は、仇討ちと物資を確保するため、隠し持っていたハサミを手にバーテンダーの元へ行きます。そして、彼女はバーテンダーを刺し殺します。
さらに別の女性は、ライターで彼らの病室に火を放ちます。みるみるうちに火は燃え広がり、やがて隔離施設全体が炎に包まれるのでした。
収容者たちは大慌てで外に非難しますが、監視役の軍の姿がどこにもありませんでした。眼科医の妻が扉を開け、彼女たちは久しぶりに自由な世界へと繰り出します。
ところが、外の世界は隔離施設以上に荒れ果てていたのです。列車は脱線し、街中で暴虐が繰り広げられ、人や動物がそこら中で餓死していました。

眼科医の妻は先導して休めるところを探しますが、一人が離ればなれになってしまいます。
やがて無人の喫茶店を見つけて、眼科医の妻は夫を連れて、食糧を確保するために街へ繰り出します。
眼科医の妻は、スーパーマーケットを探し当てます。夫に入り口で待つように指示し、中に入っていきますが、棚はすでに荒らされていました。さらに奥へ向かうと、地下倉庫から大量の食糧が見つかります。
しかし、ほかの感染者に気付かれてしまい、眼科医の妻は襲われます。事態を察した夫が、見えないながらも彼女を必死に救い出します。そして、何とか食糧確保に成功するのでした。

【結】- ブラインドネスのあらすじ4

ブラインドネスのシーン2 眼科医の妻は、夫を待つ間教会に立ち寄ります。
そこには、目隠しされたキリスト像やマリア像がありました。中では説教者が「神は隠れているが、我々を罰しているわけではない」という話をしていました。
眼科医の妻は、遠くで数頭の犬が男性の死体をむさぼり食べているのをじっと見つめます。そこに飼い犬だったらしき犬がやってきます。犬は彼女に懐き、皆が待つところへ連れて行くことにします。
一方、街では雨が降り出していました。収容所で身体を洗えなかった人々は、笑顔で雨に当たります。日本人の夫妻は、抱き合って喜びを表現するのでした。

眼科医の妻は、一行を自宅へ招待します。彼女たちは久しぶりに安心感を共有し、眼科医の妻は調達してきた食材で腕をふるい、晩餐を楽しみます。
そして、女性たちは仲良く並んでシャワーを浴びます。眼科医の妻は、黒い眼帯の老人をお風呂に入れてあげます。彼女は連れてきた少年の親を見つけてあげたいと語ります。
夜が深まると、サングラスの女と黒い眼帯の老人が、密かに愛を語り合っていました。眼科医の夫婦も愛し合い、夫は妻の顔を手で触って「君が見える」と言います。

ある朝、皆で写真撮影をしていました。
日本人の男は、眼科医の妻が淹れてくれたコーヒーを手に取り、「目を覚まさなきゃ」と言います。すると、カップに注がれたコーヒーが突然見えるようになったのです。
男は眼科医の妻に「あなたが見える」と叫び、皆で歓喜します。最初の感染者である日本人の男の視力が回復したのなら、自分たちも時間が経過したら治るはずだと、一行は希望に満ちていました。
しかし、眼科医の妻だけはバルコニーに出て、一人空を見上げます。目線を下げると、荒廃した街並みが見えます。
そして「彼女は思った。私には見えなくなる」とナレーションで語られる場面で、物語は幕を閉じます。

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みんなの感想

ライターの感想

映画を観ているだけでも、目が見えない人の感覚が伝わってくる作品でした。閉鎖的な空間で繰り広げられる醜悪な人間模様なども非常にリアルに描かれており、「自分だったらどうするか」と考えずにはいられませんでした。そんな中、たった一人目が見える眼科医の妻は、驚くほど強くて献身的なキャラクターです。感染する病気であることを知っていながら夫に付き添い、常に先頭に立って皆の世話をして、困難にも一人で立ち向かっていきます。これは目が見えるからと言って、全員が同じことをできるわけではありません。だから凄みがありました。また、ラストで語られるセリフは、「今度は自分が失明する」ということ以上の、深いメッセージがあるように感じました。

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