映画:ブリグズビーベア

「ブリグズビーベア」のネタバレあらすじと結末

ブリグズビー・ベアの紹介:2017年製作のアメリカのコメディドラマ。誘拐犯に育てられた青年が長年見続けてきた教育番組「ブリグズビー・ベア」の続編製作に挑む姿を描く。第89回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞ではインディペンデント映画トップ10に選出された。

あらすじ動画

ブリグズビーベアの主な出演者

ジェームス(カイル・ムーニー)、エミリー(クレア・デインズ)、テッド(マーク・ハミル)、ヴォーゲル(グレッグ・キニア)、エリック(アンディ・サムバーグ)、スペンサー(ジョージ・レンデボーグ・ジュニア)

ブリグズビーベアのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ブリグズビーベアのあらすじ1

ブリグズビーベアのシーン1 舞台はアメリカ、ユタ州。25歳の青年ジェームスは同居する両親から家の外は有害なガスが充満していると教えられ、物心ついてから一度も外から出たことがありませんでした。そんなジェームスには友達ができようもなく、唯一の楽しみは週一で届く教育番組のビデオだけでした。その番組のタイトルは「ブリグズビー・ベア」、クマのヒーローが悪役のサン・スナッチャーから銀河の平和を守るというストーリーです。動くクマの着ぐるみと合成映像で作られた番組に、ジェームスは毎週心を踊らせていました。

そんなある日、突然ジェームスの家に男たちが押し入り、両親から隔離されてしまいました。男たちの正体は警察でした。ジェームスが両親と思っていた二人は実は偽物で、幼いジェームスをさらい、自分の子どもとして育てていた誘拐犯だったのです。

ジェームスの救出は大きく報道されましたが、ジェームス自身は落ち着いて淡々と現実を受け入れました。外の世界に徐々に溶け込んでいくジェームスでしたが、そんな中でも常に気になっていたのは「ブリグズビー・ベア」の続編でした。しかし、続編のビデオがジェームスの元に届くことはありませんでした。

本当の両親はジェームスと家族らしい時間を分かち合いたいと望んでいました。ある日、父親のエリックがジェームスを映画館に連れ出すと、ジェームスは大きなスクリーンに映し出される迫力の映像と音響にすっかり魅せられました。その後も両親はジェームスとの時間を楽しもうとしますが、この映画観賞がきっかけでジェームスの興味は映像製作へと傾いていきました。

そんな中、担当カウンセラーから「ブリグズビー・ベア」は偽の父親のテッドがジェームスのためだけに作った教育番組だと知らされます。両親はジェームスの心が傷つくことを心配しますが、ジェームスの表情は急に明るくなりました。テッドが続編を作ることができないのなら、自分が続編を作ってしまえばいい…ジェームスはそう思い、映像製作の方法を自分なりに調べ始めました。

【承】- ブリグズビーベアのあらすじ2

ブリグズビーベアのシーン2 そんなある日、ジェームスは思春期の妹オーブリーから友達の家のパーティに誘われました。オーブリーはジェームスによそよそしい態度をとり続けていましたが、友達の家に遊びに行く口実作りのためにジェームスを誘うことにしたのです。

ジェームスはこのパーティで初めての友達と知り合いました。一人はオーブリーの親友のメレディス、もう一人はSF好きのスペンサーでした。ジェームスは二人に「ブリグズビー・ベア」の魅力を説明しますが、知らない間にクスリを飲んでしまい、フラフラになってしまいました。メレディスはそんなジェームスを寝室に連れて行き、キスをして楽しませようとしますが、ジェームスは初めての体験に驚き、パーティから逃げ出してしまうのでした。

その後、ジェームスは本格的に続編作りに乗り出しました。手始めに、ジェームスは偽両親を逮捕したヴォーゲル刑事の元を訪れ、テッドが番組作りに使ったセットが欲しいと直談判しました。ヴォーゲルは証拠品を渡すわけにはいかないと返答しつつも、ジェームスの情熱に理解を示しました。ヴォーゲルは高校時代に俳優として舞台に立ったことを明かし、ジェームスの前で「テンペスト」のプリスペローの演技をほんの少しだけ披露してみせました。ジェームスはヴォーゲルの演技力の高さに興奮しますが、それと同時に俳優をやめてしまったことに失望していました。「好きなことを諦めるなんて」とジェームスに言われ、ヴォーゲルは何も言葉を返すことができませんでした。

それから間もなく、ヴォーゲルがジェームスの家を訪れました。ジェームスはヴォーゲルから「ブリグズビー・ベア」の着ぐるみや小道具を渡され、興奮しました。ヴォーゲルはジェームスの言葉に心を打たれ、ひそかに証拠品の一部を持ち出したのです。

その後、すぐにジェームスはスペンサーに連絡を取り、続編製作の企画会議を開催しました。「ブリグズビー・ベア」のビデオをジェームスから借りたスペンサーは、すっかり作品に魅せられ、ジェームスの続編作りに映像クリエイターとして参加することとなっていたのです。スペンサーは撮影準備を手伝うのと併行して、「ブリグズビー・ベア」の過去の作品をネットにアップロードしていました。この映像は少しずつ反響を呼び、ジェームスの大きなモチベーションとなっていきました。

