「プライズ秘密と嘘がくれたもの」のネタバレあらすじと結末の感想

ヒューマンドラマ

プライズ 〜秘密と嘘がくれたもの〜の紹介:2011年製作。70年代、軍事政権化のアルゼンチンを舞台に、母と二人きりで孤独な生活を送る少女の姿を描いている。女性監督パウラ・マルコヴィッチの実体験を元に描かれた作品で、世界の数々の賞に輝いた。セシリア役のパウラ・ガリネッリ・エルツォクの天才的な演技力に注目。

予告動画

プライズ秘密と嘘がくれたものの主な出演者

ルシア(ラウラ・アゴレカ)、セシリア(パウラ・ガリネッリ・エルツォク)

プライズ秘密と嘘がくれたもののネタバレあらすじ

【起】- プライズ秘密と嘘がくれたもののあらすじ1

7歳のセシリアは母・ルシアと浜辺の近くの家で暮らしていました。風が吹きつけてきて、窓が何度も開いたり閉まったりします。
近くに学校があるとセシリアは母から聞きます。セシリアは家に帰りたいと母に言葉を漏らします。
セシリアは学校に行くことになり、母から家族のことを聞かれた時は?と質問されます。父はカーテンを売り、母は主婦だと答えます。
セラフィン・ダビラ校にやってきたセシリアは、教室をうろうろします。女の子が話しかけてくれて、席に座ります。
先生から入学手続きは?と聞かれます。知らないと答えると、母に入学手続きをするようにと言われます。
セシリアは学校で友達になったシルヴィアと浜辺で遊びます。犬のジムがやってきて、ジムのつづりなどを話します。
セシリアは家や家族のことを彼女に聞かれます。ブエノスアイレスで父はカーテンを売っているとしか答えませんでした。帰ってくるのと聞かれても、分からないと答えるしかありませんでした。

【承】- プライズ秘密と嘘がくれたもののあらすじ2

ある日、セシリアは母と共に、袋に包んで何かを捨てに行きます。スコップで砂を掘り返す母に、セシリアは本を埋めても良いか聞くと、遊びではないと言われます。
セシリアは遅刻してしまい、先生に席で立っておくように言われます。そして詩を覚えるようにと紙を渡されます。それはアルゼンチンの栄誉の旗についての詩でした。読むのが早いセシリアに、先生は皆のお手本になると褒めます。
セシリアはここに住んでいることを話してしまい、母から怒られてしまいます。二人は身を隠すため、ここに住んでいました。
いとこは既に見つかり、セシリアは殺されるのと不安に思います。母は話したでしょと返します。
セシリアはシルヴィアと同じクラスのウォルターという男の子と楽しく遊びます。ある日、ウォルターがカンニングしたとして、誰が教えたのかと先生は怒ります。
笑い話しではないと先生が怒りますが、セシリアと周りの子たちは笑いまくります。ウォルターもつい笑ってしまいます。全員、雨が降る中、外を歩かされます。
シルヴィアはセシリアが教えたと指を指します。教えてるところを見たと証言し、セシリアだけ壁の近くで立っているように先生に言われます。
家に帰って、セシリアは母から学校はもうだめだと、家にいるように言われます。熱いお湯に足をつけるように言われて、セシリアは家にいると言います。
しかし、セシリアは止める母を振り払い、家を飛び出して学校に行きます。シルヴィアはセシリアではなく、ウォルターが悪いと言います。ウォルターは触らせるのと言って、クラスの皆は笑います。先生はセシリアとシルヴィアを仲直りさせます。

【転】- プライズ秘密と嘘がくれたもののあらすじ3

雨がひどくなり、家が浸水してきます。母はスコップで水を食い止め、セシリアははしゃいでいました。
ある日、セシリアのクラスにエステベス軍曹がやってきます。先生が気をつけを言うと、子供たちは笑います。ロペスは鼻をほじっていて、校庭に立たされることになります。
軍曹は、賛美する作文と国旗を書くコンテストがあることを知らせに来ます。先生はスペルなど書き方に関する注意事項を説明します。
隣でシルヴィアがぐったりする中、セシリアは黙々と書き始めます。彼らは私のいとこを殺した、などをセシリアは書いていきます。
セシリアはよくないことを書いたかもと、母に伝えます。母は後で読むから写しを置いといてと言います。
その内容を読んで、母は誰に話したか問いかけます。セシリアが軍人と答えると、母は荷物をまとめ始めます。
駅で待ち続ける中、セシリアは軍人ではなく、先生に渡したと話します。母は先生の家に行って、訂正したいと申し出ます。
訂正はできないと先生から言われ、母は涙を浮かべながら、セシリアと帰ることにします。先生が作文を読むと、彼女の夫が引き止めに来ます。

【結】- プライズ秘密と嘘がくれたもののあらすじ4

先生はもう一度書いていいとセシリアに紙を渡します。セシリアは何と書けば良いか母に問いかけます。母は逆のことを書けばよいと言います。
先生はセシリアの社会保障番号が必要だと言い、母は番号を書きます。セシリアが作文を書き直します。セシリアと母は家に戻ることにします。
そしてセシリアの作文が最優秀賞になります。先生はセシリアをとても褒めます。皆は祝福のキスをしてくれます。シルヴィアだけは気に食わない様子で、本当は悪い子なのにと、セシリアと遊ばなくなります。
それからセシリアは、学校で1人で過ごすようになります。先生の周りをうろうろしていると、軍本部の式典の日はきちんとした格好で来てねと言われます。
たくさんの拍手がもらえると、セシリアは出席したいと母に駄々をこねます。母は授賞式には出ないのと無理矢理聞かせます。
聞き分けのないセシリアに、母は手紙を見せます。セシリアは悲観論者がどういう意味か聞きます。母は存在しないという意味だと答えます。父は軍に殺されたの、とセシリアは問いかけます。
セシリアは先生の娘の小さい靴を借りて、授賞式に出ます。ラモン・カンポス大佐の演説が始まり、セシリアはシルヴィアに父の死について話します。
受賞者が発表されていき、セシリアが呼ばれます。終始うつむき加減で、セシリアは表彰状を受け取ります。
帰ってきて、セシリアは母に謝ると許してくれます。セシリアは1人、砂浜で泣き続けます。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、軍から身を隠す母娘の様子を映し出しています。音楽が無い中、セシリアや子供たちの笑い声が響き渡るのが特徴です。
音楽がほぼない作品です。一方で、強い風の音や窓の音、ケースをひこずる音などが強調されています。それらがリアリティを高めています。 
はっきりと台詞で伝えるのではなく、内容から読み解く力を必要とする作品です。観る側の思考力を高めてくれて、面白さを倍増しています。
最後まで見終わって、父を想うセシリアの泣き続ける姿が印象的でした。悲しむ子供を生み出してはならないと、訴えかけているように感じました。

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