スペンサーとの撮影作業は順調に進んでいきました。ジェームスは着ぐるみを着て主人公になりきり、アクロバティックな動きを披露することもありました。ジェームスはヴォーゲルにも戦士役として出演を依頼、ヴォーゲルは見事な演技でジェームスの期待に応えました。

【転】- ブリグズビーベアのあらすじ3

ブリグズビーベアのシーン3 その後、ジェームスとスペンサーは泊りがけのロケを企画、オーブリーやメレディスも参加することとなりました。このロケを通じて、オーブリーは劇中音楽についてアドバイスするようになり、兄妹はすっかり親密な仲になっていました。「今まで意地悪しててごめん」と、オーブリーは素直にジェームスに謝るのでした。

しかし、その夜に問題は起こりました。ジェームスは映像に迫力を出そうと、本物の爆薬を爆発させたのです。スペンサーがジェームスの非常識さに怒っていると、パトカーが到着、ジェームスたちはただちに捕らえられてしまいました。今回の爆発事故がきっかけで、ヴォーゲルの証拠品持ち出しも明るみに出てしまい、ジェームスは映像製作を両親から固く禁止されてしまいました。

その後、ジェームスはひそかに家を抜け出し、慣れない車の運転で旅に出ました。偽の両親と暮らした家を訪れた後、ジェームスはとあるカフェに寄りました。すると、そこにはジェームスがずっと探し求めていた人物の姿がありました。それは、「ブリグズビー・ベア」で双子のヒロインを一人二役で演じたホイットニーでした。ホイットニーはジェームスに気づき、仕事が終わった後、二人で話す時間を持ちました。番組の中では少女だったホイットニーも、今では小さな子どもを持つ母親となっていました。ホイットニーはあの番組の目的も知らずに出演したことを後悔していましたが、ジェームスは長年憧れていた女性と出会えたことに感激していました。ジェームスは「ブリグズビー・ベア」の続編に出演して欲しいとホイットニーに伝えますが、ちょうどそのとき、警察がカフェに到着しました。ジェームスはホイットニーに番組で使われた護符を渡すと、「君を愛してる」と言い残し店を出て行きました。

警察に保護された後、ジェームスは治療のために病院に入れられることとなりました。ジェームスは治療に専念しますが、そんな中、偽の両親が罪を認め、遠方の刑務所に移ることが決まったことを知らされました。

【結】- ブリグズビーベアのあらすじ4

ブリグズビーベアのシーン2 その後すぐ、ジェームスは続編を製作するために病院から脱走しました。ジェームスは家にこっそり侵入し、小道具を持ち出そうとしますが、そのとき、家のガレージから騒がしい声が聞こえてくるのに気づきました。

ガレージに行くと、そこには両親とオーブリー、スペンサー、ヴォーゲルが「ブリグズビー・ベア」のセットを作っていました。オーブリーに撮影中のジェームスの生き生きとした姿を見せられ、両親はジェームスの映像製作を手伝いたいと望むようになったといいます。セット作りはジェームスへのサプライズのつもりでしたが、ジェームスが戻ったことですぐに製作再開が可能となりました。両親がブリグズビーをジェームスの一部と認めてくれたことをジェームスは喜び、家族と抱き合うのでした。

その後、ジェームスはテッドと面会する機会を持ちました。テッドは誘拐した経緯を告白するつもりでいましたが、ジェームスの面会目的は誘拐とは関係がありませんでした。ジェームスが望んだのは、テッドの声でした。過去の作品と同様、続編においてもテッドの声でナレーションを流したいとジェームスは望んだのです。テッドはジェームスの続編製作を誇らしげに思い、感慨深げにジェームスの脚本を読み上げ始めました。先ほどまでの暗いトーンとは打って変わり、コミカルな声で「それは、我が銀河系の苦難の時代」とお決まりのナレーションを読み上げるテッド。ジェームスはそんなテッドにマイクを向け、録音作業に集中するのでした。

それから間もなく、続編は完成し、街の劇場で試写会が開かれることとなりました。ジェームスはプレッシャーでトイレにこもっていましたが、劇場では大勢の観客が主人公の冒険に笑い、感動していました。宇宙船に乗り、時には激しい格闘をし、ブリグズビーは次々と困難を乗り越えていきました。そして、クライマックスには、ホイットニー演じる双子のヒロインとヴォーゲル演じる戦士が登場。ブリグズビーはヒロインの双子と戦士の力を借り、悪役のサン・スナッチャーに突撃、すると、サン・スナッチャーは悲鳴を上げて爆発しました。

映画が終わったタイミングでジェームスが劇場に入ると、大喝采の拍手で迎えられました。家族と友人に抱きしめられ、続編の成功に微笑むジェームス。その様子を、スクリーンの前からブリグズビーも眺めていましたが、その姿はすぐに消えてしまいました。

みんなの感想

ライターの感想

監禁されて育った青年が主人公と聞いて、かなり暗い物語と思ったのですが、実際に観てみると、無邪気な青年が夢を叶えるハートウォーミングな物語でした。「ブリグズビー・ベア」だけを観て育ったという背景が主人公のキャラクターにしっかりと活かされており、大人の常識にとらわれない純粋な主人公の姿に感動させられます。また、誘拐犯を演じたマーク・ハミルの声色の使い分けが見事で、声優としての長年のキャリアを感じさせました。

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